素敵だなと思われる演奏の特徴
演奏を聴いた時に
素敵だな!
と感じるけど何がどう違うのだろうか…と疑問に思いませんか?
演奏は人それぞれだし聴く人の感じ方だったそれぞれですよね。色んな演奏でも「何かを感じる素敵さ」があるものには実は大きな共通点があります。
聴き手によって色んな趣向はありますが、それでも共通して素敵だな!という演奏にはいったいどんな秘密があるのか気になりますよね。
この記事では素敵な演奏の特徴はどういう所にあるのかということを解説していきます。
素敵に感じる演奏の共通点がわかれば、自身の演奏にも生かすことが出来ます。
この記事では以下5つの素敵ポイントを解説していきます。
- 音の密度が濃い
- ダイナミックレンジが広い
- 節回しが絶妙
- 説得力のある表現
- パフォーマンス力
【ここがポイント!】素敵な演奏の5つの特徴と共通点
【ここがポイント!】素敵な演奏の5つの特徴と共通点
素敵だな!と感じる演奏はどんな所に秘密があるのかが気になりますよね。
これを知っておくと演奏にも活かせます。
では以下5つのポイントを深掘りしていきましょう。
- 音の密度が濃い
- ダイナミックレンジが広い
- 節回しが絶妙
- 説得力のある表現
- パフォーマンス力
音の密度が濃い
同じような表現をしていても、音の密度によって聴こえ方が全く変わります。
演奏を聴かせる上で重要なポイント。
素敵な演奏をする演奏者はどんなダイナミックレンジでも音と音の間の密度が薄まったり粗くなることがありません。
この密度のある音質というのは、音楽表現に漆をぬったような濃厚さを生み出します。
音楽の起伏が多少用くても数ランク上質な表現のように感じさせます。
そして密度の濃い音が出せる奏者は音へのこだわりがとても強いです。
ダイナミックレンジが広い
適切なダイナミック表現は、演奏の光彩とコントラストに大きく影響します。
聴かせどころにスポットライトを当てるような演奏のコントラスト。
これは広いダイナミックレンジによって表現できます。
またダイナミックレンジが広いと多くのギャップを表現できます。
このギャップが人を惹きつける要素だったりします。
節回しが絶妙
音の密度と関連があります。
音の繋がり部分が濃いと、発音のタイミングが少し遅れても次の音に進むことができます。
これが出来ると節回しにかなり多くのヴァリエーションをきかせることができます。
密度が薄いとすぐに音も音楽も早くに減衰します。
なのでどうしても次の音への進行が前に前にきて焦ったような印象になってしまいます。
説得力のある表現
説得力のある表現に欠かせないのが
音楽の理解
説得力は作曲技法の知識と楽曲分析がなされていることによってうまれます。
また経験値が高くなると直感的に楽曲の構成や構造を理解できる部分も多くなります。
細かい分析なくても説得力ある表現がある程度できるようになります。
パフォーマンス力
ミスがある演奏でもそれを凌駕する観客を楽しませるパフォーマンスがあります。
ミスや技術的な事を聴かパフォーマンスを楽しむか聴き手に依存しますが、ライブならでは、また映像や録音ならではの
聴かせ方・見せ方
を知っていると、パフォーマンス力は高くなります。
まとめ
素敵に感じる演奏の共通点について以下5つを解説しました。
- 音の密度が濃い
- ダイナミックレンジが広い
- 節回しが絶妙
- 説得力のある表現
- パフォーマンス力
素敵さは聴き手によるところも大きい。
自分がどんな演奏を素敵で素晴らしいと感じられるかがとても大切です。
自らが感じる「素敵」がないとか、偉い人が素晴らしいというから、また多くの人が素晴らしいというからという理由で「すばらしい・素敵」と思ったり発信することが一番残念なことです。
そして「素敵!」は真似をして取り入れたいですよね。
でも真似ても何かどこかが違います。
「あの人に似てる!」は「あの人ではない」の原理ですね。
この本質をよく分かって自分自身の演奏を磨くことが大事だなと思います。
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