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バッハ★演奏に必要な5つの理解

楽曲分析, 読譜, 練習

バロック作品は、取り組み方を間違えると全く違う音楽になってしまいます。フーガなどの対位法が多いバッハ作品の理解は、大変難解ですがピアノ学習者にとって必須です。

ミャウジ
ミャウジ
ノリや感覚で弾いてると、よくレッスンでつっこまれるね。ちゃんと勉強しなきゃいけないんだね。
生徒に作曲を教えるために書いていた作品も多くて、インヴェンションや平均律は対位法というのにこだわって書かれてるんだよ。
かずねぇ
かずねぇ

コンクール課題になるバッハ作品は、生徒に作曲を教えるために書かれたアカデミックな曲が多いようですね。ではどういった事に留意しながらどのように勉強したらよいのでしょうか。以下を見ていきましょう。


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大まかな構成を分かる

インヴェンションや平均律はフーガという対位法で約2ページほどにまとめられて書かれています。構成はだいたい以下の3つくらいのパートに分かれています。

  1. 主題が呈示される最初の部分
  2. 主題やその他の要素が展開されている中間部分
  3. ストレッタなど終結に向かう最後の部分

主題と対旋律を見つける

フーガはまず1小節から2小節くらいの長さの主題がどこかの声部に提示されて始まります。それと同じ音型が各声部に現れてくるので、それを視覚的に分かるように色鉛筆で記していきます。

2つ目の主題が出てきたあたりに、それまで主題があった声部に対旋律という主題とバランスを取りながら配置されている旋律があります。それもまた各声部に現れてくるので、色を変えて記していきます。

経過句や同型反復進行を見つける

主題と対旋律以外に現れる「つなぎ」のような旋律は経過句と言われ、フーガのバランスを取っています。これは特に色鉛筆で塗る必要はありません。

経過句に混ざって、同じような音型が音の高さを変えて繰り返される箇所があります。同型反復進行と言って、主に転調の手法として使われる事が多く、楽曲の色がグラデーションに変化していくような効果もあります。その音型のグループを色鉛筆で囲んでいきます。

カデンツをみつける

フーガには機能和声のように、くっきりしたカデンツが現れる箇所は少ないですが、ドミナントの音からトニックへ進行する箇所が大きな区切りにあり、また流れの中に細かくD⇒Tと進行している箇所があります。

この進行の箇所は、フレーズの色付けの重要なポイントです。

ストレッタを見つける

ストレッタは曲の終盤に現れることが多く、それまで主題は1声部に現れている間は他の声部には現れなかったものが、重なって現れる事によって緊張感を表現しています。

まとめ

バッハの演奏には上記のような理解が不可欠です。論理的思考タイプの人にはこのような分析は全く苦ではなく、むしろ仕組みが分かってとても楽しいものです。しかし、苦手に思う人も少なくありません。そんな場合は、フーガの要素や構成を視覚的に色分けして楽譜を塗り絵のようにすることによって、より直感的に音楽をとらえやすくなります。

それぞれのタイプに合った楽曲へのアプロ―チを試みてください。

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バッハの楽譜はヘンレ版が良く使われていますが運指に難がある場合があります。ウィーン原典版は、運指や内声の取り方など違った編集がされているので、両版所有しておくとよいでしょう。

【インヴェンションとシンフォニア】

【平均律1巻】

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