ピアノを弾くと起こる身体の不調は姿勢の悪さが原因
ピアノを弾くとなんか身体の調子が悪いんだよね…と悩んでいませんか?
体の不調をあまり楽器のせいにはしないかもしれませんが、実は楽器を演奏する時は身体の使い方は解剖学的な正しい位置ではなく、ねじったりひねったりしています。
なので無理をしたり、負担がかかりすぎる姿勢で演奏を続けると身体に不調をきたします。
今回は、ピアノを弾くことで起こる身体の不調についてお話していきます。
【2つの原因】
- 演奏フォームの3つの原因
- 視覚的な原因
【対策】
- 身体を鍛える
- 姿勢に気を付ける
- 身体のメンテナンス
- 眼鏡など
【徹底解説】ピアノを弾くと起こる不調2つの原因と対策
ピアノを弾く人の中には肩こりや腰痛で整骨院やマッサージなどに通う人も多いです。
ピアノを弾かない人は、ピアノは優雅だと思っている人もいますよね。しかし実際はスポーツと同じくらい身体を使います。
全く肩こり腰痛を患わない人も中にはいますが、かなり多くの方が悩んでいます。
ではなぜピアノを弾くことで肩こりや腰痛が起こってしまうのか、以下深掘りしていきます。
- 演奏フォームの3つの原因
- 視覚的な原因
演奏フォームの問題による原因
演奏フォームの問題は以下です。
- 型をねじっている
- 座っている
- ペダルを踏む
さらに解説します。
肩をねじっている
人間の身体は解剖学正位(人間としてのデフォルトのカタチ)は、あおむけに寝た時に手のひらが前を向く状態です。
しかしピアノを演奏する時は鍵盤側に手のひらを向けるので、肩が前にねじりこんで肩甲骨を開いた状態で腕を長時間持ち上げた状態が続きます。
肩首周辺の筋肉にストレスがかかって肩こりなどの原因になっています。
肩の巻き込みは猫背の原因の1つでもあります。
座っている
腕を長時間持ち上げた状態をキープするためには、身体の大きな筋肉の支えが必要になってきます。
しかしピアノ演奏は基本的に座っているので、演奏中に足腰の筋力は殆ど鍛えられません。
練習を積めば積むほど座る時間も長くなってしまうので、結果的に足腰の筋肉は弱く腕の筋力は上がってしまいます。
そのアンバランスが肩こり腰痛の原因の一つです。
ペダルを踏む
特に体の小さい女性は、ペダルを踏むために骨盤をゆがませて座ることにになります。
そして左右で踏ん張る力が違うため、アンバランスな筋力のつきかたになってしまいます。
視覚的な原因
ピアノを演奏する時、見る楽譜は線が多く細かくて白黒、暗譜しても鍵盤を見れば白黒で、目にとって一番コントラストがきつく疲れやすい配色になっています。目の疲れは肩こりを誘発します。
対策
対策は以下4つ
- 身体を鍛える
- 姿勢に気を付ける
- 身体のメンテナンス
- 眼鏡など
ではさらに解説していきます。
身体を鍛える
指の運動や基礎練習はするけど、腹筋・背筋、スクワットといったトレーニングまではやらないかもしれません。
筋力をアップさせ大きな筋肉で上半身を支えることで、腕を持ち上げるために余計な力を使わず、ゆがみからくる体の負担を軽減できます。
また腹筋背筋の正しい支えによって脱力演奏ができるようになります。
家で簡単に出来て姿勢も合わせて正せるトレーニングは、バランスボールなどのインナーマッスルに効くものを取り入れるのも一つの方法です。
バランスボールを使って基礎練習をするのもよいでしょう。
ボールだと安定感が悪いので、バランスディスクは椅子において使えるので便利でオススメです。
かなり腹筋がいります。
姿勢に気を付ける
背骨が正しい位置にある状態で演奏すると、筋力もアップされ難しいパッセージが弾きやすくなります。
姿勢はクセのものでなかなか治りにくいので、猫背矯正グッズなどを利用するのも一つの方法です。
日常に着用しているだけで、かなり正しい姿勢が定着してきます。
特に肩からくる腱鞘炎や首の付け根が痛くなりがちな人には効果が期待できます。(※個人の感想です)
身体のメンテナンスをする
ゆがんだまま筋力アップをしても、かえって痛めてしまうのでよくありません。
また引き締めるばかりではなく、緩めることもしなければ身体は傷んでしまいます。
ストレッチやまた整骨院などで定期的に身体を整えることで、重度の肩こり腰痛の予防にもなります。
目に合った眼鏡を用意する
眼が原因の肩こりの場合は、楽譜を読む用の眼鏡があった方がよいかもしれません。
文字を読むのと違い、楽譜には五線や加線といって線が多く記されているので目にすごい負荷が勝っています。
特に乱視を持っている人にとってはつらい。
眼鏡を作る際には楽譜を持っていき、楽譜を見る位置で楽に見れる眼鏡を作るのがよいでしょう。
まとめ
上記のような理由により、筋力に偏りができたり、また猫背になってしまうのが肩こりと腰痛の原因です。
日頃から悪化させないようにトレーニングやメンテナンスをすることは大切ですね。
演奏することによる原因2つ
- 演奏フォームの3つの原因
- 視覚的な原因
対策4つ
- 身体を鍛える
- 姿勢に気を付ける
- 身体のメンテナンス
- 眼鏡など
お話ししました。
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