コンクールで結果を出す子の特徴~入賞できない理由~

2019年10月6日レッスン,コンクール,コンクール通過,意気込み

コンクールに参加して結果がなかなか出ないと悩みますよね。

  • 結果を出す子には何か特徴があるのか
  • 入賞する方法はあるのか
  • どんな練習をしたらよいのか
  • 選曲はどうしたらよいのか
  • 審査基準はどうなのか
  • 先生を変わった方が良いのか…

コンクールは受けるマインドセットを間違え結果を出すことだけを目標にしていると「結果が出ない」事にすごくナーバスになってしまいます。

ここで1つ申し上げておきたいのはコンクールに入賞することや結果を出すことがピアノをする全てではないという事。あくまでも成長の通過儀礼だという認識を持つことが大事です。

そうでないと親も子も心を消耗してピアノが嫌いになってしまいます。どういう目的でコンクールというシステムを利用するかの意義をしっかりともって頂きたいと思います。

それを踏まえコンクールで結果を出す人の特徴と入賞できない理由を掘り下げていきます。

昨今ピアノコンクール山ほどあり通過するレベルも様々です。地方限定の場合は予選⇒本選、全国規模のコンクールは地区予選⇒本選⇒全国大会と進み通過レベルが上がっていきます。

学生音楽コンクールは日本国内では最も難しいコンクールの一つで予選通過が他のコンクールの全国入賞レベルと考えてよいでしょう。

コンクールで予選や本選を通過する人には特徴があります。

ミャウジ
ミャウジ
え!通過する人に特徴があるの?
あるよ。通過する生徒さんは意気込みや姿勢が全然違うんだよ。
かずねぇ
かずねぇ

結論から言うと生徒さんの意気込みや姿勢の違いが結果に繋がっています。

  1. 通らせたいという親御さんの意思が強い
  2. 結果もさることながら良い演奏をすることに貪欲
  3. スケジュールの立て方がコンクール照準
  4. 圧倒されるくらいレッスンに通ってくる
  5. 本番まで時間と労力を惜しまず、家庭や経済的な愚痴を一切言わない

ではこの5つを解説していきます。


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【ここが違う】コンクールで結果を出す子の特徴~入賞できない理由~

【ここが違う】コンクールで結果を出す子の特徴~入賞できない理由~

ピアノや音楽をやるのは、コンクールや受験だけがすべてではありません。

しかし何かにちょっと負荷をかけて挑戦することは成長する上では大切な事の一つです。

この記事で紹介することは、あくまでもコンクールを受ける意味をしっかりとふまえた上での挑戦であることが前提です。

【徹底解説】コンクールを受ける3つの意味

では以下の5つの特徴について深掘り解説していきます。

  1. 通らせたいという親御さんの意思が強い
  2. 結果もさることながら良い演奏をすることに貪欲
  3. スケジュールの立て方がコンクール照準
  4. 圧倒されるくらいレッスンに通ってくる
  5. 本番まで時間と労力を惜しまず、家庭や経済的な愚痴を一切言わない

通らせたいという親御さんの意思が強い

通過するしないは人が審査することなので好みや状況もあり結果が必ず出る保証はありませんが、明確に一定レベルはあります。

親御さんの出来る限りのことをして通過させたいという意思が強く、やるだけやって結果が出なければ仕方がないと腹も括っておられる。

反対に通過できない人は口先だけのやる気を言う事が多く、また「通ればいいな」「うちなんかはとても…」など、どこかに逃げ道を作っていたり言い訳が目立ちます。

結果もさることながらより良い演奏のために貪欲である

親御さんのレッスンを受ける姿勢が違います。それが子供さんにも伝わっていてレッスンを受ける態度がいつも真摯。毎回必ず何かを吸収してレッスンで学んだことを家でしっかり復習されます

  • 親子でレッスンを受けるという姿勢がある
  • レッスンでは何かを学び課題を頂きそれを次までに消化してくる
  • レッスンで学んだことに加え自分で創意工夫がある

お子さんだけでは持ち帰れないレッスン時の注意をしっかりと親御さんがカバーしているという共通点があります。

スケジュールの立て方がコンクール照準

学校は義務教育である以上通わなければならないですが、コンクールに合わせてうまくスケジュール調整をし、練習時間の確保やレッスンに通うためのサポートがしっかりしています。

コンクールのために学校を休むことを推奨するわけではありませんが、照準がコンクールに合っているためおのずとピアノを練習することが優先順位が高くなっています。

圧倒されるくらいレッスンに通ってくる

先生側が圧倒されるくらい熱心にレッスンに通ってこられます。

本番に照準を合わせて仕上げていく過程でどんな練習をどれくらいしたらよいのか理解していて、どのタイミングでレッスンを受けると最も効果的かを分かっています。

家での練習でまかなえないコーチングを依頼してくることも多いため必然的にレッスン回数が増えます。

本番まで時間や労力を惜しまず、愚痴を一切言わない

必要なレッスンや効果的な演奏の機会を時間や労力を惜しまずにこなされます。そしてレッスンに通う事でのステップアップを実感され結果が出ることが分かっているので経済的な愚痴を吐かない。

コンクールで通過するためには習い事レベルのレッスンや練習では済まないため、経済的なご負担が伴います。それを口にすると一気にチームのモチベーションが下がってしまいます。

コンクールは受ける本人、教える先生、支える親御さんの3つ巴でチームを組んで挑むところがあります。

まとめ

コンクール予選に通過し、本選でも入賞するレベルの親子さんの特徴について以下5つ解説しました。

  1. 通らせたいという親御さんの意思が強い
  2. 結果もさることながら良い演奏をすることに貪欲
  3. スケジュールの立て方がコンクール照準
  4. 圧倒されるくらいレッスンに通ってくる
  5. 本番まで時間と労力を惜しまず、家庭や経済的な愚痴を一切言わない

コンクールに通過する方、特に全国大会などで入賞される親子さんは、どこか突き抜けている部分があります。

最近ではピアニストの清塚信也さんのお母さまのエピソードが周知されていますが

「朝5時から練習させられ、寝ていたら『ずっと寝れる時がいずれ来るから起きろ』と叩き起こされていた」

と、ご活躍されている今だから笑えるエピソードですが、相当なスパルタ教育たっだことがうかがえます。

実際、コンクール覇者の親御さんたちは、こういったスパルタ系、あるいはまったく真逆で黙々淡々とされるか。

どちらにしても共通するのは

  • やれることはやろう
  • 出来るまでやる
  • うちの子は出来る

という強い信念が感じられます。

このように親子でのコンクール挑戦の形は遅くとも中学2~3年くらいまで

そこからは自立してレッスンを受けるためのサポートに変わっていきます。

どんなことでもしっかりと取り組んでやり切ったうえで結果を出すことが大事。

その結果がどうであれ自分の中でやり切ったというものがあれば、次のステップに進みやすくなります。

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