やる気が出ない時の練習は作業化するとモチベーションは不要になる
ピアノに向かう時の気持ちはいつも同じとは限らないですよね。
- よし!練習するぞ!
- あぁ…練習しなきゃ
- 練習したくないなぁ…
このようにすごくやる気に満ちている時もあれば、気持ちがアガってないのに状況的に練習しなければならない時などさまざまです。
ときどき「ピアノのやる気が起きないのですがどうしたらいいのですか?」というご質問を頂きます。
その答えは2つあります。
- やる気が起きないならやらなくてよい
- どうしてもやらなければならない事なら作業化する
今回の記事ではこの2つについてお話していきます。
やる気が出ない時の練習方法【作業化するとモチベーションは不要!?】
やる気が出ない時の練習方法
【作業化すると
モチベーションは不要!?】
やる気が出ない時って自分自身でも困惑しますよね。まず、なぜやる気が出なくなってしまうのかを探っていきましょう。
やる気が出ない理由
やる気がでない、モチベーションが上がらない原因を探る研究は数多くされ色んな原因があげられていますが、簡単にまとめるとこの5つ。
- 睡眠不足や空腹
- なぜやるのかが自分の中にない
- 心が他のことに支配されている
- 人や社会から拒絶される
- 決断が多すぎて脳が疲れている
1~3は内的な理由、4と5は外的な理由です。
やる気が出ない時はやらなくてよい
やる気が出ないときはまずはその原因を取り除くことが大切です。無理にやってしまうと心身ともに壊れてしまいます。
やる気が出ない原因の一つは、やらなければならない事以外のことでアタマがいっぱいになってしまうからです。
なので、やる気をある程度取り戻すためには、基本は休息をとることで以下のような改善が必要です。
- 睡眠をとり取りご飯をちゃんと食べる
- 理由をみつける、あるいはやらない選択をする
- 心を奪われているものと距離を置く
- 環境を変える
- 休息をとる。状況を変える。
どうしてもやらなければならない事は作業化する
イヤなことを理由なく我慢することも、理由なくやりたくない事をする必要は全くありません。そんな我慢は心を病むだけなので、辞めた方がよいです。
こういうとものすごい暴論に聴こえますよね。
自分の中に目的があってやらなければならない理由が自分自身の中にある場合は、いやな事もやりたくないなぁと思う事もやらなければならない状況があります。
そんな時の練習方法がタスク化したメニューを淡々とこなす
練習の作業(タスク)化
です。
練習のタスク化メニューの例
ピアノや楽器というのは、取り敢えず弾いておかなければ身体が反応しなくなって弾けなくなってしまうので、それを予防するためのにもタスク化メニューは役に立ちます。
- 基礎練習メニュー
- エチュードメニュー
- 楽曲メニュー
- その他
このような項目で、それぞれに何をどれくらいするのかを決めておき、やる気が出ないときは、取り敢えずこのメニューのどれか1つだけやろう。とハードルを下げて淡々とこなしていきます。
メニューをこなしているうちにエンジンがかかって練習出来る時もあれば、メニュー全部にいきわたらない時もあります。
そこは自分を責めずに、「今日はこれだけ頑張った」というように、自分がやった事を記録しておくことで、1週間単位くらいでトータル熟せていたらいいという臨機応変な構えでやるとよいでしょう。
これらのメニューは比較的元気でモチベーションがある時に作っておくのがベストです。
やる気が出ない時はあまり心に負荷をかけない
やる気が出ないのは、何らかの理由があり、脳が疲れている、身体が疲れているなどのSOSのサインだったりします。
そんな時に
- やる気がない自分はダメだ…
- なんであなたはできないの!
こんな責めは何の意味もありません。
かえってモチベーションが回復する妨げになるので、まず休む、やりたい!と思う事をやるなど回復を促す行動を取るのが先決です。
練習しなければならない状況なら、脳や身体に負荷をかけない作業を淡々とこなすという練習を積んでおくと良いでしょう。
まとめ
やる気が出ないのは、他の重要な生理的欲求が満たされていなかったり脳の疲労蓄積が原因。なので、まずその原因を取り除いてから淡々と作業をこなすという方法のお話でした。
タスク化ほんと便利でおすすめです。是非取り入れてみて下さいね。