楽譜の読み間違いが多い人に足りないもの
今回は読譜力についてのお話です。
読譜力には個人差がありますが、譜読みをして初レッスン時に殆ど読み間違えのない人もいれば、毎回読み間違いを指摘されてしまう人もいます。
読み間違えの原因がわかれば改善できそうですね。
この記事で読譜力について以下のことを解説していきます。
- 譜面を読み間違えてしまう3つのポイント
- 何故読み間違えてしまうのか
- 改善方法
- 改善に役立つ教材
【読譜力をあげよう】楽譜の読み間違いが多い人の共通点とその対策
【読譜力をあげよう】楽譜の読み間違いが多い人の共通点とその対策
楽譜は最初の読みはじめがとても大事です。
間違って読んでしまうと、気づいた時にはだいぶ弾けた状態になっていて、間違いの音が身体に入ってしまっていると、直すのが一苦労だったりします。
読み間違いやすい箇所はいくつかありますので、そこを気を付けるようにするだけでも、随分と読め方は変わってきます。
では以下の4つ
- 譜面を読み間違えてしまう3つの共通点
- 何故読み間違えてしまうのか
- 改善方法
- 改善に役立つ教材
譜面を読みを間違えてしまう3つの共通点
譜面の読み間違いやすい箇所は以下の3つです。
加線の多い音
加線が3本以上になると間違いが多くなってきます。
休符や長い音
休符の拍感をキープできず、いい加減に数える傾向があります。
音価の短いリズムと長い音が混在する場合、特に長い音の拍を数えず端折る傾向があります
臨時記号や調号
小節内の音が多かったりすると、はじめの方についていた臨時記号が後ろの方で見落としてしまいがち。
また転調したりして曲の雰囲気が変わってしまった時なども注意して読まないと、調号や臨時記号を読み落としてしまうことがあります
何故読み間違えてしまうのか
読譜の経験値が低くソルフェージュ力が足りていないため。
さらに深掘りした理由は以下。
- 蓄積されているリズムパターンが少ない
- 楽譜中のリズムを見た時に1小節にハマる音の数がパッと認識されづらい
- 譜割りをする習慣がない
改善方法
リズムを読む系のソルフェージュを徹底して行うことで、楽譜を読む時に何を注意しなければならないのかが認識されるようになっていきます。
ソルフェージュを継続することによって習慣づけられていきます。
あと読譜の時に以下のことを気を付けて習慣化していくと良いと思います。
- パッと読めない音は書く
- 難しいリズムは譜割りをする
- 見落としがちな臨時記号や調号はあらかじめ書いておく
書くことで、繰り返し譜面を読む時にまた一から…ということがなくなり、また注意喚起になるのでミスが少なくなります。
改善に役立つ教材
リズム系のソルフェージュ本や視唱ソルフェージュを徹底的にやるのが良いです。
コツコツとやり続ける必要があるので、自分で制覇するのはかなり大変かもしれません。
先生に相談して楽器のレッスンに組み込んでいただくか、あるいは別でソルフェージュだけレッスンを受けるのが良いです。
ソルフェージュレッスンで使用している教材をご紹介しておきます。
これらの教材をやりきるとかなりの力が付きますのでご参考にして下さい。
【読譜向上のためのリズム系ソルフェージュ諸本】
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まとめ
譜面の読み間違いが多い人の共通点と対策について
- 譜面を読み間違えてしまう3つの共通点
- 何故読み間違えてしまうのか
- 改善方法
- 改善に役立つ教材
解説しました。
よく譜面を読み間違える人は、すぐになかなか直らないという特徴もあります。
読み間違いが多いと、レッスンでは間違いの指摘に時間の大半を費やすことになります。
音楽や奏法などもっと演奏のレッスンを深く受けたい場合は、出来るだけ自身の譜読みの段階で読み違いの内容にしておく方がよいでしょう。
楽譜をちゃんと読める人は、ソルフェージュ能力が高いという共通点もあります。
間違えたとしても1つ多くて2つ、勘違いによって起こる程度です。
ソルフェージュの能力を上げることによって、かなりの読譜力アップが期待されますので是非取り入れてくださいね。