【それは褒めじゃない!】褒めるレッスンの落とし穴

2019年9月26日レッスン,心理学・脳科学,ピアノ教育

今回は褒め方によって

それは褒めではないよ

というお話です。

人には褒められたい、頑張った成果を認められたい、という欲求があります。

レッスンでも叱られるよりは褒められる方が嬉しいですよね。

しかし、どういう理由で褒められたり叱られているかが分からないという経験をしたことはありませんか?

ミャウジ
ミャウジ
僕は褒められたら、単純に嬉しい!でも褒められ方にもよるかな。
褒めると叱るがプラスとマイナイスのような定義がされているところに問題があるよね。褒めは叱るよりも危険な事もあるんだよ。
かずねぇ
かずねぇ

褒めるは叱るよりも危険!?とは。

では褒めについて以下3つ

  1. 危険な褒め方
  2. なぜ褒め叱りがあるのか
  3. 褒め叱りはどういったものであれば効果的か

解説していきます。

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【それは褒めじゃない!】褒めるレッスンの落とし穴

【それは褒めじゃない!】褒めるレッスンの落とし穴

褒められるという事はとても嬉しいことです。

だから一見褒めているように思われそうな褒め言葉には違和感を感じ、それは褒めではないという事を認識しておく必要があります。

ここを見誤ると精神的に支配されてしまったりメンタルを病んでしまいます。

では褒めについて以下3つ

  1. 危険な褒め方
  2. なぜ褒め叱りがあるのか
  3. 褒め叱りはどういったものであれば効果的か

深掘りしていきましょう。


危険な褒め方

褒めているように聞こえますが、本質を褒めるのではなくそれを言った人に従った事を褒めているという大変危険なもの。

危険な褒めの例5つ

  1. ◎◎ちゃん、よく頑張ったね、えらいね
  2. よく先生の言った注意を守りました
  3. ○○ちゃん、いい子ね
  4. △△先生の生徒さんだから上手ね
  5. やたらと無駄に褒める

ではさらに1つずつ詳しく。

◎◎ちゃん、よくがんばったね、えらいね

頑張ったことに対してのオーソドックスな褒め方の一つ。

ですがこれはその子(人)の存在自体を認めたうえでの褒めでなければ、頑張らないと自分はダメな子だと思ってしまうので、万能な褒め方ではありません。

よく先生の言った注意を守りました

ピアノそのものが良く演奏できたという事ではなく、先生に従ったことを褒めているだけ。

○○ちゃん、いい子ね

誰の価値観でのいい子なのかというのが大問題。

このワードを発した人にとっていい子であるという言葉にすぎません。

△△先生の生徒さんだから上手ね

演奏した本人を褒めているのではなく、その先生に自分の存在をアピールするためにすぎない。

また、演奏が素晴らしくとも「あなたの力じゃないのよ、その先生に習っているからよ」と暗にくさしている。

やたらと褒める

気持ち悪いくらい褒めてくるのは、褒めている人に良いように思われたい、あるいは良い人間関係を築きたいというのが根底があります。

なので本質を称賛するのではなく、ただ単に仲良くなりたいと言うだけの場合も多くあります。

改善点や良くない所の指摘がなく褒めばかりでは向上しないし、何を褒められているのかもわかりません。

叱り方

叱られ方も、上記理由によって支配的な叱られ方があります。

こういった叱り方は危険

  1. 感情的に声を荒げる
  2. あなたのためを思って という
  3. 怒鳴る
  4. 従わない、いう事を聞かないという理由
  5. 人格否定

情動的な叱り方は危険。

また、先生と生徒など明らかに始めから立場の差が明確な場合はハラスメントになります。

何故、褒め叱りがあるのか

褒めや叱りが存在する理由はこんなところ

  1. 人の上に立ちたい欲求がある人がいる
  2. 人に従いたいという欲求がある人がいる

欲に起因しているため、残念ながら危険な褒めや叱りは無くなりません。

何かを具体的に順序だてて遂行したり、問題解決のための論理的な考え方を得たりすることに対して脳に大きな負荷がかかります。

それをため避ける傾向にある人が従ってしまいます。

また人には従属させることによってものすごい快感があるそうです。

これらが相まって褒め叱りが存在します。

褒め叱りはどういったものであれば効果的か

こういった内容なら効果的です

褒め

  • どういったことに対して客観的に何が出来ていて何が出来ていないかを述べ、進歩があったなどの事案に対する成果を具体的に褒める
  • また発表会などのイベントで自発的に働いてくれた場合は、とても助けになったなど、褒める対象の行動や心遣いに対して褒める
叱り

  • どういった理由で違和感があるのか
  • それに対してどういう問題があり、どのように解決すべきか

褒め叱りはどうしても感情的な事が起因することが多い。

良いと思ったことは率直に気持ちを述べればよいし、良くないと思ったことに対しては「あなたのため」という原因のすり替えをせずに、具体的に客観的な言葉で問題点と解決策を伝えることが大事。

または考えさせる方向へ持っていくなど。

まとめ

何を褒められているのかが分からない…。

と感じる場合、それは褒めではなく見下していたり、従属させる手段であったり、承認返しの要求である場合が殆ど。

褒め言葉は一見良いものと思われがちなのがまたタチが悪い。

そしてやたらと褒める人は、相手を褒めたたえたいのではなく、自分自身が称賛されたいということの裏返しの場合も少なくありません。

また支配者タイプの人は、まず侮辱しそして褒める、または褒めて侮辱して褒める、などを巧妙に繰り返して心を支配していきます。

人は自分より距離のある素晴らしいものには心より称賛をしますが、手に届く距離感の場合、心底褒める人は残念ながら多くいません。

褒める事が自分にとって利があるから褒めるだけであり、本当に素晴らしいと思ってしまった場合は嫉妬や妬みが強い人は褒めることができません。

相手にリスペクトを持てる人は、薄っぺらい褒め言葉に頼らずその人と良い人間関係を作ろうとするので、そのあたりも見極めポイントだったりします。

褒めること叱る事のヒントにはこちらのアドラー心理学に基づいた諸本


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