【演奏に必須】楽曲分析ってどうしたらよいの?《初・中級編》

2019年11月22日楽曲分析,和声,練習,読譜

今回は、曲を理解して演奏するために必要な楽曲分析についてのお話です。

演奏する曲は、ただソルフェージュ的に音を拾って楽器で音を鳴らすことの他に、楽曲分析をするとさらに曲の理解が深まり演奏に説得力も生まれます。

どうして「そのように演奏するのか」がわかるためにも大事なことだったりします。

ミャウジ
ミャウジ
楽曲分析は楽しいよね。僕は大好きだけど、どうやって分析すればいいのかよくわかっていないって人もいるんじゃないかなぁ。
分析をせずに演奏している人も多くて、聴こえてくる音楽が無秩序であったり、自分の感覚だけで弾いていることが伝わっちゃうよね。難しい分析はさておき、簡単にやっておくと良いことってのがあるよ。
かずねぇ
かずねぇ

難しい分析はちょっとよく分からない…という人も、簡単な分析からなら取り掛かれそうですね。

音楽に秩序と説得力を生むための楽曲分析は、まず手始めにどういったことをすればよいのか、この記事ではこんなことを解説していきます。

  1. 調性と速度などの楽譜内の表記
  2. 簡単な和声の分析
  3. どこでどんなきっかけで転調しているか

では解説していきます。

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【演奏に必須】楽曲分析ってどうしたらよいの?《初・中級編》

【演奏に必須】

楽曲分析ってどうしたらよいの?

《初・中級編》

まず楽曲分析をするには「楽典」と「和声」の知識が必要です。

こんな本で勉強します。

難しい事はさておき、だいたい曲がどんな感じで書かれてるかが分かるには、以下の3つの項目から理解するとよいです。

  1. 調性と速度などの楽譜内の表記
  2. 簡単な和声の分析
  3. どこでどんなきっかけで転調しているか

では、深掘りしていきましょう。


調性と速度などの楽譜内の表記

簡単に見るポイントは以下3つです

  1. どんな調性で書かれているか
  2. どのような速度で演奏する指示がされているか
  3. 曲中で速度を変える指示

調性は作曲者の活躍していた時代によって音律が多少違ったりしますが、ある程度共通のイメージがあります。

速度表示は、その楽曲の大きな雰囲気をつかむのに必要な情報です。

同じ音の配列でも速度が違うと全く違った曲になってしまいます。

練習段階ではその速度で演奏できなかったとしても、どういった速さで演奏したらよいのかは押さえておく必要があります。

簡単な和声の分析

簡単な分析するポイントはこんなところ

  1. 主和音と属和音
  2. 分かりやすいサブドミナント
  3. 減7・借用和音

難しい和声は上級者でなければ理解も分析も大変なので、まずは主和音と属和音がどこにあるかと、比較的認識が容易なサブドミナントをピックアップします。

次にカデンツ(Ⅴ⇒Ⅰ)がどこにあるかを探します。容易に探せるところと隠れて終止しているところがあります。これが見つかるとフレーズを収める箇所がある程度見当がつくようになります。

そして次に可能ならば減7の和音やちょっと複雑なサブドミナント諸和音(借用和音など)も見つけてみましょう。減7は転調の予兆である場合も多いので、見つけられると曲の感じが変わる場所という事が分かり、表情をどのようにつけたらよいかを知る手助けになります。

どこでどんなきっかけで転調しているか

楽曲中の転調はかなり色が変わります。理解すると音色変化のポイントが分かるのでめちゃ大事です。

転調は大きく以下の3つの方法で取られています。

  • 調号による変化
  • 臨時記号による変化
  • 借用和音による一時変化

転調は曲の雰囲気や色が変わっている事を示します。

転調の箇所を押さえておくと、曲の雰囲気を適切に作曲者の意思に沿って変化させることがでるようになります。

また主調からみてどのような調(近親調か遠隔調か)に転調しているかで変化の差があります。

どんな関係性の調に転調しているかで音楽上の意味も違ってきます。

まとめ

演奏に必須の楽曲分析について、まずはじめに分かっておくと良いこと3つ

  • 調性と速度などの楽譜内の表記
  • 簡単な和声の分析
  • どこでどんなきっかけで転調しているか

解説しました。

楽曲分析は論理的に楽譜を読まなければならないので難しく捉えられがちですが、実際にレッスンで受ける指摘の多くはこれらの理論に沿ったものです。

演奏の表現に大きく関わることで、気持ちやノリといった場当たり的な表現ではなく、裏付けのある表現をするためには必須です。

単純な造りのものもあれば、かなり複雑に書かれている楽曲もあるので、まずはソナチネやソナタなどの形式がはっきりした楽曲で、上記の3項目から始めてみるのが良いでしょう。   

また、バッハのシンフォニアやフーガといった対位法で書かれているものは、4声のものは和声分析も可能ですが、フーガやその他の対位法の理解が必要になります。


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