【珍しい楽器の楽曲★動画あり】変わったものを楽器として使用しているクラシック曲16選

2021年11月6日作曲家・音楽家・作品,ピンポン協奏曲,ラヴェル,ヘリコプター四重奏,モーツァルト,チャイコフスキー,マーラー,R.シュトラウス,ガーシュイン,シュトックハウゼン,アンディ・アキホ,タン・ドゥン

音楽を奏でる楽器は オーケストラで使用される楽器 を想像しますよね。

しかし

そんな楽器あるんだ!

え!それ楽器にしちゃうの!?

というものを使った面白い楽曲がいくつかありますのでご紹介していきますね。

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【動画あり!】変わったものを楽器として使用している楽曲16選

【動画あり!】変わったものを楽器として使用している楽曲16選

珍しい楽器の多くは打楽器や電子楽器といったものが想像されます。

しかし、それは楽器ちゃうやろ!というものを楽曲に使用している面白い…そして少々理解するのに難しい楽曲もあります。

以下の16曲を動画と共に紹介していきます。

  1. ラヴェル ピアノ協奏曲 《ムチ》
  2. チャイコフスキー 序曲 1812年 《大砲》
  3. マーラー 交響曲第6番 《ハンマー》
  4. モーツァルト グラスハーモニカのためのアダージョ356(617a))/グラスハーモニカ五重奏曲 アダージョとロンド K.617 《グラスハーモニカ》
  5. R.シュトラウス アルプス交響曲 《ウィンドウマシーン/サンダーマシーン》
  6. アンダーソン タイプライター 《タイプライター》
  7. ガーシュイン パリのアメリカ人 《車のクラクション》
  8. シュトックハウゼン ヘリコプター四重奏曲 《ヘリコプター》
  9. M. グールド:タップ・ダンサーと管弦楽のための協奏曲 《タップダンス》
  10. アンディ・アキホ ピンポン協奏曲 《卓球》
  11. タン・ドゥン 紙の協奏曲 《紙》
  12. タン・ドゥン 水の協奏曲《水》
  13. レジス・カンポ テルミンとオーケストラのための脈打つダンスフロア テルミン 《テルミン》
  14. アラン・ホヴァネス ザトウ・クジラのソロ・パートと管弦楽のための「そして神は大いなる鯨を創り給うた」 《クジラの鳴き声(録音)》
  15. ヤン・ヤルブレップ 「音がらくた協奏曲」 -リサイクルごみと管弦楽のための 《ゴミ》
  16. ジョン・ケージ 4分33秒 《環境音》

ラヴェル ピアノ協奏曲

M.Ravel – Piano Concerto in G major

冒頭にムチの音がベシッ!となります。

楽曲解説のでは楽器構成に「ムチ」と書かれていますが実際にムチを使うことはなく、薄い2枚の板をペシっとしてムチの音を模しています。(0:25)

チャイコフスキー 序曲 1812年

P.Tchaikovsky – 1812 Overture

ホールでの演奏や環境によって大砲が使えない場合はバスドラムで代用されています。

また大砲の搬送にあたってのエピソードも多くあります。

大砲ですからね、そりゃ何か起こったのかと思われても仕方ありません。

楽器ですと言っても信じてもらえないでしょう。

動画では8:42と10:45で鳴らされています。

マーラー 交響曲第6番

G.Mahler – Symphony No 6 in A minor 

4楽章(56:49~)に2か所出てきます。

  • 1:09:35
  • 1:14:23

動画では少し前にハンマー前に移動する様子も映し出されています。

これ、酒樽を割るやつではなくれっきとした楽器として存在するハンマーです。

ハンマーのインパクトがすごいですがレアなカウベルも登場しています。

モーツァルト グラスハーモニカのためのアダージョ356(617a))/グラスハーモニカ五重奏曲 アダージョとロンド K.617

W.A.Mozart – Adagio for Glass Harmonica K 356

グラスハーモニカときくとワイングラスに水をはってふちをこすって音をだすのを思い浮かべると思いますが楽器としてつくられたものです。

擦奏体鳴楽器。水を入れた薄いガラス製のコップの縁を湿った指でこすると、水の量によってさまざまな音高が出る原理を応用して、アメリカのベンジャミン・フランクリンが1761年に考案した楽器で、当時はアルモニカとよばれた。椀(わん)状のガラスを横にして大きさの順に並べ、下方を水に浸しておき、中心に軸を通してペダルで回転させることで、指で触れるだけで音を出せる。モーツァルトなどがこの楽器のために作曲している。

