スポンサーリンク

楽曲分析ってどうしたらよいの?【初・中級編】

楽曲分析, 和声, 読譜, 練習

演奏する曲は、ただソルフェージュ的に音を拾って楽器で音を鳴らすことの他に、楽曲分析をするとさらに曲の理解が深まり演奏に説得力も生まれます。どうしてそのように演奏するのかがわかるためにも大事なことです。

ミャウジ
ミャウジ
楽曲分析は楽しいよね。僕は大好きだけど、どうやって分析すればいいのかよくわかっていないって人もいるんじゃないかなぁ。
分析をせずに演奏している人も多くて、聴こえてくる音楽が無秩序であったり、自分の感覚だけで弾いていることが伝わっちゃうよね。難しい分析はさておき、簡単にやっておくべきことってのがあるよ。
かずねぇ
かずねぇ

難しい分析はちょっとよく分からない…という人も、簡単な分析からなら取り掛かれそうですね。音楽に秩序と説得力を生むための楽曲分析は、まず手始めにどういったことをすればよいのでしょうか。では、以下を見ていきましょう。


スポンサーリンク

調性・速度表示

その曲がどんな調性で書かれていて、どのような速度で演奏する指示がされているのかを見ます。調性は作曲者の活躍していた時代によって音律が多少違ったりしますが、ある程度共通のイメージがあります。

速度表示は、その楽曲の大きな雰囲気をつかむためにも押さえておかなければなりません。同じ音の配列でも速度が違う事によって全く違った楽曲になってしまいます。練習段階ではその速度で演奏できなかったとしても、どういった速さで演奏すべきかは押さえておく必要があります。

和声分析

難しい和声は上級者でなければ理解も分析も大変なので、まずは主和音と属和音がどこにあるかと、比較的認識が容易なサブドミナントをピックアップします。

次にカデンツ(Ⅴ⇒Ⅰ)がどこにあるかを探します。容易に探せるところと隠れて終止しているところがあります。これが見つかるとフレーズを収める箇所がある程度見当がつくようになります。

そして次に可能ならば減7の和音やちょっと複雑なサブドミナント諸和音(借用和音など)も見つけてみましょう。減7は転調の予兆である場合も多いので、見つけられると曲の感じが変わる場所という事が分かり、表情をどのようにつけるべきかを知る手助けになります。

転調

転調は大きく以下の3つの方法で取られています。

  • 調号による変化
  • 臨時記号による変化
  • 借用和音による一時変化

転調は曲の雰囲気や色が変わっている事を示します。転調の箇所を押さえておくと、曲の雰囲気を適切に作曲者の意思に沿って変化させることができ、表情変化にも説得力が生まれます。また主調からみてどのような調に転調しているかで変化の差があり音楽の意味付けも違ってきます。

まとめ

楽曲分析は論理的に楽譜を読まなければならないので難しく捉えられがちですが、実際にレッスンで受ける指摘の多くはこれらの理論に沿ったものであり、演奏の表現に大きく関わることです。気持ちやノリといった言わば場当たり的な表現ではなく、裏付けのある表現をするためには必須です。

単純な造りのものもあれば、かなり複雑に書かれている楽曲もあるので、まずはソナチネやソナタなどの形式がはっきりした楽曲で、上記の3項目から始めてみるのが良いでしょう。   

また、バッハのシンフォニアやフーガといった対位法で書かれているものは、4声のものは和声分析も可能ですが、フーガやその他の対位法の理解が必要になります。

バッハ演奏の分析はこちらの記事をどうぞ ⇒ バッハ★演奏に必要な5つの理解

分析に役立つ教材

【楽曲分析ってどうやるの?と疑問に思ったらまずこの本】

【基本的な和声が載っている虎の巻】

【楽典全般を網羅する素晴らしい1冊】


にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ(プロピアニスト)へ にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ にほんブログ村 クラシックブログへ

ランキングに参加しています リアクション頂けるとうれしいです