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【演奏】楽譜通りに演奏するってどういうこと!?

楽曲分析, 練習, 読譜, 上級者向け

レッスンで「楽譜通りに演奏しなさい」という指摘を受けたことはありませんか?自分ではしっかり譜読みをして、読譜はばっちりだ!楽譜通りに弾いているつもりだ!と思っていても、何故か指摘されるという経験をしたことがある人は少なからずいるのではないでしょうか。

ミャウジ
ミャウジ
レッスンで細かい注意を受けて、楽譜通りに弾かないとだめだよって言われることってよくあるよね。
作曲者が色々と手を尽くして、自分の頭の中にある音楽を楽譜を通じて伝えようとしているから、それをしっかりと読み取る必要があるんだよ。
かずねぇ
かずねぇ

楽譜通りに弾くとは、どういうことに注意しなければならないのでしょうか。また作曲者の意図というのは、楽譜のどういったところに書かれているのでしょうか。では以下を見ていきましょう。


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楽譜通りに演奏するとは

正しい音、正しいリズムで演奏するだけが楽譜通りではありません。楽譜には作曲者自身によってデュナミーク(強弱)、フレーズ(スラ―・スタッカート etc…)、ニュアンス(アクセント・sf etc…)などの情報が記されています。楽譜が出版される時に、研究者や編集者によっての様々な追記がされているものもあります。それらを把握して表現しなければ楽譜通りの演奏とは言えません。

楽譜には多くの情報が記されている

楽譜は作曲者が自分の頭の中にある音楽を、このその昔は音で残すことができなかったため、五線に音符を記すことで何とか書き残そうとしたものです。

音やリズムの特徴以外にも、作曲者によってそれぞれのメロディの回し方や和声進行、転調や調性使い、運指などにクセのようなものがあります。また作曲された時期によっても作風が変わったり、何かの目的で作曲されたのであれば、その目的に沿った何某かの表現が隠れていたりします。

そういった情報を読み取るのが「楽曲分析」と言われる分野で、演奏者はどれだけ分析的に楽譜を読み取り理解し表現できるかという事がとても大切なのです。

【関連記事】 楽曲分析ってどうしたらよいの?

素晴らしい演奏は楽譜通りである

アゴーギグ豊かで自由奔放な演奏でも、音楽がスーッと入ってくるような演奏の場合は、実際にはかなり楽譜を読みこみ、深く分析がなされた状態である事が殆どです。そういった演奏の多くは、まさに楽譜通りの演奏と言え、以下において共通点があります。

  • 敏感に調性に反応した音色
  • 自然で丁寧に処理されたフレーズ
  • 音型が持つどの作曲者にも共通した認識の表現
  • ポリフォニーの表現
  • 和声進行のセオリーに沿った表現

これらの楽譜の読み込みがなされた演奏は、作曲者の意図がそうであったという仮説が立つような説得力のある演奏がなされています。

楽譜通りでない演奏に対する指摘

基本的な音やリズム、記譜されている強弱記号以外において、楽譜通りに演奏が出来ていないと指摘されるのは以下のような点です。

  • 拍子や速度表記にそぐわないテンポ感
  • 自分の呼吸で歌いきれないフレーズの取り方
  • 各フレーズの処理
  • デュナミークが記されていない箇所の認識の甘さ
  • 我流の運指によるフレーズの違和感
  • 和声や調性に合わない音色

レッスンを受ける意味

楽譜を読みこみ楽譜通りに演奏するというのは、実際には解釈は変化していくことも多々あるため際限がありません。

上記の指摘される点が自分では発見できない、または理解できないうちは、楽曲分析力があり、読譜力と演奏力のある先生による実践的なレッスンを受けることによって、どういった理由で楽譜通りではないのか、またどういう読み方をすれば楽譜通りに演奏ができるのか、ということを学ぶことができます。

楽譜通りに演奏することができるとどうなるのか

楽譜通りに演奏することができると、演奏が「それっぽく」なります。パフォーマンス力によって伝わり方に強弱はありますが、説得力のある音楽として人に伝わります。

つまり、自分の演奏がなんだか今一つ思い描く音楽とは違う…と感じている人は、楽譜通りに演奏できていないと言えます。


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