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褒めるレッスンの落とし穴

レッスン, 叱る

人には褒められたい、頑張った成果を認められたい、という欲求があります。レッスンでも叱られるよりは褒められる方が嬉しい人が殆どでしょう。しかし、どういう理由で褒められたり叱られているかが分からないという経験をしている人もいるのではないでしょうか。

ミャウジ
ミャウジ
僕は褒められたら、単純に嬉しい!でも褒められ方にもよるかな。
褒めると叱るがプラスとマイナイスのような定義がされているところに問題があるよね。褒めは叱るよりも危険な事もあるんだよ。
かずねぇ
かずねぇ

褒めるは叱るよりも危険!?どういう事でしょうか。では以下を見ていきましょう。


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危険な褒め方

◎◎ちゃん、よくがんばったね、えらいね

頑張ったことに対してのオーソドックスな褒め方の一つでしょう。しかしこれはその子(人)の存在自体を認めたうえでの褒めでなければ、頑張らないと自分はダメな子だと思ってしまうので、万能な褒め方とは言えません。

よく先生の言った注意を守りました

ピアノそのものが良く演奏できたという事ではなく、先生に従ったことを褒めているだけ。

○○ちゃん、いい子ね

誰の価値観でのいい子なのかというのが大問題。このワードを発した人にとっていい子であるという言葉にすぎません。

△△先生の生徒さんだから上手ね

演奏した本人を褒めているのではなく、その先生に自分の存在をアピールするためにすぎない。また、演奏が素晴らしくとも「あなたの力じゃないのよ、その先生に習っているからよ」と暗にくさしている。

やたらと褒める

比較対象がなければ混乱するし、改善点や良くない所の指摘がなく褒めばかりでは向上しません。

叱り方

叱られ方も、上記理由によって支配的な叱られ方、情動的な叱り方は危険。

何故、褒め叱りがあるのか

人の上に立ちたいという欲求がある人と、人に従いたいという欲求がある人が存在するため。欲に起因しているため、残念ながら危険な褒めや叱りは無くならないでしょう。

何かを具体的に順序だてて遂行したり、問題解決のための論理的な考え方を得たりすることに対して脳に大きな負荷がかかるため避ける傾向にある人が圧倒的に多い。そして人の言うとおりに従う方が楽で責任転嫁もしやすいため。

褒め叱りはどういったものであればよいのか

褒めは、どういったことに対して客観的に何が出来ていて何が出来ていないかを述べ、進歩があったなどの事案に対する成果を。また発表会などのイベントで自発的に働いてくれた場合は、とても助けになったなど。

叱りは、どういった理由で違和感があるのか、それに対してどういう問題があり、どのように解決すべきかを具体的に。

褒め叱りはどうしても感情的な事が起因することが多い。良いと思ったことは率直に気持ちを述べればよいし、良くないと思ったことに対しては「あなたのため」という原因のすり替えをせずに、具体的に客観的な言葉で問題点と解決策を伝えることを心掛ける。または考えさせる方向へ持っていくなど。

まとめ

何を褒められているのかが分からない…。と感じる場合、それは褒めではなく見下していたり、従属させる手段であったり、承認返しの要求である場合が殆ど。褒め言葉は一見良いものと思われがちなのがまたタチが悪い。

そしてやたらと褒める人は、相手を褒めたたえたいのではなく、自分自身が称賛されたいということの裏返しです。

また支配者タイプの人は、まず侮辱しそして褒める、または褒めて侮辱して褒める、などを巧妙に繰り返して心を支配していきます。

人は自分より距離のある素晴らしいものには心より称賛をしますが、手に届く距離感の場合、心底褒める人は残念ながら多くいません。褒める事が自分にとって利があるから褒めるだけであり、本当に素晴らしいと思ってしまった場合は褒めない人が殆どです。

相手にリスペクトを持てる人は、薄っぺらい褒め言葉に頼らずその人と良い人間関係を作ろうとするものです。

褒めること叱る事のヒントにはこちらのアドラー心理学に基づいた諸本

アドラー心理学
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