ピアニストが演奏が下手すぎて凹んだ時にやること
自分は…なんて下手なんだー---!!!
と凹んでしまう事ってありませんか?
練習してもなんか弾けない、準備万端のつもりで本番で弾いたら大失敗…。
この記事ではそんな演奏した時に、自分の下手さにへこんでしまった時の対処法についてお話していきます。
どうして下手に感じるのか原因がわかりそれを改善すると立ち直れそうですね。
この記事ではこんなことをお話していきます。
- 下手に感じる症状とその原因について
- 下手に気づく理由
- 対処方法
ピアニストが演奏が下手すぎて凹んだ時にやること
練習している時に何度弾いても上手くいかない…どんなに練習してもなんかイマイチになってしまう。ピアニストであっても自分の演奏が下手で凹みまくることはものすごくあります。
経験的に何が出来ていないから下手なのかはわかってはいるものの、人間なので演奏する機会が少し間隔が開いたり、なにかアクシデントがあってメンタルがグラついたり、あまりにも忙し過ぎたり…理由は色々ありますけど、すぐ忘れてしまう事も少なくありません。
自分の演奏が「下手」に感じる時は大きくこんな時
- 他の人の演奏を聴いててハッと気づいた
- 惰性で練習していることにふと気づかされた
- いつもと感覚が違う…うっすらした違和感
1は他者比較で気づかされ、2と3は自己比較で気づいたという感じですね。
どちらにしても、何か「これではいかん!」と思わされるきっかけがあって気づくことが多いです。
では、自分の下手さに凹んだ時の対処法について以下3つのポイント
- 下手に感じる症状とその原因について
- 下手に気づく理由
- 対処方法
これらを解説していきましょう。
下手に感じる症状とその原因について
自分が下手に感じる症状は以下です。
- 細かい音の粒が揃わない
- 弱音で音が抜ける
- 左手の跳躍がはずれる
では少し深掘りしてその原因を探ってみましょう。
細かい音の粒がそろわない
細かい音の粒が揃わない一番の理由は基礎力が不足して技術が落ちている時です。
16分音符より細かい音の連続は、各指の独立した動きをコントロールする基礎力が落ちると粒が揃わなくなってしまいます。
弱音で音が抜ける
細かいパッセージで弱音が抜けるのは、粒が揃わないのと同じく基礎力が不足して技術が落ちている時。
比較的緩やかなパートで抜ける場合は、腕のコントロールが出来ていないため。姿勢の悪さや身体の使い方も原因の一つです。
演奏することが日常ではない人は弱音が抜けやすい傾向があります。
演奏が特別なこととして脳ミソが認識してしまうと、身体が緊張して脱力がうまくできなかったり、思うように関節や指が動かせなくなります。
左手の跳躍がはずれる
跳躍がはずれるのは、音を憶えていないというのが大きな原因。
また跳躍に必要な体の使い方を忘れるくらい基礎力が不足して技術が落ちている時もはずれます。
左手が担う音型の多くは、伴奏や和声などメロディーを引き立てたり響きを作る事が多いです。伴奏音型の分散和音の1つであるベース音と重音を交互に演奏したり重音を跳躍する音型があります。
憶えていないと楽譜に気を取られてしまい、身体の動きがスムーズではなくなります。
下手に気づく理由
下手に気づく理由はこんなことではないでしょうか。
- 人の演奏を聴いてハッとした
- 本番が近い
- レッスンで指摘される
- リハで上手く弾けない
では、こちらも深掘りしていきましょう。
人の演奏を聴いてハッとした
練習がマンネリすると、何かに気づいて改善して向上させるというサイクルが鈍ってしまう事があります。
そんな時に人の演奏を聴いて、自分に足りない事に気づかさせられるということはよくあります。
本番が近い
本番に向けて「練習しなければ!!!」と思っている時は緊張感も増してくるし良い演奏がしたいという欲求も高まってきます。なので思うように演奏できないことに敏感になります。
録音練習で客観的に聴いたり、また音に集中する時間も増えてくるので、本番前は耳もさえて色んなことに気づきます。
レッスンで指摘される
自分では弾けているつもりでも、レッスンで指摘されることによって気づかされることも多いですね。
自発的に他人の演奏や過去の自分との比較で気づきが少ない人は、レッスンを受ける事がとても大事になります。
リハでうまく弾けない
人間は同じことの繰り返しに対し鈍感になります。家では気づかなかったことも練習場所を変えてリハーサルをしたら、色んなことに気づきます。
対処法
下手だな…と感じる原因は、技術面と音楽的な表現の面がありますが、まずは技術面の強化をすることが大事です。
何故なら、どんなに音楽的なものが自分の中にあったとしても、表現ツールがなければ何も伝わらないから。
表現力を上げることも大事ですが、ここではまず表現ツールである技術面での対処法を解説します。
- 基礎練習を強化
- 左手に特化した基礎練習の強化
- 基礎練習をしながらフォーム改善
基礎練習を強化
細かいパッセージや音抜けに対しては、ハノンやその他の弾きにくいテクニックに特化したエチュードなどを一定時間熟すことによって、大きく改善されます。
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基礎練習の重要性や具体的な教材についてはこちらの記事を参考にしてください↓
左手に特化した基礎練の強化
楽曲ばかりの練習では左手のテクニックの強化は難しいので、基礎練習を応用して左手の基礎力を上げます。
左手の強化はかなり演奏の安定とリンクしています。
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基礎練でフォームを見直す
基礎練習は楽譜を読むことを省いて技術を短期間で向上させることが出来ます。同じ音型を連続して弾くので演奏のフォームをチェックしながら練習ができるのが基礎練習の最大のメリットでしょう。
音が抜けたり跳躍がはずれるのは姿勢を正しくすれば改善されることもしばしば。
フォーム改善は凄く重要です。
まとめ
しっかりと積んだ基礎練習は、本番の演奏の大きな支えになります。
なによりも自分自身が弾きやすいと感じるようになるでしょう。
下手さにへこんだ時は基礎練習のメニューを見なおしてみてくださいね。
- 下手に感じる症状とその原因について
- 下手に気づく理由
- 対処方法
解説しました。
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- 指示に近いテンポで演奏が可能になる
- 弾きやすくなる
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基礎練習教材は適材適所に利用すると最短で技術を上げることができる優れものです。
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