【ピアノが嫌い】理由が分かればピアノは嫌いにならない

2019年9月20日ピアノの先生のつぶやき,つぶやき,ピアノが嫌い

ピアノが嫌いになってしまうのは何故だろう…自分でもよく分からない嫌いの理由を知りたいと悩んでいませんか?

もうピアノなんて弾きたくない。音も聴きたくないと好きだったはずのピアノが嫌いになってしまうのには理由があります。

実はピアノが嫌い! になる原因は「ピアノ」そのものにはありません。

ミャウジ
ミャウジ
ぼくの友達にもいたよ。やめちゃってもう弾いてないんだ…
嫌いと言っても、ピアノ自体に意思があるわけじゃないから直接ピアノから何かをされるってことはないよね。
かずねぇ
かずねぇ

ピアノが嫌いになってしまう大きな原因の一つが「承認不足」です。ピアノは好きだけど練習が嫌いな人もいますが、それはピアノが嫌いではないので、ここではピアノが嫌いになってしまう人の潜在意識についてお話していきます。

結論から言うと嫌いになる理由はこの3つが挙げられます。

  1. 先生に褒められない
  2. 人間関係でもめる
  3. 人に認められない

では解説していきます。

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【辛くなる理由】ピアノが嫌いになる原因はピアノにあるのではなく承認不足だった

【辛くなる理由】ピアノが嫌いになる原因はピアノにあるのではなく承認不足だった

ピアノが嫌い

と言う人の話を聞くと、楽器のピアノそのものに嫌悪を感じているのではなく、ピアノに関わった人間関係のことで嫌いになっています。

楽器には罪がないのに「ピアノが嫌い」と言われるのは、ピアノが可哀そうですよね…

ではまず人が嫌いになる心理から解説していきます。

人の嫌いには2種類ある

嫌いという感情は実は自分の身を守るためにとても大事なもので、人から無くならない感情と言われています。

嫌いの中には2つの種類があり、脳の活動部位が違うので種類の違う嫌いになります。

  1. 自分の主観的な好みに反する「嫌い」(眼窩前頭皮質)
  2. 生理的に受け付けない・生命の危機に関する「嫌い」(偏桃体)

少し謎ですよね。なぜなら楽器であるピアノが主観的な好みに反する存在でもないし、生命の危機を脅かすことがあるとも考えにくい。

ピアノの音が生理的にダメという人がいますが、実は嫌いになる前に必ず人の関係があってそれが上手くいかずピアノの音を聴くと想起されて嫌いという図式になります。

つまりピアノが嫌いは楽器自体が嫌いなのではなく、関わる人間との何かが原因で「嫌い」の感情に紐付くから嫌いになってしまうのです。

ではピアノそのものに原因がない嫌いについての理由を3つ深掘りしていきましょう。

  1. 先生に褒められない
  2. 人間関係でもめる
  3. 人に認められない

先生に褒められない

学習者にとって自分がどれくらい頑張ったのかは習っている先生から知ることが多いです。

進捗を褒めてもらったり、今の現状での進歩を認めてもらったりすることで「これでいいんだ」と認識できて達成感を得られます。

褒められる機会があまりないと判断基準がよくわからない生徒にとっては、果たして自分は上達しているのか、これで良いのかがわからないので、自分は上達していない、才能がないと思ってしまいます。

生徒に対してピアノの進歩や成長のお手伝いをするというスタンスではなく、自分に従うか従わないかが基準の先生も残念ながら存在します。

生徒によって意図的に過剰に差別的に褒めたり、まったく褒めないという心理操作をするような先生と不運な出会いをしてしまった生徒さんは、ピアノに関するすべてが嫌いになってしまいます。

人には相性があるので、重症になる前に先生を変わる決断をするのも一つの対策です。

人間関係でもめる

先生に気に入られない、または同じお教室の人と仲が悪いなど、ピアノや音楽とは全く関係のない所で心が疲弊してしまうのが原因でピアノまで嫌いになってしまうケースがあります。

人間関係に疲れるとピアノ以外のことにも影響します。

人に必要以上に気を使ったり耐えられないほどの嫌な思いをするのなら、思い切って教室を変える、先生を変わるという選択をする必要があります。

人に認められない

ピアノを頑張っているとコンクールに挑戦したくなりますよね。

しかしコンクールや受験はどうしても人との優劣をつけられてしまう状況が待っています。

適切なコンクールを受ける意義と精神的なサポートがない場合、結果が出せない事が続くと承認欲求が満たされないので、ピアノ自体をやっていても無駄という考えに陥ってしまう人も少なからずいます

ピアノや音楽そのものへの気持ちが承認欲求にすり替わってしまっていて、欲求が満たされないことをピアノそのものを嫌いになることで心のバランスを取ろうとしてしまうケースです。

人に認められることは大事ですが、意外と子供本人はコンクールの結果よりお母さんや先生に褒められることが幸せだったりします。

親や先生がキーっとなって子供を責めるとピアノは嫌いになってしまいます。本末転倒にならないように気をつけることです。

ピアノが嫌いになるのは人の欲求と関わっている

ピアノを好きになるかどうかは、熱意(お子さんの場合は親御さんの熱意)と先生との出会いがとても大きな影響を及ぼしています。

そしてピアノが嫌いになってしまう原因はピアノそのものや音楽とは全く関係ないもの。心のバランスを取るために「嫌い」という感情に結び付けているのです。

適切に指導され人と比較されることなく、音楽やピアノに対する欲求に自分自身のペースで対応する環境があれば、音楽やピアノを嫌いになることはないはず。しかし人は人より優位に立ちたいという欲求があります。そのことは分かっておく必要があります。

ピアノをどういう目的で習いたいのか、どういう目的で演奏したいのかが自分の中のどういう欲求からきているのかをしっかり見極めなければならないです。

自己実現を目的とすると「嫌い」になることはありません。

人の欲求 マズロー 自己実現論

自己実現論は人間の欲求について、マズローという心理学者が唱えたもの。

自身の欲求がどれなのかを分かると悩み解決の糸口がみえてきます。

自己実現理論

人間は自己実現に向かって絶えず成長すると仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。 自己実現論(マズローの)欲求段階説、欲求5段階説、など、別の異なる呼称がある。 ピラミッド状の階層を成し、マズローが提唱した人間の基本的欲求を、高次の欲求(上)から並べる

1.自己実現の欲求

2.承認(尊重)の欲求

3.社会的欲求 / 所属と愛の欲求

4.安全の欲求

5.生理的欲求

引用元 : Wikipedia

人間関係における悩み解決のヒントに


まとめ

ピアノが嫌いになるのはピアノが原因ではない以下の3つのことについて

  1. 先生に褒められない
  2. 人間関係でもめる
  3. 人に認められない

解説しました。

ピアノという楽器そのものには何の罪もないので、人とのいい出会いでまたきっと好きになれるはずです。

良い出会いがありますように。

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