【レッスンの辞め方】やめたい・長期休みをしたい時のマナーと伝え方 ~辞める理由の実例~

2019年11月30日ピアノの先生のつぶやき,つぶやき,レッスン長期に休む,レッスンをやめる

レッスンをやめたい・長期休みしたい時にどういう理由を伝えて、どういうやめ方が良いのか悩んでいませんか?

辞めるのは色んな理由それぞれですが「辞め方」には人間性が出ます。いかなる理由にしても誠意をもってマナーよく辞めることが出来た方がよいですよね。

この記事では、わたしがこれまでに実際に遭遇したやめ方の実例と、知人の音楽家や先生方のお話を含めてご紹介していきます。

先生にも人間性や個人差があり全てに当てはまるわけではありませんが、問題なく辞めれる人に共通しているのが「誠意があるか、マナーが良いか」です。

結論から言うと一番辞めやすいのは物理的な距離が出来てしまう事や、学年が上がる時の環境の変化の時、または身体的な理由です。

しかしやめたい理由の中には「先生と合わない…ピアノが好きじゃない」という場合もあります。そういう時でもいちばん揉めなさそうな理由で辞めるのが良いでしょう。

ミャウジ
ミャウジ
先生を変わりたい時とかも、やめるって選択をしてから移る人もいるね。
先生や生徒の人間性も大きく影響することだね。
かずねぇ
かずねぇ

この記事では

  • レッスンをやめたいけどどう伝えればよいのだろう…
  • きっぱり言うのは躊躇する
  • やめるのではなく長期休みという形で何となくやんわりと離れたい

というお悩みをお持ちの方に、生徒側からやめる時と先生側からやめて頂く時の理由を実例をもとに紹介していきます。

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【レッスンの辞め方】やめたい・長期休みをしたい時のマナーと伝え方 ~辞める理由の実例~

【レッスンの辞め方】やめたい・長期休みをしたい時のマナーと伝え方 ~辞める理由の実例~

習い始めるよりもやめる時の方がデリケートですよね。そしてなるべく揉める事なく辞めれるのが理想だと思います。

でもいざ自分が辞めることにした時、他の人はどのようにしているのかも気になる所ですね。ここからは生徒側からと先生側からのレッスンのやめ方を実例を交えて見ていきましょう。

生徒側からやめる時

生徒側からのやめたり長期的な休みを取りたい時に聞く理由はこんなことが多いです。

  1. 何かの節目
  2. 物理的な事情
  3. 体調理由
  4. 家庭問題
  5. その他

1.何かの節目

以下のような理由。また事情が変われば戻ってこれる余白があるので最も辞めやすい理由です。

  • 学年が変わる
  • 学校を卒業する
  • 結婚する
  • 就職する

2.物理的な事情

通えないような状況になったり練習できない環境になってしまう事情です

  • 転勤などで引越し
  • 音出しに苦情が出た

3.体調理由

練習したりレッスンに通うのが身体的に難しい事情です

  • 持病の悪化
  • 病気やケガ

4.家庭問題

家庭問題は若い先生には少し通じづらいかもしれませんが練習したり通わせる余裕がなくなるという事情です

  • 介護
  • 看病
  • 反抗期
  • 家族問題

5.その他

なんとなく匂わせでフェードアウトしていくパターンです。辞める時のストレスは少ないかもしれませんが、よくない印象をもつ先生もいます。

  • 休みがちになりフェイドアウト

表向きの理由とは違う本当の理由

表面的な辞める理由の裏に、こういう事情があるようです

  • 先生の指導力や人間性に疑問を感じている
  • 根本的な価値観が変わってしまった

先生に疑問を感じたからと言っても先生側だけに問題があるわけではありません。

関係性が上手くいかない時「先生が悪い」と責めたくなる気持ちは否定しませんが、俯瞰してみると受け取る生徒側と先生側の価値観の違いが原因の場合も少なくないです。

先生はどう感じているか

環境が変わることが一目瞭然な理由の場合は、辞める理由としては軋轢がなく再開の可能性も残っています。

理由はいずれであれ

  • 自分の気持ちが原因で辞めたいのか
  • やむなき事情で辞めざるを得ないのか

は伝わっています。家庭問題が絡んでいる事もあるため、先生側からやめて頂く方向で働きかける事もあります。

先生側からやめて頂くとき

先生の多くがどんな事情の生徒さんであっても

ピアノを習いたい!

と思ってきている生徒さんそれぞれを大事にレッスンされています。

人間なので相性もありますが、あまりにも耐えかねてやめて頂く決断をするのは以下のような理由です。

  1. 時間とお金にルーズ
  2. 早朝深夜構わず情動的な連絡をしてくることが頻繁
  3. 他の生徒さんに対する迷惑行為が顕著
  4. モンスター親子

1.お金と時間にルーズ

これはピアノレッスンに限らず、社会的にアウトです。

お金と時間に対する言動は、人を信用するかどうかの基本中の基本なのですが、言及しなければならない時はものすごいストレスがかかります。なので

辞めて欲しいな…

と思う理由の中でも上位です。

しかし発達障害など先天的な理由でちゃんとできない人もいます。

今は障害に関する情報も多くあり、また前もって開示していると理解を示してくれる先生もいますので、ちゃんと診断を受けて先生と情報をシェアすることが大事です。

2.早朝深夜構わず情動的な連絡をしてくることが頻繁

昨今LINEなどのツールによって、先生と生徒の距離が近くなり連絡しやすくなり、気軽に先生とコンタクトを取れる環境があります。電話で相手の時間を搾取することは軽減できるようになりました。

