【音楽家直伝】ワンランク上の美しい演奏5つの特徴
美しい演奏は聴いた時にシンプルに「美しい…」と感じる演奏です。
聴いた時に美しいなと感じられても、いざ自分が再現する時にはどうなのかが気になる所ですよね。
こんな疑問を持ったことはありませんか?
- 美しい演奏ってどういう演奏なの?
- どうやって演奏したら美しくなるの?


この記事では美しい演奏の特徴
- バランスが良い
- 流れが自然
- 呼吸が感じられる
- 楽譜が読めている
- 表現できるテクニックがある
この5つについて解説していきます。
【プロ音楽家直伝】ワンランク上の美しい演奏5つの特徴

ワンランク上の演奏
美しい演奏には
どういった特徴があるの?
音楽はピアノのような鍵盤楽器、ヴァイオリンやチェロといった弦楽器、フルートやクラリネットの弦楽器、または歌手の声などで奏でられます。
ある程度の技術があり楽器が持つ音色で奏でられた音楽はそもそもがキレイなものですよね。
しかし色んな演奏の中でも美しいと感じられる演奏が存在します。
素人耳には詳しくはわからなくとも、そういった演奏は息をのんで聴いてしまったりします。
まず、美しさとは何か…哲学的ですが、こちらから掘り下げてみます。
美しい演奏とは
各辞書の意味は以下。
色・形・音などの調和がとれていて快く感じられるさま。人の心や態度の好ましく理想的であるさまにもいう
引用:goo 国語辞書
しみじみとした深い愛情を感ずるありさまのこと
引用:weblio 辞書
辞書にはこのような意味で書かれています。
個人的に気に入っているのは…
【美しい】
Google辞書
目・耳・心に、うっとりさせる感じで訴えて来る
グーグル辞書の意味がなんか良いですね。
美しさは観念的なものなので感じ方は個人差があります。
ゆったりと美しい演奏を美しく感じる人もいれば、キレキレの演奏に美を感じる人もいます。
また重厚感のある音色に美しさを感じる人もいます。
それぞれの曲のキャラクターに特徴があったとしても、どんな曲調であっても以下のポイントが抑えられていると聴き手が美しいと感じます。
- バランスが良い
- 流れが自然
- 呼吸が感じられる
- 楽譜が読めている
- 表現できるテクニックがある
では5つの特徴を解説していきます。
①バランスが良い
美しさ=バランスの良さと言っても過言ではないくらい、バランス大事です。
音楽でバランス大事なところは以下。
- 重音
- 強弱
- メロディ
- 和声
バランスの良さは立体的に音楽を作れるかがポイントですね。
②流れが自然である
音楽は時間とともに流れるものなので流れが大事。
流れの美しさは以下
- 流れが一辺倒か
- 意味なく加速したり減速してないか
流れが上手くいっていないと、1は退屈な状態になり、2は不安定すぎる状態
程よい揺らぎがあり流れがスムーズであることが美しさにつながります。
③呼吸が感じられる
音楽にはメロディーがありフレーズと表現されます。それは言葉と同じです。
言葉はワンセンテンスしゃべったら息がなくなる前にブレスをしますよね。
音楽においても、センテンスに合った区切りや呼吸が適切であるかが聴き手に意味が伝わるか伝わらないかの大きな違いとなります。
④楽譜が読み込めている
流れや呼吸といった音楽の表現は楽譜上から読み取る必要があります。
「楽譜の裏を読む」と表現することもあります。
音楽用語や記号によって視覚的に注意喚起されているものもあれば、音符の並びから読み取らないといけない場合があります。
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⑤上記を表現できるテクニックがある
表現するには音をコントロールするテクニックが必要です。
特に流れやバランス面は技術がなければコントロールできません。
なので技術的なポテンシャルによって現れる音楽に大きな差があります。
テクニックを向上させるための基礎練習をしっかり積められているかは演奏の美しさの基本ですね。
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美しい演奏のために必要な事
演奏が美しく聴こえるためには、雰囲気でそれっぽく演奏するという事も大事です。
美しい演奏のために必要なことは…
- それっぽさを出すためには表現ツールであるテクニック
- 音楽表現に説得力を持たせるための楽曲の分析と理解
- 音色を作り出すための耳
【美しい演奏に必要な基礎・ソルフェージュ・楽曲分析関連の記事】
まとめ
ワンランク上の美しい演奏の特徴
- バランスが良い
- 流れが自然
- 呼吸が感じられる
- 楽譜が読めている
- 表現できるテクニックがある
これらを解説しました。
美しい演奏のためには演奏のための基礎練習、楽曲の理解のための分析や楽典、ソルフェージュをあわせて向上させることも大事です。