【悲報】その弾き方はピアノが悲鳴を上げている

2020年2月21日基礎練習,練習,演奏,ペダル,脱力

ピアノは鍵盤を押すと音がでます。

猫でも音が鳴らせる楽器です。

簡単に音が出てしまうしどんな音でもぶっ壊れない限り音として鳴ってくれます。

ある意味「懐の深い楽器」です。

ですが、時に

「お願いです、痛いです、そんな音で弾かないで!」

と悲鳴を上げているのではないかと思う事があります。

明らか力任せでコントロールされていない乱暴な音を聴くと

「楽器が可哀そう」と感じます。

この記事ではピアノから聞こえてくる

  • そんなに強く押すなよ
  • 痛いよ、叩かないで
  • そんな踏み方したら濁っちゃうよ

こんなピアノの気持ちを解説していきます。

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【悲報】そのNG奏法!ピアノが悲鳴を上げていませんか?

【悲報】そのNG奏法!ピアノが悲鳴を上げていませんか?

ピアノが悲鳴を上げる音というのは、つまり音がキレイではないということです。

それは奏法に問題があります。

しかし自分が出している音がキレイなのかキレイじゃないのかを分かっていないと改善のしようがありませんよね。

ではキレイ・キレイじゃないの違いと、NGな奏法を解説していきます。

キレイな音とキレイじゃない音

キレイな音とキレイじゃない音をいくつかの項目であげていきます。

キレイな音
  • 倍音が適切に響いている音
  • 打鍵の雑音が少ない(意図的に出す場合を除く)
  • 粒ぞろいが良い
  • 弱音も良く聴こえる
  • 絶妙なペダリング
キレイじゃない音
  • 倍音がかき消されるような打鍵の音
  • 重音のバランスをガン無視した音
  • 粒のそろいが悪い
  • 弱音が存在しない
  • ペダルでごまかしている

5つのNG奏法

キレイじゃない音を出してしまう奏法はいくつかありますがここでは以下の5つ解説していきます。

  1. 打鍵する時に力が必要以上に入っている
  2. 打鍵した後に力が適切に抜けていない
  3. 腕や指にバタバタした無駄な動きがある
  4. 弱音が存在しない
  5. ペダルの踏みすぎ

打鍵する時に力が必要以上に入っている

ピアノの鍵盤はある一定以上の圧力をかけても音が大きくなったり響いたりはしません。

なのにfやffなどが書かれているところを

「強く弾く」

という解釈を誤って「fは鍵盤を強くたたく事だ」と勘違いしてしまって起こる悲劇です。

キレイじゃない…というか、悲鳴というか、雄叫びというか、とにかく絶叫したような不快な音が鳴ってしまいます。

音の強さは打鍵の強さよりスピードによって変わります。

打鍵の後に力が適切に抜けていない

仮に強めに打鍵したとしてもそのあとにスッと力が抜けると響に変わります。

しかし打鍵がきつかったり力が入りすぎたりする人は、打鍵した状態でしばらく関節が固まっていることが多いです。

演奏は一音では終わらないので、脱力できない状態が続くと段々と身体が固まってしまいます。

そしてコントロールが効かなくなりまた打鍵がきつくなる…の無限ループに陥ってしまいます。

指や腕がバタバタしている

力は抜けているけれど抜き方に問題があるパターンです。

暴れホース(ホースをしっかりとつかんでいない状態で水を勢いよくホースに流すと暴れだすアレです)という表現がぴったりで、出した力に対してコントロールが効いていない状態です。

コントロールがうまくいかないと、強すぎる音や弱すぎる音が出てしまいます。

音量にバラつきのある音や粒が揃っていない音がでてしまいます。

弱音が存在しない

弱音は実は強い音を弾くよりもコントロールが必要です。

音がキレイでない=コントロールが出来ない

なので、弱音を演奏しようとしたときに事故が多発します。

弱音になりきらず音が抜けたり、また鳴らないのを回避するために強く弾いてしまう傾向があります。

ペダルの踏みすぎ

ペダルを踏むと、音がって響きが多くなるため、細かいことが気にならなくなってしまいます。

つまりミスや細かいコントロールを無視して演奏できてしまいます。

ペダルは適切に踏まないと違う和音がぶつかって濁ったり、不協和な音が濁ったり、また音量が多くなってしまうのでキレイではありません。

まとめ

ピアノが悲鳴を上げる5つのNG奏法解説しました。

  1. 打鍵する時に力が必要以上に入っている
  2. 打鍵した後に力が適切に抜けていない
  3. 腕や指にバタバタした無駄な動きがある
  4. 弱音が存在しない
  5. ペダルの踏みすぎ

自分の演奏にいずれか心当たりのある人は、改善することによって音は随分ときれいになります。

奏法の改善=フォームの改善

とも言えます。

フォーム改善をするためには、楽曲で行うより基礎練習を利用して行う方が効率が良いです。

楽曲ではメロディや音楽の構成やイメージに気持ちを持って行かれがち。基礎練習やフォーム改善はどうしても二の次になってしまいます。

なので「きれいな音で曲を弾くため」には、技術に特化した基礎練習を取り入れることがすごくすごく大事です。

ピアノは際限なく美しい音が出せる楽器です。NG奏法を改善して、美しいキレイな音で演奏してくださいね♪

基礎練習のまとめ記事と教材はこちら。


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