【音楽家が感じること】演奏から伝わってくる音楽以外の3つのこと
今回は演奏を聴いた時に音楽家は演奏者からどんなことを感じ取っているのかについてお話していきます。
ピアノ演奏は自己表現であったりまた他人から良い演奏だと認められたいと思って演奏している人が多いですね。
ぼくも、自分の音楽を表現するんだ!って思う。そして上手だねって褒められたいなぁって思って弾いてるかもなぁ。
この記事では音楽家が演奏からどのような事を聴きとっているのかを以下の3つの切り口で解説していきます。
- 神経質さ、おおらかさ
- 人の意見を聞くタイプか聞かないタイプか
- 固いまじめ人間か、遊び心があるか
※あくまでも一音楽家の一意見です。そしてこれがすべてではありません。ブログエンタメとしてお楽しみ頂けますと幸いです。
【音楽家が感じること】演奏から伝わってくる音楽以外の3つのこと
【音楽家が感じること】演奏から伝わってくる音楽以外の3つのこと
「目は口ほどにものを言う」と言いますが演奏も口ほどにものを言います。
喋り方や人間性などかなり多くの情報が演奏から染み出ています。
音楽家は言語以外に音で色んなことを伝えたり感じたりすることが多いので、音に色んなイメージのデータが蓄積されています。
なので色んなことを感じ取ったり読み取ったりしています。
では以下3つ深掘りしていきましょう。
- 神経質さ、おおらかさ
- 人の意見を聞くタイプか聞かないタイプか
- 固いまじめ人間か、遊び心があるか
神経質さ、おおらかさ
以下から、かなり顕著に音に現れています。
- 音の切り方
- 音の間
- 音質
神経質な傾向はすべてがタイトでシャープな印象です。
必要な音楽表現としてタイトに演奏することはありますが、それとは別で本質的な音の要素として感じられます。
人の意見を聞くタイプか否か
デュナーミクの差と、フレーズのアゴーギクによって伝わります。
人の意見を聞きすぎる人は、デュナーミクがちょっと不自然…というか、自分のアイディアではないなというのが伝わっている演奏をしています。
何故伝わるかというと、おそらく注意を受けたであろう箇所だけデュナーミクがいかにも効果的である手法で演奏していて、他に行き届いていない箇所が多くあるからです。
またアゴーギクが流れが止まってしまうほどの不自然さがある人は、人の意見をあまり聞かない傾向が強い。(あくまでも経験則です)
人から言われるより自分で分かりたいという欲求の強い人に多い傾向があるように感じます。
生真面目か遊び心があるか
生真面目な演奏を好む人も多くいますし、遊び心がないと窮屈に感じる人もいます。
どちらが正しいとかはありませんが、感覚的に
感心するか、感動するか
の違いが両者にはあります。
デュナーミクとアゴーギク、そして間など音符以外の箇所や音色に多く表れます。
その他伝わること
人間性やある程度の性格も伝わります。
上記の情報が分かるために
多くの演奏者は自己表現を目標とし、人からの称賛を求めていることは否めません。
しかしプロの演奏家はさらに聴衆の事を考えて演奏しています。
自分が奏でる音楽が自分がお客さんとして演奏を聴くときに聴きたい音楽であるかがかなり重要です。
音楽家は聴衆側の耳を意識して音楽や音作りをしています。
どのような表現がどういった印象を与えるのかという事も分かってきます。
本質的な傾向は個性として根底にありますが、手練れた音楽家は意図的に神経質な状態やおおらかな状態を作り出すことも可能になります。
まとめ
音楽家が感じ取る演奏から伝わってくる音楽以外のことについて以下3つを切り口にお話しました。
- 神経質さ、おおらかさ
- 人の意見を聞くタイプか聞かないタイプか
- 固いまじめ人間か、遊び心があるか
演奏からは様々な情報があふれています。
その情報をキャッチする能力は長年経験によるものであり、自身の演奏の継続やレッスンをする立場で言語化する習慣によって身に付きます。
また、人間を知る他の学問の知識も必要になってきます。
特に心理学や脳科学などの分野は、さらに演奏からの情報を多く読み取るための必須分野なので是非学んでくださいね。
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