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先生必見!指導に役立つ方法【OODAループ理論】

レッスン, ピアノの先生のつぶやき, 練習

今回の記事は、ビジネスでも取り入れられているOODAループ理論をレッスンや指導に取り入れるお話です。OODAループ理論は、前記事で紹介したPDCAサイクルと同様、ビジネスの現場で取り入れられている考え方です。

ミャウジ
ミャウジ
ビジネスで取り入れられてることがピアノの練習にも役立つの?
仕事を教える立場だったり、プロジェクトを達成することは、ピアノや楽器の練習やレッスンなどとリンクすることがいっぱいあるよ。
かずねぇ
かずねぇ

指導の方法は先生によっても様々で、現場でニーズにこたえながら進化していきます。なのでこれが正解!というのはありませんが、その現場での対応というのがご紹介するOODAループの概念と一致します。

最近ではOODAループ理論は教育現場でも多く取り入れられるようになっています。

この記事で分かること

●OODAループ理論の概念
●OODAループを取り入れたレッスンの効果
●PDCAとOODAタイプ別練習

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先生必見!指導に役立つOODAループ理論

先生必見!

指導に役立つ

OODAループ理論

日本の教育はどちらかと言えばPDCAサイクル型が多いのですが、OODAループは欧米的な指導といわれています。変わりつつある日本の教育現場でも多くどんな先生にとっても指導する時に役立つ理論です。

まずは

「OODAループって何?」

という人のために、その理論と概念についてみていきましょう。

OODAループって何?

OODAループとは

Observe(観察)→ Orient(情勢への適応)→ Decide(意思決定)→ Act(行動)→ ループ

これらの頭文字をとってOODAループと言われています。

この理論は軍事現場の指揮官の決定方法を理論化したところから発祥しています。

OODAループ理論は、朝鮮戦争の空中戦についての洞察を基盤にして、指揮官のあるべき意思決定プロセスを分かりやすく理論化したものである。

引用:Wikipedia

PDCAサイクルは進捗を管理し手順を重視して行うのに対し、OODAループは状況判断から瞬時に適した行動をするというというかなり直感的なものです。

文字で書くと時間をかけて観察から行動までを経過するように見えますが、実際には戦闘中の洞察を理論しているので十数秒間でこのサイクルが行われていました。

ここではレッスンや指導に生かすという点で、少し時間経過がある状態でのOODAループの経過をお話していきます。

では各フェーズとレッスン・指導での行われ方を掘り下げていきましょう。

Observe(観察・みる)

客観的な情報の収集を行います。

  1. 生徒さんのレベルがどれくらいか
  2. 性格はどうか
  3. どういった考えをもっているのか

演奏を聴いたり会話をすることで生徒さんの情報を得ていくことですね。

Orient(状況への適応・わかる)

Observeによって得た情報を分析したり、これまでの経験を通して状況の整理して判断していきます。

  1. レベルや状況にあったレッスン
  2. 性格に合わせた対応
  3. 生徒さんの考えに合う方向性

演奏を聴いて会話をする中で、こんなレッスンが良いかな?と、これまでの経験の引き出しから探している状態ですね。

Decide(意思決定・きめる)

さらに具体的な方向性を決めます。

観察と状況把握によって得た情報は、相手が人間である以上状況は変化します。意思決定は状況に応じて変化させていく必要があります。

  1. レベルに合う内容と時間
  2. 性格による方法のカスタマイズ
  3. 考えに沿った具体的な目標をたてる

ここではじめて具体的な設定をしていきます。レッスン時間や教材のカスタマイズ、レッスンの目標など。

Act(行動・うごく)

意思決定によって決めたことを実際にレッスンを行い、出来や対応などを見ていきます。

  1. レッスンを行う
  2. 会話や対応を行う
  3. 目標をクリアしていく

決めた内容のレッスンを実際に行っていきます。

ループ(見直し)

生徒さんの行動がどうだったか検証します。

レッスンの内容があっていないのか、会話などの性格面に問題があったのか、目標達成能力があるか、などを見直して改善していきます。

  1. レベルに合ったレッスンか
  2. 会話や対応に滞りはないか
  3. 目標が達成できそうか

生徒さんのリアクションを見ながら、上手くいっていないことなどを瞬時に判断し修正していきます。

どのようにループを取り入れたらよいのか

OODAループは観察から行動までの過程を、直感的に行うことが大切です。

直感はぱっと何もない所から思いついたことのように捉えがちですが、実際には直感と言うのはそれまでの経験の凝縮であると言われています。

レッスンを行いながら、生徒さんのリアクションで理解しているか伝わっているかを瞬時に判断して行動を選択していく。

という感じですね。

瞬時に人をみて気づきがあり対策がわかり実行できる能力と言うのは、経験があってこそのものなので、指導する上ではとても大切なループであると言えます。

PDCAサイクルとOODAループの比較

練習でうまくならないならPDCAサイクルを取り入れよう!  でご紹介したPDCAサイクルというのは手順向きなので、練習を積んだり本番までの計画を立てるということにはとても役に立ちます。

対してOODAループは状況への対応力なので、指導にはとても役立ち、生徒さんの個性によってはこちらの理論の方が練習が意欲的になる場合もあります。

それぞれの特徴をまとめるとこんな感じ。

PDCAサイクル

●計画→実行→評価→改善のサイクル
●計画することが重要
●手順、進捗、管理
●想定外の事が起きにくいことに適している

OODAサイクル

●観る→分かる→決める→動く→見直し
●状況に応じたベストを選択し対応する
●問題の対処
●想定外の事にも対応する

どちらの練習法が向いているか

生徒さんのタイプによって、また練習の段階によっても合う方法が違ってきます。

どちらの方法が正しいというのはなく、生徒さんに合わせてどちらの方法からも合うものを見つけてカスタマイズしていくことが必要です。

PDCAサイクルが向いている場合

  • 練習の初期段階
  • 学習者
  • 課題が明確な方がはかどる人
  • コツコツやるのが得意な人
  • 細かいことが気になる人
  • 同じルーティンが落ち着く人

OODAループが向いている場合

  • 練習が慣れてきた段階
  • 本番・伴奏などの現場
  • 経験値が高い人
  • 新しいことを考えて試せる人
  • ざっくりから出来上がっていく過程がオッケーな人

それぞれに適した時期

ある程度弾けるようになるまでの日々の練習を積み重ねにはPDCAサイクルが適しています。弾けるまでには時間と回数が必要で、そこではある程度のルーティン化された作業の方が効率が高いためです。

本番が続く時やレパートリーを回して演奏する機会が多い場合は、状況変化が多いため計画的な練習というのが難しくなります。なのでOODAループ理論が適しています。

まとめるとこんな感じです。

PDCA
基礎練習
譜読みから本番まで

OODA
レッスンをする時
同じ曲を繰り返す演奏シーズン

まとめ

指導に役立つOODAループ理論をレッスンにあてはめて考えてみました。またPDCAサイクルとの違いと比較、練習への役立て方もご紹介しました。

指導の現場では無意識に取り入れられている先生も多くいると思います。これらの理論は自分のレッスンスタイルを再確認したり、改善する目安になる理論だと思います。是非活用してみてくださいね。

関連書籍

OODAループについて


【内部参考サイト】

【外部参考サイト】


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