【毒強め☆閲覧注意】先生をすると演奏がクソつまらなくなる理由

2020年5月1日ピアノ弾きのつぶやき,ピアノの先生のつぶやき,つぶやき,先生業

音楽家の多くは演奏だけでは生活が出来ない人が多く、演奏以外にレッスンをして生計を立てる人が殆どです。

そしてだんだんと演奏をし続ける人、演奏しなくなる人に分かれていきます。

レッスンをすると「先生」と言う立場になるのですが、この立場が非常に難しい。自分を律して向上する部分もあれば演奏に弊害が出てしまう事もあります。

今回の記事では音楽家が先生をすることについてのお話です。

  1. 先生をすると人間性が相当ヤバいことになる?
  2. 立派に先生をすると演奏がクソつまらなくなる?

これらについて解説していきます。

自分が経験してきたことで、過去の自分に言いたいこととして書いています。

もちろん世の中には立派な先生も沢山います。

一音楽家の一意見のエンタメとしてお楽しみください。

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【毒強め☆閲覧注意】先生をすると演奏がクソつまらなくなる理由

【毒強め☆閲覧注意】

先生をすると

演奏がつまらなくなる理由

教えるという立場を経験することで得られることも沢山あります。

しかし先生と生徒というのは立場に明確な位置づけがあるために起こってしまう心理があります。

  1. 先生を経験することで得る良いこと・しんどい事
  2. 先生になることでヤバくなる心理
  3. 演奏がクソつまらなくなる理由

この3つを深掘り解説していきます。

先生を経験することで得る良いこと・しんどい事

先生の経験で得られる良いこととしんどい事

良かったなと思う事はこんなこと
  • 教わってきたことが再認識できる
  • 自分のこれまでの行いがどうだったのかが分かる
  • 教える事で自分の音楽が整理されていく
  • 人のお子さんの人生の数年に関われる
  • 上手くなっていく生徒さんをみるのは楽しい
  • 教えるために学ぶので知識が増える
  • ちゃんとしなければならないと律して生きられる
  • 沢山の価値観を学べる
しんどいなと思うのはこんなこと
  • 感情や家庭事情をぶつけられること
  • 聴きたくない音を聴かなければならない事
  • レッスン以外の対応
  • どうでもいい話を聞かないといけない事
  • ちゃんとしなければならない事
  • クソみたいな価値観をごり押しされることがある事
  • 生徒に他の先生と比較されたりランク付けされる事
  • 先生同士の関りでお互いに「先生」と呼び合うクソ風習
  • 大先生に生徒のことで頭を下げる事

先生になることでヤバくなる心理

先生と言う立場で気を付けないといけないなと思うのは、

レッスンは自分の知識や経験をお金を頂いて提供することである

というスタンスからずれた時です。

先生の心理がヤバくなるのはこんな時

  1. 仕事に見合った対価が払われない時
  2. 偉くなった時

1はちゃんと代金を払ってもらうシステムを作る自分側の問題でもありますが、2はヤバいですね。

偉くなると…

  1. お金でトントンにしようとする
  2. 施しをして心を支配しようとする

この2パターンが多いように思います。

先生と生徒は立場的には先生に権力がある状態という認識の人が多いので支配関係が成り立ってしまいがちです。

また、権力がある側に身をおくと脳が変わるという研究もあります。

以下新R25の記事より引用です。

人の脳には、行動をコントロールする大きな2つのシステムがあります(Gray、1982年)。『BAS(行動賦活システム)』は報酬や目標に向かって何か行動を起こそうとする思考回路。『BIS(行動抑制システム)』は、その名の通り、行動を止めようとしたり、悪いことを避けようとしたりする思考回路です。権力を持つと、前者の『BAS』が活発になり、『報酬を得よう』という思考が強くなる傾向があります(Hirshなど、2011年)

立場のある人物がなぜ? 心理・環境面から考える「権力者がハラスメントを起こすまで」

いわゆるパワハラと言われるやつです。

周りから

  • それおかしいよ!
  • やりすぎじゃない?
  • いいすぎだよ!

など偉くなればなるほどツッコんで貰えなくなるので、もうそうなったら刀振り回す裸の王様状態です。

自分自身がヤバいな…と感じたのは生徒なんだからこうすべきという考えに陥った時です。

かなり支配的な考えですよね。

しかしそう考えないとやってられないくらいのストレスが仕事上であるのも事実です。

演奏がクソつまらなくなる理由

生徒さんへのレッスンは、そのまま自分自身にも言っていることになります。

脳ミソは言葉を誰に向かって言っているのかを理解しないそうです。

  • 全ての音をちゃんと鳴らしなさい
  • テンポ揺らしすぎないように

あと何だろう…色々注意する言葉があって、それを何かこちらが意図するのとは違うように演奏されるわけです。

そうなると、自分の発した注意の結果の音が理想的な音としてフィードバックされない事が日常的になります。

自分の中の何かを表現するという演奏とは程遠い脳ミソの作りになっちゃうんですね。

だから演奏が

  • ○○しなさ
  • ○○しなければなりません

という音になって出てしまうわけです。そりゃクソつまらん音楽になります。

また、自分を律して先生らしくあらねばならない、と生きると出来なくなることが沢山あります

  • 思ったり感じたりしたことを表現すること
  • ぶっちゃけること

枠からはみ出ない事が先生の仕事ではありますが、先生の立場を生きると表現することにかなり制約があるように感じます。

こうあるべき

というのが強くなっちゃうんですね。

表現しようとすると苦しみでしかないやつです。

そしてこの「べき論」で自分自身ががんじがらめになって心がさらに疲弊してしまいますね。

あと、聴いた音楽に対していちいちコメントとかしないといけないのが沁みつくと、同業者にまでそれをやっちゃうのが良くないですね。

ほんと演奏家や家族友人に嫌われます。

まとめ

  1. 先生をすると人間性が相当ヤバくなる?
  2. 立派に先生をすると演奏がクソつまらなくなる?

この2つの切り口で毒強めのお話をしました。

あくまでも一音楽家の一意見です。エンタメとして楽しんでいただけますと幸いです。

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