【セルフ・ハンディキャッピング】あんまり練習していないと言うのは危険

2019年12月15日心理学・脳科学,ピアノの先生のつぶやき,つぶやき,人間関係,セルフ・ハンディキャッピング

今回はつい言ってしまいがちなこんな言葉の危険性についてのお話

「あんまり練習出来てない」
「あんまり寝ていない」
「難しい…」

殆どの人が口にしてしまった事があるのではないでしょうか。

誰もがつい言ってしまう「あんまり練習していない」

これ

セルフ・ハンディキャッピング

と言います。

自分のパフォーマンス力を落としてしまうめちゃ危険な発言だったりします。

では以下解説していきます。

  1. プライドを守るための自己防衛
  2. あんまり練習してない発言の正体
  3. セルフ・ハンディキャッピングが何故よくないのか
  4. 改善するには

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【セルフ・ハンディキャッピング】あんまり練習していない発言の危険性

【セルフ・ハンディキャッピング】あんまり練習していない発言の危険性

誰もが言い訳をして自分を保とうとしたことがあると思います。

しかし…自己防衛のはずの言い訳は実は色んなパフォーマンスを落としてしまうのです。

ではさらに以下を深掘りしていきましょう。

  1. プライドを守るための自己防衛
  2. あんまり練習してない発言の正体
  3. セルフ・ハンディキャッピングが何故よくないのか
  4. 改善するには

プライドを守るための自己防衛

演奏する時の言い訳の鉄板といえは…

  • あんまり練習していない
  • 体調が悪い
  • あんまり寝ていない

この発言は結果が悪かったときのための自己防衛です。

うまく弾けないのは練習していないせい、体調が悪いせいとあらかじめ発言しておくことでもし演奏がうまくいかなかった場合の自分自身のプライドを保つことができるからです。

あんまり練習していない発言の正体

これは、心理学的には「セルフ・ハンディキャッピング」と言います。

失敗して自分が傷つくことへの防衛です。

うまくいかなければ練習出来てないと言い訳がたつし、もしうまく演奏出来ればあんまり練習しなくても弾けるじゃん!と快感を得られるために言ってしまうのです。

セルフ・ハンディキャッピングには行動によるもの言葉によるものがあります。

練習していない発言の裏にはこんな2つが隠れています。

  1. 他のことをして本当に練習していない場合
  2. 練習していないと発言する事で上手く弾けなかったときの心の予防線を張る場合

セルフ・ハンディキャッピングが何故よくないのか

自分自身に言い訳がたち一見周りから嘲笑されたり批判されることから防御しているように思えるこれらの発言は実際には良い影響がありません。

発言することによって

本来はもうすこし頑張れるはずのなのにパフォーマンスが落ちてしまう

と言われています。

発言することによって

自己ベストの演奏をする目的のはずが、自己防衛に目的がすり替わってしまうから

そして他人の批判から逃れようとしているのに、実際にはかなりの悪印象を人に与えてしまいます

改善するには

セルフ・ハンディキャッピングは自己肯定感や自尊心を養うことで改善されます。

大事なのは

「言い訳をしないクセをつける」

ことです。

しかしなかなかすぐには改善は難しい…という方にオススメの方法は

「あんまり練習してない…」と言ってしまった後に

  • 「…ことはない!」
  • 「…とは言わない」

など二重否定語を付けることです。

これは言いたい欲求も満たしその後否定することでハンディキャッピングを打ち消すことができます。

心を少しだけ強くするおまじないだと思って是非ためしてみてください。

まとめ

発言してしまった事によってパフォーマンス力が落ちてしまう「セルフ・ハンディキャッピング」を解説しました。

  1. プライドを守るための自己防衛
  2. あんまり練習してない発言の正体
  3. セルフ・ハンディキャッピングが何故よくないのか
  4. 改善するには

あんまり練習してない発言はキケン!

…という事はまたその逆も然り。

出来る!というポジティブな発言て大事ということも分かりますね。

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