元祖弾きこもり音楽家のおすすめ練習方法
コンサートの自粛、レッスンも自粛やリモート、レッスン自体がなくなったり…と、音楽に関することはかなり早い時点から自粛の波が大きく生活が一変してしまいました。
しばらくは人が集まる所や人前での演奏の機会が激減してしまいますが、この事態はかならず収束する。そう願って、また沢山の人が集まって演奏できる機会がやってきた時のための練習をしておくのがよいかなと思います。
このじっとしていなければならない時期に、悲観的になってあまり練習を積めない状況の方が良くありません。
練習のモチベーションを保つために必要な本番がないのが大変なところですが、この時期にどれくらい頑張れるかで、終息したときに大きく変わってくると思います。
このパニック以前から元祖弾きこもりだったピアノ弾きが、いくつか弾きこもりにおすすめな方法がありますのでご紹介していきます。
コロナ感染を拡大させないために【Stay Home】
コロナ感染を拡大させないために
【Stay Home】
感染症拡大を抑えるために提唱されているのが STAY HOME です。
- 感染症の拡大スピードを緩やかにする
- 感染する人数を出来るだけ減らす
- 感染人数をおさえて必要な人にちゃんと医療が届くようにする
ワクチンやお薬が見つかるまでの時間が必要で、それまで感染者人数を増やさないようにするのが大事だからと言われています
元祖弾きこもりのおすすめ練習【選曲編】
音楽家の多くは、公演がない時には次の公演の練習や準備があるので、基本的に弾きこもり傾向がありますが、弾きこもりの習慣がない場合は、どのように時間を過ごしたらよいかがわからない人もいるでしょう。
今回のように、本番もなく弾きこもらなければならない時にやってみるとよい事をご紹介します。
- この曲弾きたい!この曲好き!の感覚を満喫する
- 持ちきれないほどの曲を弾く気満々になる
- 普段弾けないジャンルの曲に手を出してみる
では、これらを深掘りしていきましょう。
この曲弾きたい!この曲好き!の感覚を満喫する
弾ける、弾けないは全く関係なく、いいなぁと思う曲をいっぱい探すという事をします。
幸いにピアノ曲と言うのは1人のピアニストが一生かけても弾ききれないくらいの曲が存在します。
- 弾きたい曲をとにかく並べる
- めっちゃ音源聴いて好きな曲を沢山見つける
普段、やりたい曲があっても色々時間や日数的な制限、レッスンで出される課題や本番などがあって、これ好き!これ弾きたい!という感覚を忘れてしまいがちなので、まずはそれを満喫します。
持ちきれないほどの曲を弾く気満々になる
まずは形から。
- 楽譜を山積みにする
これだけでもかなりテンションが上がりますね。
ビュッフェでお皿いっぱいに食べたいものを盛り付けている時の感覚です。
普段弾けないジャンルの曲に手を出す
いつもはクラシックの古典ものばかりのソロを弾いているなら、現代曲やアンサンブルの曲など。また全く違ったジャンル…例えばジャズやポピュラーなど弾いてみるなど。
これはすごく視界が広がるのでおすすめです。
- ソロだけでなくアンサンブル
- アンサンブルメインの人はソロ
- クラシックメインのひとはジャズやポピュラーなど
元祖弾きこもりおすすめ練習【基礎練習編】
本番や人前で演奏を晒す機会がないと、なかなか自分自身の基礎力をかえりみることがありませんが、楽しみながら基礎練習をやることが大切ですね。
おすすめ基礎練習方法は
- 新しい基礎練の本をチャレンジ
- エチュードを充実させる
新しい基礎練習の本のチャレンジ
いくつか基礎練習の本をご紹介します。いずれも中上級者向けの楽譜ですが、やった事のないものがあれば、是非チャレンジしてみてください。
【その他の基礎練習のおすすめはこちらの記事をどうぞ】
エチュードの充実
練習曲をいくつかご紹介しておきます。弾いたことのないものやチャレンジしてみたいものがあれば是非
【中~上級者向け】
ドラマティックな練習曲が多め。ツェルニーのような乾いたエチュードに飽きたら取り入れると気分が変わってよいです。
モシュコフスキーがカフェピアニストだったからでしょうか。おしゃれな練習曲ばかりです。
【上級者向け】
譜面の見た目よりもかなり難易度が高め。各曲が短いので小品としてのレパートリーにもなります。
練習曲な感じがあまりしないとても美しい曲です。
めちゃカッコイイ練習曲です。ノリノリが好きな人はハマるエチュード。
まとめ
元祖弾きこもりのオススメ練習の選曲編、基礎練習編をお話しました。
基礎練習は教材をいくつか持っている事で、マンネリから救われますので、いくつかの教材のローテーションをおすすめします。
また今回ご紹介の上級編の練習曲はかなり難易度高めですが、聴いてみて気に入った曲があれば、それを弾くことを目標に頑張ってみるのも良いでしょう。
演奏はできなくとも、色んな曲を聴いて知ることによって、自分が今弾いている曲の表現や技術の何らかのヒントを得る事ができますので、選曲や基礎練習で有意義な弾きこもりのお時間をお過ごしくださいね。