初心者がレッスンで混乱するNGな指導方法
初心者の気持ちは初心者でなくなると忘れてしまいます。
長くやっている専門的な知識や経験は素晴らしいものです。
自分が初心者だったときどういう気持ちだったか…というのはなかなか思い出せないですよね。
先日、自分が新しいことを始めて久々に感じた「初心者の気持ち」。
これはレッスンにも活かせるのではないか!とすごく思いました。
初心者が習い始めた時に感じるのはこんなこと
- 出来るようになると嬉しい!
- やり方が全く分からん!
- この方向性で合ってるのだろうか…
- なんでこんなに難しいの!
- 何のことか全くわからない!
- 覚えること多すぎ!
やりはじめはとにかく 知りたい! 分かりたい! という気持ちが強い。
しかし自分のレベルに合った情報が得られないとかなりヤキモキします。
今回の記事は、そんな初心者を経験して感じたこととレッスンに活かせることを解説していきます。
- 初心者がぶちあたる壁
- 混乱する指導5つのNG
- 情報過多
- 少なすぎる情報
- 時系列を無視した流れ
- 具体的でない指摘
- 出来てることの念押し
初心者がレッスンで混乱してしまうNGな指導方法はこれだ!
本格的にやってみよう!と思った時に対峙することになるのが「基本」。
この基本をプロレベルで学ぼうとするのはかなり大変です。
でも、習いたい!学びたい!と強く思っていれば「やり遂げる方法」を知りたい!ですよね。
そんなやり遂げたい気持ちを妨げてしまう初心者が混乱することについてみていきましょう。
初心者が最初にぶち当たる壁
初心者がまず最初にぶち当たるのはこの3つです
- 基本的な専門用語
- どこから手を付けたらいいのか
- やらなければいけない事の精査
1に関してはかなり自助努力が必要です。
2と3は具体的に人から学ぶことができるものなので、レッスンをする側の力量が問われるところです。
ストレスが少なく学ぶには
では、どうすればストレスを少なくして学べるかを考えてみましょう。
- 基本的な用語や楽譜の読み方はソルフェージュや楽典で学ぶ
- レベルに合った教材を適量に提示する
- 手順を提示する
この3点で無駄なく学べるようになります。
逆にここがはずれていると本当に辛い…と感じる事が多くなります。
混乱する指導5つのNG 改善…というかお願い
ではここからは以下のNGな指導を5つに絞って深掘りしていきます。
- 情報過多
- 少なすぎる情報
- 時系列を無視したレッスンの流れ
- 具体的ではない出来ていないというだけの指摘
- 出来ていることの念押しの指摘
これらは混乱を招く大きな原因です。
では1つずつ解説していきます。
情報過多
情報が多すぎると本質にたどり着くまでの工程が多くなります。
- 信ぴょう性の高いものを探し出す
- 精査する
- 決る
- 行う
スキルを上げるに至るまでにすることが多すぎると疲れ果ててしまいます。
人がパッと認識でき、理解できる情報量は3つくらい。
初心者が欲しい情報は
- 何を
- どれくらい
- どんな手順で
この3つです。
少なすぎる情報
逆にあまりにも情報が与えられないとまた混乱します。
何をどうしたらいいのか、どうやったらいいのかが初心者の欲しい情報なので、そのどれかが欠けると探し出すまでの労力が途方もなくなります。
時系列を無視したレッスンの流れ
初心者は一段ずつしか階段を登れない状態なので、少し上ったところで
やっぱりこっちに降りてきて!
と言われると、降りるのも一苦労でどこまで登ったかが分からなくなり混乱します。
具体的でない指摘
そこ、ダメだよ。
と、ダメ出しだけされて、具体的に何がダメなのかが分からないような指摘。
何がダメなのか深く考察して調べて…としていると、それだけでものすごくエネルギーを費やし挫折してしまいます。
これは初心者に限らずですね。ダメ出しはただのダメ出しであってレッスンではないです。
出来ている事を念押しするような指摘
これが一番混乱します。
出来ているのにまた言われたら出来てないのか?と勘違いして誤った方向に進みかねません。
あなたは出来ているからスルーしていいよ
という前置きがないと、まだ何かが出来ていないのか?と正しいことが分からなくなり混乱します。
初心者としての混乱の経験の経緯
上記の混乱したことは実際に経験です。
このブログはWordpressを使って書いています。
プログラミングの事やAdSenseなどの収益化する仕組みなどを取り入れようとする時、その専門的な用語や様々な苦労がありました。
同じような苦労をして記事にされているブロガーの方もいて情報を頂けることも多々あります。
しかし…しかしです!
GAFA(Google Amazon Facebook Apple)のサイトに記載されている内容や、ヘルプやメールが、外国語の翻訳だからかもしれませんが、非常に分かりにくく不親切で、何度も
「どゆことやねん」「うー、わからーーーん!」
と壁にぶち当たるという経験を日々していて、これってピアノの初心者の方も同じような気持ちなのだろうなと、あらためて理解する機会となっています。
まとめ
初心者はレベル1です。
装備もなく仲間もいない中、草原に出てスライムと戦うドラクエさながらの旅をするようなものです。
独学の大変さは情報の精査と手順を探ることにものすごい時間と労力が掛かること。
だからその手順を教えてもらうためにセミナーや講座に行ったり、レッスンに行くわけなので、提供する側は混乱させるような情報を出すのはNGです。
これは是非にも提供するレッスンに活かしたい所ですね。