しかしポンとメッセージを送れてしまうので自分の気持ちが収まらないなどで、感情的なメッセージを送ってくる人もいます。

ある程度の対応はしますが、度を過ぎるとスルーせざるを得ないこともあります。距離感を間違った行為は社会的な信用度はガタ落ちします。

先生はお母さんではないし親戚でも友達でもない

こういった不満を先生をされている方からはよく聞きます。この線引きができない方とは関わりたくないなというのが先生側の本音です。

3.他の生徒さんに対する迷惑行為が顕著

生徒さん同士のマウントはあくまでも生徒同士のことなので認識はしていても関わらないで見守っています。

生徒さんのマウント合戦の原因は、承認欲求や自己顕示欲の強い生徒さんが闘争心を燃やしている場合が多いですが、実は先生側の接し方にも原因があります。

明らかに特定の人をかわいがるのが生徒さん側に伝わりすぎると、認めて欲しい欲求に拍車がかかる人もいます。

あまりにも迷惑なマウントがあったり明らか営業妨害になってきた場合は、辞めて頂く選択をしなければならなくなります。

4.モンスター親子

先生のキャパシティにもよりますが、社会的にアウトな行動を取る方に注意や指摘をしても改善の兆しがない場合はやめて頂く選択をします。。

またカバートアグレッションのように褒めてるようで貶して来たり、自分の要求が通らなければ怒りだしたり先生の悪評を流したり…となると先生のメンタルも疲弊してしまいます。

辞めて欲しいと思う人にはこういう性質があります。

  • テイカー(搾取する人)
  • マニピュレーター(心を操作して攻撃)
  • クレーマー(言いがかり)

この3タイプについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

先生側からやめて頂くときのリスク

先生側からのやめて頂く場合は実際にハラスメントである場合もあります。

またそのつもりがなくてもハラスメント判定を受けてしまうことがあります。

レッスンの時はその生徒さんのお時間なので真摯に個人に向き合いますが、すべてを平等な内容で公平にレッスンをするというのはこういう理由で無理だったりします。

  • 個人によって性格がちがう
  • 楽曲のレベルが個々にちがう
  • 先生にも好みがある

対人間なので、どうしても相性があります。

昭和平成初期にはこんなことはざらでした

  • 練習出来ていないから追い返される
  • 礼節なってなければ晒し
  • レッスン時間の不平等
  • 先生のお気に入りランキングの晒し
  • やらかしたら「破門」

マインドコントロールされる事も多かったように思います。

現在はコンプライアンスの問題もあったり、またSNSの普及によって、こういった先生側の行動はすぐに拡散されてしまいます。

いい意味ではハラスメントの抑制になりますが、それをいいことに生徒側からの逆ハラスメントも横行しやすくなっている状況。

大変難しい問題です。

伝え方

どんな理由や事情であったとしても、やめると決めた時はちゃんと伝えることが大事。

  • 相手に判断をゆだねない
  • 他罰的にならない
  • 誠意をもって伝えたと自分自身で思えるように伝える

その時はストレス掛かりますが、どこでどういう人間関係がつながっているかわかりません。

行動の責任を取れたと自負できるように、なるべく後を引かないようにやめる。

生徒側のやめ方のポイント

どうしても伝えることが出来ない場合はレッスンの間隔をあけながら、フェイドアウトしていくという方法もあります。

察してくれる先生もいれば、まったく察することなく連絡を取ってくる先生もいるでしょう。

自分自身の目的が「やめる」という事に照準を当てているなら、連絡をしないという方法が楽ですが、何年かたっても軋轢が残ります。

また先生を変わりたい時は先生側が察して次のステップの先生を紹介して下さる場合もあります。

でも音楽高校や音大芸大の進学を考えていない限り、なかなか変わることは難しいですね。そういう場合はいったん辞める選択をして新たに先生を探すという方法を取ります。

先生側のやめて頂くときのポイント

立場的に生徒側を非難してしまいがちですが、非難したり高圧的になると水掛け論になります。

自分では対応できないから対応して頂ける他の先生を探してくださいとお伝えし、他の先生を紹介して欲しいと言われた時には丁寧にお断りするのがベストです。

まとめ

習い始めもやめる時も種類は違えどドキドキするような対応が必要ですね。

でもそこを通過しなければ次のステップには進めない。

もしすこし嫌な気持ちになるようなことが起こってしまったとしても、それを次の経験に活かせればよいので、自分の心に正直に、誠心誠意の言葉で辞めることを伝えるというのが大切です。

ちなみに…SNSで先生や生徒に対する批判を吐き出すのはオススメできません。一時的にどなたかの共感を得ることはできたとしても、誰が見てるか分からないソーシャルの場では例え個人を特定していなくても容易に誰の事と想像はつくことが多いです。

なので個人的な批判は後にトラブルの原因になるので避けた方がよいです。自分の今のニーズに合わなくなったと冷静に判断して淡々と教室や習う先生を変えるのがスマートです。


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