【グリット】成功を高める方法でピアノをやり抜く力を身につけよう
- 練習してるつもりだけど全然上達しないなぁ
- 自分に何が足りないのか分からいない…
このような悩みはありませんか?
この記事では上達するために必要なことって何だろう…そんな疑問にお答えしていきます。
上達するには才能が必要なんじゃないの?って考える人もいるでしょう。
しかし近年の研究では、IQの高さのような才能よりも「GRIT(グリット)」と言われるマインドが成功に大きく関わっていると言われています。
グリットとは
- Guts(度胸)…困難なことに立ち向かう
- Resilience(復元力)…失敗しても諦めずに続ける
- Initiative(自発性)…自分で目標を見据える
- Tenacity(執念)…最後までやり遂げる
の頭文字をとったもので、ペンシルバニア大学のアンジェラ・リー・ダックワース教授によって 提唱されている理論です。
グリットの定義は
- やり抜くちから
- 粘り強く諦めないちから
とされいて社会的に成功を収める人が共通して持っているマインドです。
ピアノの上達にもこのマインドは必要なものです。
では具体的にどのようなマインドが上達に必要かを深掘りしていきましょう。
【グリット】成功を高める方法でピアノをやり抜く力を身につけよう
ここでもう少し深くグリットについて解説していきます。
グリットには以下のような重要性があるとされています。
- 生まれ持った才能・知能は関係がない
- 失敗を恐れず挑戦することが重要
- 長期間、継続的に粘り強い努力を要する
そしてグリットには良いグリットと悪いグリットがあり、それらのバランスが大事とされています。
良いグリット
良いグリットは以下の8つがバランスよく過不足なくある状態です。
- 情熱
- 幸福感
- 目標設定
- 自制心
- リスク・テイキング
- 謙虚さ
- 粘り強さ
- 忍耐
悪いグリット
上記の8つのうちの一つでもバランスが崩れたり過度であったり不足していて、偽りの成功へと突き進んでしまう危険な状態に陥ります。
それぞれのバランスが崩れた状態は以下のような感じです。
グリット | 有りすぎ | 無さすぎ |
---|---|---|
情熱 | ウザくなる | 継続が難しい |
幸福感 | 意欲が減る | メンタル病む |
目標設定 | 達成できない | 向上しない |
自制心 | 行動しづらい | 暴走する |
リスクテイキング | 博打になる | 挑戦ができない |
謙虚さ | 自信なく見える | 傲慢になる |
粘り強さ | しつこくなる | すぐ諦める |
忍耐 | 強情になる | わがままになる |
ピアノの上達に必要な事
このサイトではしばしば上達に必要な以下の3点をご紹介しています。
- ブレークスルーまでは量をこなす
- 適切なレッスンを受ける
- 経験値を上げる
ピアノ上達に最も必要なマインド
ここからは、ピアノの上達に必要なマインドを、8つのグリットの中で特に重要かなという3つに絞って深掘りしていきます。
情熱
この曲を弾けるようになりたい。
あんな風に演奏したい。
というような原動力となる情熱が必要です。
自らの意思でやろうと思うことでなければやり抜くための道のりにある苦痛に耐えられないからです。
目標設定
目的地が分からないことは人を不安にさせると言います。
そして明確な目標設定があることではじめて計画が立てらます。
それを積み重ねることがやり抜くということになります。
粘り強さ
やり抜いたという結果に到達するまでには粘り強さが一番大切です。
何故なら上達の成果はすぐには現れないし時間が掛かってしまうもの。
そして停滞することもしばしばあるからです。
以下に、粘り強さをキープするマインドを5つ紹介します。
- 自分に出来ないはずはないと思う
- 人生の大部分は停滞もあると受け入れる
- 好きなことやってる自負をもつ
- 本気になる
- 出来るまでやる
上達しないのはこのマインドのいずれかが足りていないから。
そしてなかなか成果が見られない事で、やっても無駄とあきらめてやめてしまうから上達できずじまいのところで自ら終止符を打っているのです。
やり抜く
とは
出来るまでやる
ということなので、この粘り強さが最も求められるグリットです。
まとめ
上達のために必要なやり抜く力の理論「グリット GRIT」のお話をしました。
実際にめきめき上達する人は、音楽的な才能よりも
絶対弾けるようになる!
という強い思いがあります。
目標達成のために練習を粘り強く続ける人
これが上達を成功させる方法と言えるでしょう。