引用元:コトバンク

好奇心旺盛だったモーツァルトがこの楽器をみて曲を書かずにはいられなかったのが想像できますね。

グラスハーモニカ五重奏はこちら →  Adagio und Rondo für Glasharmonika, Flöte, Oboe, Viola, Violoncello, KV 617

R.シュトラウス アルプス交響曲

R.Strauss – Eine Alpensinfonie

この曲で使われてるのはウィンドマシーンとサンダーマシーン。

その名のとおり風の音と雷の音を出す装置です。

嵐の前の静けさ Stille vor dem Sturm(34:42~)で風が吹き出し

雷雨と嵐、下山 Gewitter und Sturm, Abstieg (37:44~)

で見ることができます。

  • 37:44 ウィンドマシーン(ぐるぐるまわしているドラム)
  • 40:44 サンダーマシーン(ビロビロさせてる薄い金属板)

にしても打楽器奏者は体力仕事ですね。

ちなみにウィンドマシーンはラヴェルのダフニスとクロエでも使用されます。(ラヴェルはエオリフォンと表記)

その他ウィンドマシーン使用楽曲は以下

  • ワーグナー:さまよえるオランダ人
  • R.シュトラウス:ドン・キホーテ
  • ラヴェル:ダフニスとクロエ、子供と魔法
  • グローフェ:組曲『大峡谷』

アンダーソン タイプライター

Leroy Anderson – The Typewriter

ルロイ・アンダーソンの曲は楽しい仕掛けがいっぱいあります。

タイプライターの他にも 

などがあります。

ガーシュイン パリのアメリカ人

George Gershwin – An American in Paris

ガーシュインがパリからタクシーのクラクションを持ち帰って初演しました。

見た目かなり可愛い。お豆腐屋さんのパフパフみたいです。今の時代どちらも見ないやつですね昭和ノスタルジー。

0:39、 2:10、 2:37、 16:50で見られます

シュトックハウゼン ヘリコプター四重奏曲

Stockhausen: Helikopter-Streichquartett

謎すぎる四重奏曲。

ヘリコプター4機にそれぞれヴァイオリン2,ヴィオラ1、チェロが乗り込み上昇に合わせてトレモロ。

なんともこの曲演奏するのってコスパ悪すぎないか?

5:29あたりからeins! zwei! drei! vier! funf! sechs! sieben! … とドイツ語で数字叫ぶだけの掛け声も入ってsieben(7)からまたeins (1)に戻ってる?ちょっと聴きとりにくい。

  • 3:58 曲っぽい?(分割画面になります)
  • 5:29 (eins ~ siebn → eins)
  • 7:08 (eins ~ fünf)
  • 8:13 (eins ~ dreizehn ?)
  • 11:39からは歌?(eins ~ sieben → eins)
  • 17:10 (eins ~ dreizehn)
  • 19:25(eins ~ sieben → eins) 
  • 21:04 (eins ~ fünf)
  • 22:09 (eins ~ dreizehn)
  • 23:14 (なんか言ってる)

