【コンクール】当日会場で注意すること~審査員に見られているのは演奏だけではない~
コンクールは自分や自分のお子さんが演奏することで精いっぱいですよね。
でも、もしかしたら演奏以外も審査されていることがあるのではないかと気になりませんか?
コンクールは演奏を審査をされるものですが、実際には演奏だけではない審査に影響しているポイントがあります。
演奏や佇まいににじみ出ている事が審査員にはしっかりと伝わっています。
どうやら、ピアノの練習の成果を聴いているだけではなさなそうですね。
この記事では、コンクール審査で演奏以外の評価に関わるポイントを解説していきます。
- 審査員に演奏以外に伝わってしまっていること
- コンクールで演奏以外に気を付けること
【コンクール】当日会場で注意すること~審査員に見られているのは演奏だけではない~
【コンクール】当日会場で注意すること~審査員に見られているのは演奏だけではない~
当日に演奏するだけでも大変!
なのですが、演奏を聴けば人となりがものすごく伝わってきています。
そして演奏以外を見ることで演奏の裏付けがされる事もあります。
では以下3つのポイントを見ていきましょう。
待ち姿
コンクールは会場や開催の段取りによってスタンバイ方法が様々です。
舞台袖で待つ場合と会場内で待つ場合がありますが、審査員の目につくのは会場内で待つ場合。
入れ替えや休憩時にも楽屋や舞台の裏などで出演者と審査員が遭遇することもあります。
その時、特に目立った行動でなければ気にはなりません。
しかしあまりにもガサツであったり、ほかの出演者の邪魔をするような行動が目に入ってしまうと、どうしてもその先入観から演奏を聴いています。
そして概してそのような行動を取る出演者の演奏は粗い場合が多いので、たとえ演奏がそうでなくてもそのような先入観がゼロというわけではありません。
舞台に出て楽器前に座るまでの所作
袖から楽器前までの歩き方や椅子の調整、座り方、一つ一つがすでに演奏につながっています。
ふにゃふにゃと甘えん坊な所作の人の演奏は子供っぽいし、トボトボ出てくる人は自信がなさそうな音がしています。
カッコいい所作の人は演奏もおしゃれでカッコよく、颯爽とした所作の人は流れがよかったりと、所作と演奏はほぼ連動しているといっても過言ではないでしょう。
素敵な演奏をする人は舞台上の所作が美しいという特徴があります。
会場内での行動
出番の前後に会場内で他の人の演奏を聴いている場合、そのご家族と出演されるご本人の行動も見られています。
気を付けた方が良いこと
どういうことが演奏に影響しているのかが分かれば、せっかく頑張って練習し演奏するのですから、出来るだけ気を付けておく方が良いですね。
- 当日会場内で気をつけること
- 普段から気を付けておくこと
この2つをまとめておきましょう。
当日会場で気を付けること
当たり前のようなことですが、時々マナーの悪い受験者と家族を残念ながら見ることがあります。
- 集合や演奏時間には指定の場所で待機
- 他の人の演奏中は静かに
- 客席への出入りのマナー
普段から気を付けておくこと
せっかくの素敵なドレスが所作によっては台無しになります。
モデルのようなウォーキングをする必要はありませんが、袖から着席するところもすべて演奏であるという意識を常に持っている必要があります。
- ガサツな所作をしない
- 衣装や本番靴での練習
- 歩き方、辞儀、座り方をチェックしておく
まとめ
演奏以外の行動がガサツであったりものすごく自信なさそうな姿なのに、いざピアノを演奏すると凄い!
…というのは、何かの漫画やドラマのキャラクターにいそうですが、実際にはガサツな人はガサツな演奏であることが殆どです。
審査をされる先生方は沢山の生徒さんを見てこられ、ご自身が舞台に乗る経験を数多くされている音楽のプロです。
音楽家は演奏という特殊な行動を積み重ねてきており、そのために脳が特別な進化をしています。
視覚的な部分でも音を感じたり音から人となりを読み取る能力にたけた人が非常に多く、佇まいでかなり多くの情報が伝わっています。
普段、何気なくご飯のお茶碗を持ったり、ドアを開けたりする所作に気をつけながら生活をしてみてくださいね。
そうすることできっと音楽は変わってきます。