本番になるとうまく弾けなくなるのは困った自己暗示
今回は、本番になると上手く弾けなくなってしまう…という人に向けて、原因と改善策をお話していきます。
練習やレッスンではうまく弾けるのに、本番になるとうまくいかない…。
こういった悩みは辛いですよね。
せっかく練習したのだから、本番ではせめて自分が納得するくらいには弾けたいですよね。
ここでは演奏家たちが完ぺきに仕上げない…というキーワードをさらに掘り下げてこんなことを解説していきます。
- 弾けなくなる困った自己暗示
- ポジティブが良いとは限らない
- メンタル強化につながる改善策
【思考チェンジしよう】本番になるとうまく弾けなくなる原因と改善策
【思考チェンジしよう】本番になるとうまく弾けなくなる原因と改善策
本番になると上手く弾けなくなる…という人の多くは練習を頑張っています。
しかし演奏に対するマインドセットや練習の運び方などに少し問題があったりもします。
そんな人に少しでも本番で演奏する時に自分の力が出せていけるようなヒントとなればなと思います。
では原因と改善策について以下の3つ
- 弾けなくなる困った自己暗示
- ポジティブが良いとは限らない
- メンタル強化につながる改善策
深掘りしていきましょう。
弾けなくなる困った自己暗示
本当は弾けるはずなのに、実は弾けなくしているのは自分自身だったりします。
- 間違ったらどうしよう
- 弾けないかも…
こんなことを考えてしまう思考のクセが原因。
人は考えた通りに行動してしまいます。
なので弾けなくなることをイメージしてしまうとその通りになってしまいます。
これは育った環境が大きく影響しています。
ポジティブが良いとは限らない
ネガティブ思考を無理にポジティブな考え方をしようとすることでポジティブになれるかというと、そうでもありません。
ポジティブにならなければ!と義務感によってネガティブベースにポジティブを上塗りしたら、ネガティブがさらに助長されてしまうという悪循環があり、そしてさらにプレッシャーとなりあまり効果がありません。
メンタル強化につながる改善策
上手く弾けない事が続いてしまっている場合は、付け焼刃的に改善することはかなり難しい問題です。
自分自身の考え方と向き合う必要があり、乗り越えなければならない心の問題も沢山あります。
自分自身のメンタルの問題をクリアにしていき、そこから一つずつ改善を試みながら本番を踏んでいくことが必要です。
メンタル強化として本番での取り組みは以下を参考にしてみてください
- 未完成の未熟な状態で発表をし続ける
- 自分は完ぺきではない事を受け入れる
- 失敗しても先生に怒られる、親に怒られるなどの呪いは幻想であるということを分かる
- 演奏したい理想の音楽を持つ
- その日の演奏で頑張れたことを1つ自分であげる
演奏家たちは完ぺきには仕上げていない
100%の演奏家に当てはまるわけではありませんが、日常的に演奏をする演奏家の多くは、今日のベストを尽くすというスタンスでの演奏を行っています。
何故ならまた何度も演奏しなくてはならないので、完璧に完結してしまった時点で終わってしまい、進化する余白を作っておかなければ継続して演奏ができなくなってしまうからです。
このマインドセットを少し取り入れるだけでも、演奏する事に対して身構え過ぎなくなるヒントが見えてくると思います。
まとめ
本番になると上手く弾けなくなる原因と改善策について
- 弾けなくなる困った自己暗示
- ポジティブが良いとは限らない
- メンタル強化につながる改善策
解説しました。
とても良い演奏をするのに、本番での演奏がうまくいかない事が続く事による心の傷が重なり、つらくなって演奏をやめていく人を沢山見ます。
しかしこの問題は、周りの人間からの歪んだ価値観からの起因も大きく、自分だけの問題として抱え込んでしまい、原因も解決方法もみつけられずに演奏をやめる選択をしてしまうのはとても残念です。
乗り越えた先にある演奏はとても穏やかで充実します。
以下の諸本でお悩みの方に乗り越えて頂くヒントとなれば。
【ミスは自ら間違う。脳の不思議について】
【本番でうまくいかない原因はこの中から見つかるかも】