【練習を習慣づけタスク化】努力と思わないで努力できる方法
はたから見るとものすごい量をこなしているので
ものすごい努力をしている!
と思われる人っていますよね。
しかし他者から見た努力は本人にとって努力をしているという感覚ではないようです。
え!それを努力と言わずして何なのか!?
と不思議に思われるかもしれません。
いったいどのようなマインドで、はたから見たら努力という行動をとることが出来ているのでしょうか。
この記事では
- 努力していると見える人が何をしているのか
- 努力が出来ない人のマインドセット
- 努力を努力と思わない方法
これらを解説していきます。
努力を努力と思わない方法3ステップ【練習を習慣づけタスク化する】
努力を努力と思わない方法
3ステップ
【練習を習慣づけタスク化する】
そもそも努力は報われるのか…と考える人もいます。
そしていくつかの研究論文でも書かれているように、成功するには多くの人が努力が報われるというより運の方が大きいと考えている傾向があります。
しかしこれは、そもそも努力をして何かが出来るようになる、何かを成し得るということが目的ではなく、成功するという事が努力の目的になっているので少し論点がズレています。
この論点のズレが努力するモチベーションを失う大きな原因の1つでもあります。
ここでは努力をして何かを成し得ることを
- ピアノが上手くなる
- 自分自身が成長する
ということとしてお話します。
努力しているように見える人は何をしているのか
本人は努力と感じていないけれど、はたから見たら努力をしている人の行動にはいくつかの共通点があります。
- 目標がはっきりしている
- 小さな目標達成を積み重ねている
- 習慣化して脳の負荷を減らしている
ではこれらを深掘りしていきましょう。
目標がはっきりしている
このはっきりさせる目標は2つのタイプがあります。
- コンクールや入試など評価のかかった本番
- このような演奏をしたいという自分の理想
両極端な目標設定ですが、どちらも自分自身の中に明確な目標として存在しているという共通点があります。
1は短期間に区切られた大きなゴールがあるパターン。逃げたら脱落というやつです。
2つ目は長いスパンでの演奏に対する目標で、継続をいかにするかが課題となる目標です。
小さな目標達成を積み重ねている
大きすぎる目標設定では達成までの道のりが長かったり遠かったりするため挫折してしまいます。
なので比較的短い道のりでそんなに困難すぎない目標を立てそれを積み重ねることが大事です。
小さな目標達成の積み重ねのメリットは以下
- モチベーションが落ちない
- こまめな改善と計画ができる
- スパンが短く困難すぎないので習慣化しやすい
小さな達成感は特にモチベーションを保つためには重要です。
習慣化して脳の負荷をへらしている
例えば行き慣れた場所から家に帰る時はあまり何も考えてなくても到着しますよね。
しかし行き慣れていない場所だと、どこにどういった目印があってどういう経路で…と考えることがいっぱいで、目的地に着くまでにかなりアタマをつかうため脳が疲れてしまいます。
物事の取っ掛かりにはこのようなアタマの使い方が必要ですが、それが延々と続いてしまうと長続きしません。
成長や目標達成には継続するというとても重要な行動が必要になってきます。
習慣化するとであまり考えなくても上達や成長や進化に必要な積み重ねが出来るので、脳が疲れにくいため継続しやすくなります
努力の正体
努力はやり抜く力、継続する力です。
関連記事ありますのでそちらをどうぞ。
努力が出来ない人のマインドセット
努力が出来ない人のマインドセットは
- 自分には無理と思っている
- 他人の評価や目線ばかりに気が向いてしまう
- マニュアルや正解ばかりを探している
- スキルに合わない高すぎる目標をもっている
このような事があげられます。
努力できない・努力が報われない人についての関連記事はこちら
努力を努力と思わない方法
努力を努力と思わない方法は、今出来る事にフォーカスして生きていくことです。
- 目標をきめる
- 目標を達成する
- 習慣化する
この3つがキーワードです。
特に習慣化が身につくと、あまり脳に負荷を変えることなく基礎技術が磨かれます。
目標を決める
ここで決める目標は2つです。
- すこし大きな理想のような目標
- ちょっとがんばったら達成できそうな目標
目標を達成する
小さめの目標の達成を積み重ねることによって、自分が出来るという自信がついていきます。
この目標は、ものすごく小さくても全然オッケーです。
例えば
- 先週より弾けるようになった
- いつもよりたくさん練習した
- 譜読みが進んだ
この程度の目標を積み重ねるのが大事です。
習慣化する
さあ!頑張るぞ!
こう思って、何かを始める時が実はモチベーションの最大値なのです。
だから、やる気はすぐに減ってしまういモチベーション下がって続かなかったりします。
やる気という漠然とした感情まかせのものを練習の起爆剤にすると継続する事が難しいので、感情をいったん箱にしまっておいて、一日何時間何をするというタスクにして、それを淡々とこなす。
と言う方法で習慣化していきます。
一旦ルーティンが出来上がるとそれほど大変じゃなく継続ができるようになります。
習慣化のために役立つマインドフルネス
努力を継続して習慣化するためのキーワードは、作業している間は今に集中することです。
これはマインドフルネスに通じる事で、習慣化が難しいなと感じる人は、
マインドフルネス瞑想
から始めてみるとよいかもしれません。
マインドフルネスの良い所は
- 不安傾向が改善される
- 今に集中できるようになる
- 自分のペースを取り戻すことが出来る
など、グーグルなどの大きな企業や組織でも取り入れられていることです。
マインドフルネスの関連記事と関連書籍はこちら
まとめ
努力を努力と思わず努力する方法をご紹介しました。
キーワードは目標達成と継続するです。
あなたの練習ライフにも是非取り入れてみてくださいね♪
サイト内関連記事
参考文献
人気記事
ラフマニノフの手は大きかった!
ラフマニノフの手の大きさを紙粘土で再現して検証してみました。
ラフマニノフが愛用したピアノに残る手が大きかった痕跡
現在ラフマニノフの愛用していたNYスタインウェイは日本人の所有になっています。年季の入った楽器に手の大きかった痕跡が残っています。