認知特性の違いを知り、生徒に伝わらない・先生の言っていることが理解できないを克服する方法

2019年12月21日レッスン,心理学・脳科学,人間関係,認知特性,視覚,聴覚,言語

今回は

伝わらない!

についてのお話です。

こんな方は必読です!

  • 一生懸命伝えているのに伝わらない…
  • 理解しようとしてるけど、先生が何を言っているのか分からない

これは「認知特性」の違いによって起こっているのかもしれません。

ミャウジ
ミャウジ
素晴らしい指導だ!という噂で受けたレッスンでも、共感する時と、僕にはよくわからないってことがあるなぁ。
人にとって素晴らしいが自分にとって素晴らしいとは限らないのは、認知特性の違いも大きく関わっているんだよ。
かずねぇ
かずねぇ

伝わる伝わらない、よく分かる分からないのは認知特性の違いが原因の一つ。

何が違うのか

が分かれば理解するための一つのツールになりそうですね。

この記事では以下を解説していきます。

  1. 認知特性とは
  2. 特性ごとの理解と記憶の方法
  3. 特性の違いによって起こること
  4. 伝える上での注意点
  5. 子どもの教育に必要なこと

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【伝わらないのは何故?】生徒に伝わらない・先生の言っていることが理解できないのは「認知特性」の違い

【伝わらないのは何故?】生徒に伝わらない・先生の言っていることが理解できないのは「認知特性」の違い

伝わらない

理解できない 

理由が分からないとイライラしてしまいますよね。

これは認知特性の違いが大きく関わっています。

何故伝わらないのか。

何故理解できないのか。

コレを知ることで対策を取ったり歩み寄ったりすることができます。

ではさらに深掘りしていきましょう。

  1. 認知特性とは
  2. 特性ごとの理解と記憶の方法
  3. 特性の違いによって起こること
  4. 伝える上での注意点
  5. 子どもの教育に必要なこと

認知特性とは

人が理解するルートは大きく分けて視覚・言語・聴覚の3つ、それぞれに2つのパターンがあり、6つの特性に分けるという考え方です。

まず特性はこの3つ。情報の入力をどの感覚を優位にしているかで分けられています。

  1. 視覚優位
  2. 言語優位
  3. 聴覚優位

それぞれ2つずつのタイプと理解の仕方

1. 視覚優位

  • 二次元写真タイプ:情報を写真や絵としてとらえる
  • 三次元映像タイプ:空間や時間軸をつかって理解する

2. 言語優位

  • 言語映像タイプ:文字や文章を映像化して理解する
  • 言語図式タイプ:文字や文章を図式化して理解する

3. 聴覚優位

  • 聴覚言語タイプ:文字や文章を音でとらえる
  • 聴覚音楽タイプ:情報を音楽的なイメージでとらえる

特性ごとの理解・記憶方法

以下は各特性の理解や記憶、勉強法として知られている一例です。

  1. 二次元写真:絵や写真に結び付け、落書きを書く
  2. 三次元映像:記憶を映像でたどる
  3. 言語映像:言葉をイメージに変換する
  4. 言語図式:情報整理してノートを書く
  5. 聴覚言語:耳から音そのものとして憶える
  6. 聴覚音楽:耳から音をメロディーにして憶える

特性の違いによって起こること

特性の違う者同士は、理解するルートが違うために理解する過程の説明が伝わりにくい、あるいは理解するためにかなりの認知負荷がかかってしまいます。

例1

言語図式タイプの人が演奏するための方法論をどんなに言葉を尽くして説明したとしても、聴覚タイプの人には情報処理の共通項が少ないため伝わりにくいものがあります。

例2

聴覚タイプの人が言語タイプのひとからそのように演奏するにはどうしたらよいのかのような質問を受けた場合、言語化して説明するにはかなりの訓練が必要であったり、演奏して見せて伝えるという方法を取らざるをえなかったりします。

伝える上での注意点

音楽家は普段の脳の領域の使っているところが関係していて聴覚優位者が圧倒的に多い。

他の職業や他の専攻がありつつ音楽を習う人にレッスンをする時などは特に、他の特性についての理解が必要となります。

また、それぞれのタイプはくっきりと6タイプに分かれているわけではなく、複数のタイプが混在していることもしばしばで、どのタイプの傾向が強いかということになります。

子供の教育に必要なこと

子供は言語による理解が難しいので、伝える時に雰囲気や演奏を聴かせたり全身を使って表現する必要があります。

それでも言語の理解が出来るようになった時のために以下のような言語化をして伝えておく必要性があります。

  • この感覚は言語での表現はこうである
  • この感覚は視覚的な感覚の人にはこうである

将来的にその子の特性が言語優位であれば、音や音楽に対する言語への結びつきがより容易になります。

また聴覚や視覚優位であったとしても、自分の感覚が言葉にすればこうなるというモデルケースが蓄積されるので、大人になった時のレッスンへの有益な準備となります。

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まとめ

特性の違いが原因なのに、伝わらない事に対してフラストレーションを抱えてしまうのは辛いですね。

イラっとする前に上記の特性を知ることで解決策をみつけるきっかけになります。

伝え方を変えてみたり理解の方法が違うのかもしれない。

そう考えることで、自分が理解できる方法探すことができます。


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