着陸に合わせてだんだん音程とテンポが下がってきて、着陸した人から演奏やめるという終わり方。

そもそもヘリコプターの音で全部かき消されんじゃないのだろうか。

ツッコみどころ満載の楽曲です。

にしても約30分間弾いたこのカルテットすごい。

音楽を心地よい者として捉える人にとってはかなり聴くのは辛いと思いますので覚悟して聴いてみて下さい

M. グールド タップ・ダンサーと管弦楽のための協奏曲

Morton Gould – Tap Dance Concerto

協奏曲の演奏というよりショーを見てるような感じですね。

アンディ・アキホ ピンポン協奏曲

Andy Akiho – “Ricochet" • Concerto for Ping Pong, Violin, Percussion & Orchestra

卓球台を叩くところまでは理解できる。しかしなぜ卓球

卓球をするところまで理解したとしよう。しかしなぜワイングラスで球を打つ…

そして最後よ。

演奏聴くより、え、なんで!?の方が多い楽曲です

タン・ドゥン 紙の協奏曲

Tan Dun – Paper Concerto

映画音楽でグラミーやアカデミー賞を受賞した中国人作曲家タン・ドゥンの「オーガニック三部作(水の協奏曲/紙の協奏曲/大地の協奏曲)」の曲。

YouTubeに以前あった全編の動画は著作権の関係で削除されてしまいましたので、こちらはダイジェストです。

長~い紙をぶら下げて打楽器奏者がマレット(撥)で叩きます

タン・ドゥン 水の協奏曲

Tan Dun – Water Concerto

ボウルに水を入れたものをジャバジャバしたり色んなものを見ずにツッコんで音を出して演奏してます。

楽曲というより映画音楽の効果音のようなイメージ。

冒頭にみられる金属の棒がいっぱい刺さった壺のような楽器は 「ウォーターフォン」という楽器。サントリーホールの解説動画がありますのでこちらどうぞ→現代音楽の祭典

…にしても他の楽器に水は大敵。

オケ奏者は水滴が飛んで来て楽器にかからないかってヒヤヒヤしてたことでしょう

レジス・カンポ テルミンとオーケストラのための脈打つダンスフロア

Régis Campo –  “Dancefloor With Pulsing" for Theremin and Orchestra

プログレみたいな曲。

何にも触れず空気を操るようにして音を出す楽器なので視覚的にも不思議で仕方がない。

…動画に映ってるオケマンの顔が半笑いなのが気になってしまう(笑

アラン・ホヴァネス ザトウ・クジラのソロ・パートと管弦楽のための「そして神は大いなる鯨を創り給うた」

Alan Hovhaness – And God Created Great Whales" for Orchestra with Actual Songs of Whales

1970年にA.コステラネッツとNYフィルハーモニー管弦楽団に委嘱された作品。

さすがにホールにクジラは連れてこれないので映像と鳴き声の録音と共に演奏します。

ヤン・ヤルブレップ 「がらくた協奏曲」 -リサイクルごみと管弦楽のための

Jan Jarvlepp – Garbage Concerto

  • 1st mov : Dance of the Wind 「風の舞」
  • 2nd mov : The Rideau Canal, 3 AM「午前三時のリドー運河」
  • 3rd mov : Rain Dance「雨の舞」

空きビン・缶・ペットボトルなどのリサイクルゴミを打楽器として演奏しています

ジョン・ケージ 4分33秒

John Cage – 4’33" 

皆さんご存じのジョン・ケージ4分33秒です。

3楽章の構成ですが全てが「tacet(休み)」の指示がされています。

コントか芸術か…もぅ分かりませんが、作曲の意図としては演奏者が音を鳴らさない時に起こる観客のざわつきや様々な音が音楽である…みたいなことらしい。

演奏形態は何でもOK。ピアノソロバージョンとかもあります。

動画は天下のベルリンフィルが演奏…演奏?しています。お客様も静かでマナーが良い。

しかしこの曲を知らない観客が多い場合、めちゃ会場ざわつきます。

ゲラ(笑い上戸)には多分この場が耐えられない…(笑

まとめ

これまでに様々な楽器が作られて廃ってしまったものもあります。

シューベルトのアルペジオーネもその一つ。

また民俗楽器なども変わったものが沢山あります。

有名作曲家がその楽器に魅入られ楽曲が書かれたら知られるというものも少なくないですね。

珍しい楽器や変わったものを楽器として使用しているクラシック曲をご紹介しました。

参考サイト

ピアニストの手の大きさを検証

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