ピアノの5つの演奏技術の練習方法
動画レッスン
ピアノの技術で多くの方が「練習しないといけないな」と感じるポイントを5つとその練習方法についてお話していきます。
あくまでも統計的なことをお話していきます。人それぞれ苦手なところが違ったり問題点も違うので、あてはまる点を参考に、独学で独自の解釈はせず自分に合った練習や問題点は必ずレッスンを受けて改善していくようにしていきましょう。
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ピアノの練習しないといけない技術
一般的にピアノの難しいとされる技術5つと技術が難しい理由、改善方法は以下です。
- スケールオ音型
- アルペジオ音型
- 細かいパッセージと細かくない音型の組み合わせ
- 重音の音型
- 跳躍の音型
スケール音型
難しさ
音がよれたり滑ったり走ったりする。
原因
指が均等ではないから起こる。本来人間の指はピアノを弾くためには出来ていないので指の長さも強さも向きも違う。なのに同じように弾かないといけないのが難しい理由。
改善方法
・一旦曲から離れて基礎練習などで指を整える
・リズム練習をとりいれてみる
・ゆっくり片手
アルペジオ音型
難しさ
隣り合った音を弾くスケールより飛ばし飛ばしに弾くので、スケールよりポジション移動が早く来る。スケールよりも関節の連動が更に重要でスピードが必要になる。うまく行かないと弾けないという症状がでる。
原因
・手首が固い
・腕のコントロールが出来ていない
改善方法
基礎練習のアルペジをを沢山弾いてみる
基礎練習でアルペジオのテンポアップをする。
細かいパッセージと細かくない音型の組み合わせ
難しさ
片方が16分音符など細かいパッセージで、片方が四分音符など比較的長い音符の組み合わせのとき、ズレる
原因
拍の意識が左右で合っていない
細かい音符が先行してしまう
改善方法
・片手練習でまず完璧に
・リズム練習で拍の意識を持つ
・メトロノームを使ってみる
・聴くべき音を聴く
・ズレてることにまず気づくこと
重音の音型
難しさ
3度や6度など上下の音がズレる。
原因
・音量バランスがまずい
・左右の技術のポテンシャルの差
改善方法
・メインとサブの音量のバランスをとる
・リズム練習で合わせるポイントを見つける
・片手練習で左右の技術の差を埋める
跳躍の音型
難しさ
跳躍は音が外れる。
原因
・腕のコントロールが良くない
・腕をコントロールするための体幹が弱い
・背筋、脚の筋肉など身体全体のコントロールができていない
改善方法
・姿勢を見直す
・腹筋と背筋を意識して弾いてみる
・鎖骨が自由に動かせるように体幹をしっかり持つ
・跳躍ばかりのエチュードで身体の使い方に慣れる
動画
こちらの動画で詳しくお話しています。
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ピアノの技術を短期間で効率よくUPしたいなら
わたしが自分で練習して常に思っている事ですが、基礎練習を積むことにデメリットは全くないというよりむしろ、基礎練習によって自分の演奏がキープ出来ているのだなと実感することが多いです。
自分に技術がある。これほどの演奏の支えはありません。
楽しくより自分の表現をしたい!そう願ってピアノを弾いている人には基礎力のUPは必須です。
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ゲーム感覚で基礎力UP!
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そう実感して頂けているメニューです。
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第一期は残すところあと2か月となりました。来期も継続開催決定しています。
基礎練習の継続を意識するためにも、エチュードやバッハを弾き続けることって大事ですね。
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本編のnote も是非ご覧下さい。こちらは更に詳しく動画付きで練習の仕方や勉強方法を解説しています(解説文付き)
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