スポンサーリンク

アンサンブル★演奏のために必要なこと

室内楽, 演奏

アンサンブル演奏の時に大切なのが共演者とのバランスです。共演者と音楽を作るアンサンブルは独奏とは違うところがあります。

ミャウジ
ミャウジ

アンサンブルは暗譜じゃないし、一人じゃないからさみしくないのがいいよね。

暗譜じゃないけど、ある程度は憶えとかないとね。人と演奏するバランス感覚がものすごく要求される演奏形態だよ。
かずねぇ
かずねぇ

どういったバランス感覚が必要なのでしょうか。では以下を見ていきましょう。


スポンサーリンク

バランスが要求されるところ

人間力

独奏の場合は一人で世界観を作ってしまったとしても、聴き手に色々な感想を持たれたり個人的に批判されることはありますが一応演奏としては成り立ちます。しかしアンサンブルは共演者と一緒に弾くことが大前提です。

人と何かを一緒にするときに、自分自身の感情や思いを優先させてしまったり、情動的な言動が目立つ場合は、誰かが我慢を強いられることになりかねません。大人であり、ある程度の独立性と独自性を保って、接点や落としどころを見つけていくことがとても大切になってきます。

音楽の力量

独奏で演奏した時のポテンシャルに由来します。例えるなら、ツェルニー30番を必死で演奏している人とラフマニノフやスクリャービンの練習曲を軽々と弾いてしまう人が、アンサンブルをするなら、後者が前者に合わせることでしかアンサンブルは成り立ちません。

同等の技術レベル+音楽の大きさ、またアンサンブルを演奏する時点での経験値が揃っているほど、無理なくバランスがとれます。

しかし超一流の集まりでなおかつ人間性も素晴らしいというアンサンブルに出会えることは、そういった人間の集まる所に社会的な地位があり、また積極的にそこに身を置いていない限り難しいものです。

特にピアノ弾きの人口は他の楽器奏者とは比べ物にならないくらい多く、他の楽器奏者と出会う自助努力や音楽の鍛錬が必要になってきます。

アンサンブルがうまくいく共通項

同等の読譜力とソルフェージュ能力があること

差があると選曲の幅が狭くなります。さらに共演者パートの奏法や譜面に対してもある程度の理解がいるため、ソルフェージュ能力は必須です。さらにピアノは他のパートより音が圧倒的に多いため、スコアリーディング能力も問われます。

本番のテンションと本番での弾きやすさ

練習や合わせでどんなにうまく弾けていたとしても、本番になって緊張してボロボロになってしまう人が一人でもいると、共演者の集中力を奪ってしまいます。これはミスをしてはいけないという事ではありません。以下がポイントです。

  • 楽曲中に点在する共演者との集合地点に迷惑をかけずに到着すること
  • 必要な箇所での自己主張
  • 相手を立てる
  • 共演者のアクションに反応する
  • 自分の仕事を全うする

音楽の力量

上記のとおり。

どんな状況でも対応できる

それでも人間には多様性があり、色んな人がいるので、ややこしい状況でもうまくやり過ごせるかどうか。

その他の大切なところ

  • 合わせや準備段階の協調性
  • 音を出していない時間の会話など
  • 意見を聞いて言えるか

共演でなくなる瞬間

一方的な意見

自分のやり方を共演者に強要するようなことは、もはやレッスンであったり上下関係が生まれてしまいます。同じ内容の事であったとしても、意見なのか、要求なのかで受け取る側の気持ちも随分変わってしまいます。たとえ音楽的に正しいことを発言したとしても、言葉の選び方や言い方もとても大切になってきます。

どちらかに合わさざるを得ない時

様々な要因…ポテンシャルの差、情動のコントロールの差などがある場合は、同等の立場としての共演は難しいでしょう。相手からギャラ頂くときは仕事なので合わせるのも仕事のうちになります。

まとめ

人と演奏をするアンサンブルは、時にはすべての人が同等に楽しく満足を得られるという事は難しい事もあるでしょう。

人はそれぞれに自分の中で大切にしているものが違うので、落としどころがうまく見つからない場合も多々あります。だから、この日にこの曲を演奏するという公然の目標に向けて、自分の仕事を全うすべく物事を取捨選択して進んでいく必要があります。


にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ(プロピアニスト)へ にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ にほんブログ村 クラシックブログへ

ランキングに参加しています リアクション頂けるとうれしいです