【老害注意】先生をすると起こる認知不協和のヤバさ

2021年3月16日ピアノの先生のつぶやき,つぶやき,人間関係

先生と言う職業は教える側に大きな学びがある素晴らしいものです。

しかし、その素晴らしいという位置づけが逆に仇となって自分自身に返ってくることがあります。

言動にズレが起こり認知的不協和によって価値観が歪んでいく…という感覚です。

最近の言葉でいうと「老害」というのがその一つに当てはまります。

あくまでも自身の経験の中で、自分の中で起こっていた歪(ひずみ)や、学び以外の苦しい部分にスポットをあてて今回はお話していきます。

この記事ではこんなことについて深掘りしていきます。

  1. 先生をすると陥りがちなヤバい価値観
  2. 無難に生きる選択をするマインド
  3. 言葉遣いによる家族友人同居人との軋轢
  4. 音楽の聴き方
  5. 演奏がだんだん下手になっていく感覚

立派に先生としておられる方も世の中には多くいらっしゃいます。

なので、一音楽家の一経験による話というエンタメでお読み頂けますと幸いです。

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【老害注意】先生業をするとおかしくなってしまうこと

【老害注意】先生業をするとおかしくなってしまうこと

仕事として教えることはとても楽しい反面、演奏することとのギャップに悩むことも多くなります。

この記事では敢えて先生業のネガティブなところにスポットを当ててお話していきます。

  1. 先生をすると陥りがちなヤバい価値観
  2. 無難に生きる選択をするマインド
  3. 言葉遣いによる家族友人同居人との軋轢
  4. 音楽の聴き方
  5. 演奏がだんだん下手になっていく感覚

では深掘りしていきましょう。

先生をすると陥りがちなヤバい価値観

自分が生徒の立場で行ってきたことが常識という感覚で

生徒はこうあるべき

と言った価値観にさいなまれます。

一部の先生をしっかりと立てる親御さんがいると、そうでない親御さんに対して特にべき論てきな考えを持ってしまいがち。

特に挨拶や御礼などの部分では、ものすごく苦しく感じるところです。

ですが、今の世の中ではハラスメントに当たる価値観です。

確かに失礼無礼な人もいます。

そういった人に対してどう対処するかは、かなり人間的な力量を問われる部分です。

無難に生きる選択をするマインド

出来ない所を注意し、出来たら褒める。

この言動を繰り返しているうちに、自分自身もなるべく注意されないように、褒められるように…と行動がすり替わっていってしまいます。

また先生と言う立場は人に注意をするので「ちゃんとしなければならない」というのがベースに出来上がり(ちゃんとできないのに)リスク回避をする行動が目立つようになります。

生徒に言いながら自分に返ってくるため、枠からはみ出ることが怖くてできなくなっていきます。

言葉遣いによる家族友人同居人との軋轢

先生業のしみついた言動のワーストワンは

「偉そう」

この言葉につきます。

「教えてあげる」

というのがにじみ出てしまい、かなりヒンシュク買います。

言葉遣いも先生の口調が沁みつくため、気づかないうちに怒らせてしまう事もあります。

ガリゴリの先生業を離れてみて分かることですが

「求めてもいないアドバイスを教えてあげる的に言われる」

この鬱陶しさはかなりのものです。

音楽の聴き方

先生業をする場合は、人の演奏の未熟な点や自分の価値観に合わない所を指摘して修正させるという事をします。

確かに指摘によって生徒さんの演奏に変化がありますが、音楽の聴き方がちょっとおかしなことになってしまいます。

先生業をすると音楽の聴き方がこんな感じになっていきます。

  • お人の演奏をさらに良くしたいというエゴイズムで聴く
  • 演奏のダメなところが耳につく
  • 演奏のダメなところを探す

先生の仕事を継続すると「純粋に音楽を聞く」ということが難しくなります。

演奏に対するコメントもなんか変になってしまうと感じます。

人間の脳ミソは主語を理解しません。

こういう聴き方をしてダメ出しやら注意したり、指導という鉈(なた)を振り回し続けると、自分に全部返ってきてしまいます。

演奏を続けながらの指導は認知的不協和との闘いで、かなりキツいものがあります。

演奏がだんだん下手になっていく感覚

「上手」とは言えない音を聴くことが多くなるので、自分の音楽が分からなくなります。

演奏活動との板挟みに悩み、割合の多い方へ引っ張られるのは仕方がありませんがかなりキツイ感覚です。

脳はかなりいい加減なので、聴いている音が自分が出している音なのか人が出している音なのかを理解しません

自分が向上できるような演奏をレッスンで聴くこともありますが、それはかなりレアです。

また「こうあるべき、こうしなさい」的な言動を重ねることで演奏を四角四面にしてしまいます。

最も辛いのが、ピアノを教える以外にメンタルケアや親の愚痴を聞いたり話を聞いたり接客業務が多すぎて自分の練習ができなくなるため、だんだん下手くそになっていきます。

そしてその認知的不協和から保身的な事を言い出すようになってしまいます。

まとめ

先生業をするとおかしくなってしまうこと5つを解説しました。

  1. 先生をすると陥りがちなヤバい価値観
  2. 無難に生きる選択をするマインド
  3. 言葉遣いによる家族友人同居人との軋轢
  4. 音楽の聴き方
  5. 演奏がだんだん下手になっていく感覚

自分自身の体験もあり、また他の先生をされている方と交流があった時に強烈に

「違和感」

として感じることです。

演奏するという心の自由を保ちながら、べき論に支配される先生業をするのは大変だと思います。

こういった違和感や人間関係に悩んだ時に役立つのが「心理学」の知識です。

そうなってしまうものは仕方ありませんが、心のしくみを理解するだけでも自分がどういう状況なのかが整理できるので、無駄に感情を浪費することが減ります。

こちらおすすめの心理学の本です。興味あったらお読みください。


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