【ピアニスト直伝】必ず弾きやすくなる左手強化のためのおすすめ教材

2021年1月4日基礎練習,練習方法,練習

ピアノを弾いていると技術的な悩みは特に左手に現れませんか?

右利きの人が多いから…と思われるかもしれませんが、実は人間の耳は高い音の方を聴くように出来ていて、両手で練習していると右手の音ばかりを聴きがちになってしまいます。

自分が出している音に意識が向かないとあまり弾けていないことにも気づきにくかったりします。

左手は両手で練習していると意識が向きにく、また美しい旋律も右手が担うことが多いので、そんな曲ばかり練習していたらますます左手はおろそかに…なんてことが起こってしまうのです。

このブログでは基礎練習の事についていくつか記事を書いています(まとめ記事はこちら)。今回は左手を弾きやすくなるために必要なトレーニングについてお話していきます。

ピアノを演奏していてこんなことはありませんか?

  • 左手がよく外れる
  • 左手の伴奏音型が乱れる
  • 左手の意識が薄い

こんな症状がある場合、演奏の聴こえ方に大きな影響があります。

左手を強化することによって得られるメリットは何と言っても演奏の安定感です。演奏が安定するとメンタル的にもかなり楽になります。本記事ではこのような内容を解説していきます。

  1. 左手の技術が右手より劣ってしまうのは何故か
  2. 左手のトレーニングが必要な理由
  3. 左手をトレーニングするメリット
  4. 左手のトレーニングの注意点
  5. おすすめ教材と活用法

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【ピアニスト直伝】必ず弾きやすくなる左手強化のためのおすすめ教材

【ピアニスト直伝】必ず弾きやすくなる左手強化のためのおすすめ教材

左手を制する者は上達する!と言っても過言ではないくらい、ピアノ演奏において重要な左手です。

しかし大切なパートのはずなのに、演奏がおろそかになりがちなのも事実です。

左手の技術が甘くなってしまう理由やトレーニングの方法やメリットなど知って、しっかり左手の強化をしたいところですね。では解説していきます。

左手の技術が右手より劣ってしまうのは何故か

以下のことが理由として考えられます。

  • 右手より動きが少ないことが多い
  • 人の耳が高音を聞く習性があるから意識が薄れがち

メロディーラインや高音を人の耳は聴いてしまうので、どうしても伴奏を担うことの多い低音の左手の意識が薄くなってしまいます。

左手のトレーニングが必要な理由

メロディよりも音量や動きを控えめにする伴奏音型を担うことが多い左手ですが、楽曲中では突然左手に重要な任務がふりかかることがあり鬼難しいパッセージを弾かなければならないことがあります。

その時に

左手思うように動かないー!!

と感じる事が多いですね。

また、音楽の重要な色付けや骨格部分を演奏しなければならないのは左手にあったりします。

トレーニングが必要な理由はこんなところにあります。

  • 突然の難しいパッセージや重要な音を担う時に対応できるように
  • 普段の意識が薄くなりがちなので常々意識できるようにしておく必要がある

左手をトレーニングするメリット

左手のトレーニングは演奏する上で必要であるというのは勿論ですが、こんなメリットがあります。

  1. 演奏が格段に安定する
  2. ミスが激減する
  3. 音の聴こえ方が激変する

手の感覚も勿論なのですが、音の聴こえ方がものすごく変わります。

音楽がより立体的に深く聴こえるようになるので、再現したい欲求も高まります。

左手のトレーニングの注意点

左手のトレーニングは片手だけで行うため、身体の小さい人は演奏フォームが逆に崩れてしまうことがあります。

また、無理なトレーニングは関節や小さな筋肉を傷めてしまうので、徐々に慣らしていく感じで行うのがよいです。

おすすめ教材と活用法

左手に特化した練習教材はいくつかありますが、その中でも使いやすく比較的楽しみながら取り入れられるものをご紹介していきます。

ベレンス 左手のトレーニング

左手の神エチュードです。

ユーブンゲンとエチュードの2構成になっていて、エチュードの方は曲が耳なじみよい。

難しいパッセージもありますが、どのレベルの人でも導入しやすい短い曲ばかりなので無理なくトレーニングが積めるのが魅力です。

こちらの記事でさらにベレンス活用法など基礎練習について解説しています⇒左手のための基礎練習 ベレンス左手のトレーニング活用方法

ツェルニー 左手のための24の練習曲

こちらは両手で演奏しますが、左手に技術的な難易度が集約されているものです。

個人的にはあまり楽しくない…と感じてしまいますが、コツコツとゲームをクリアしていくのが楽しい人には合っているエチュードです。

バッハ 無伴奏チェロ組曲

ピアノの練習曲ではありませんがピアニストたちに密かに人気な練習方法です。⇒【バッハ好きにはたまらない】もはや基礎練習の域を超え音楽を学ぶための左手の練習

弦楽器特有の音配列がピアノで弾くのは少し難しかったりします。運指も自分で考えなければならないので難易度は高め。

チェロの雰囲気を楽しみながら、また弦楽器のフレーズなども学べる楽しみがあり、他の楽器の音楽的な表現を学べるという一石二鳥なところが良いですね。

左手のためのピアノ曲

パルティータ2番のd-moll シャコンヌはブゾーニのピアノ編曲が有名ですが、以下に紹介するブラームスの左手のためのものあります。

館野泉さんの左手のためのシリーズです。

スクリャービン好きにはたまらないノクターンですね。

まとめ

弾きやすくなるための左手のトレーニングについて

  1. 左手の技術が右手より劣ってしまうのは何故か
  2. 左手のトレーニングが必要な理由
  3. 左手をトレーニングするメリット
  4. 左手のトレーニングの注意点
  5. おすすめ教材と活用法

解説しました。

左手を意識的にトレーニングすることでかなり演奏の聴き映えが変わってきます。

なにより自分自身が弾きやすくなるというメリットがありますので、是非左手強化して基礎力をUP!してくださいね

左手強化のための基礎練習本活用法

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