ツェルニ―のテンポの上げ方

動画レッスン

ある一定のテンポまでは上がるけど、あともう少しテンポを上げたい!けど方法が分からないと悩んでいませんか?

そんな方に向けて、今回はツェルニー30番練習曲の7番を題材に、テンポアップの手順をご紹介していきます。

使う教材はこちら

スポンサーリンク

テンポアップのために必要な練習

テンポアップの手順は以下です

①片手でメトロノーム少しゆるめのテンポでリズム練習4種類
②片手でメトロノーム少しテンポをあげてリズム練習5種類
③少し控えめのテンポで両手
④少しずつテンポを上げていく
⑤目標のテンポより速いテンポで練習
⑥目標のテンポに戻す

ここでのポイントは

目標のテンポより少し早いテンポで練習

することです。

それではもう少し詳しく解説していきます。

片手で少しゆるめのテンポでリズム練習

比較的自分で余裕をもってできるテンポで行います。

使うリズムは

① 付点 (13)
② 逆付点 (14)
③ 長音符+三連符 (9)
④ 三連符+長音符 (10)

( )内はハノン教則本のリズム番号です

片手で少しテンポをあげてリズム練習

少し速いなと思うテンポで崩壊しないくらいのテンポまで順次上げていきます。

使うリズムは

① 付点 (13)
② 逆付点 (14)
③ 長音符+三連符 (9)
④ 三連符+長音符 (10)

⑤ スタッカート

( )内はハノン教則本のリズム番号です

少し控えめのテンポで両手

余裕をもってミスせず弾けるテンポで弾きます。

以下を確認しながら弾きます。

① すべての音を聴けているか
② 端折ったりヨレてるところはないか
③ 部分練習した方がよさそうな箇所のピックアップ

少しずつテンポを上げていく

テンポをメトロノームで確認しながら、少しずつ上げていきます。

ちょっと速いな…と感じる手前のテンポからスタートします

目標のテンポより速いテンポで弾く

目標のテンポで少しきついな…と感じる時は、さらにそれより少し速いテンポで練習します。

そして弾きにくいところを部分練習していきます。

目標のテンポに戻す

目標より速いテンポで何度か練習してから、目標のテンポに戻すことで余裕がうまれます。

練習しても弾きにくいとき

なかなかテンポアップができない…そんな時は、一度基礎練習に立ちかえってみると良いでしょう。特に左手を集中的にトレーニングすると、かなり弾きやすくなります。

オススメの教材はこちらです

→ ピアニスト直伝】必ず弾きやすくなる左手強化のためのおすすめ教材

おサボリの期間がどれくらいだったかに加え、メンタル、体調、またその時の状況にもよるので、メニューはその時の状況によって組んでいきますが、今回はまず左手の強化を数日行ってから、ハノンやスケールを流し、だんだんと負荷をかけてロマン派エチュードまでもっていきます。

→ ゲーム感覚で基礎力UP

こんを詰めれる場合は1~2か月で戻していきますが、休み休みになる場合は3~4ヶ月単位で緩めにやっていきます。

基礎練習についてはこちらの記事もどうぞ!

→ 左手を鍛えるとミスの不安が驚くほどなくなる!神エチュードベレンス左手のトレーニング

→ 【基礎練習】音階(スケール)とアルペジオは技術が一発でバレる音型

→ 【2024年版まとめ】ピアノ基礎練習おすすめ教材・練習方法・マインドセット記事まとめ13選

さいごに

テンポアップはご自身の基礎練習のテンポを目安にされると良いでしょう。弾けていないのにむやみにテンポを上げるのは仕上がりが雑になるだけなので、必ず自分のポテンシャルのテンポを基準に行ってください。

よりテンポアップを目指したい方は、基礎練習でしっかりとテンポアップをしていくことをお勧めします。

動画

具体的なやり方はこちらの動画で解説しています。

YouTube

Youtubeの「かずねぇのプチレッスン」はようやく登録者1400名さまを超えました。有難うございます。

更新は不定期ですが、動画ではかずねぇが普段、練習している時やレッスン、本番などで気づいた事をお話しています。チャンネル登録してあなたの基礎練習にご活用ください。

ピアノの技術を短期間で効率よくUPするための教材(時間がある人・または上級者向け)

わたしが自分で練習して常に思っている事ですが、基礎練習を積むことにデメリットは全くないというよりむしろ、基礎練習によって自分の演奏がキープ出来ているのだなと実感することが多いです。

自分に技術がある。これほどの演奏の支えはありません。

楽しくより自分の表現をしたい!そう願ってピアノを弾いている人には基礎力のUPは必須です。

基礎をしっかりしたい…でも、どういうメニューでやったらいいか分からない。すぐ退屈して飽きてしまう。そういう方に向けて、私が基礎力のダウンを感じた時に作ったメニューがこちらです。

ゲーム感覚で基礎力UP!

このメニューは数年かけてずっと取り組んできたものを一つにまとめました。

他から回ってこられる生徒で技術的なお悩みがある方のレッスンでも取り入れています。

このメニューをカスタマイズしてこなしていくことでかなり早い段階で基礎力のUPを感じて頂けています。

こんなに弾けるようになった!

そう実感して頂けているメニューです。

なにより曲が弾きやすくなった!という感想を仰る方が多いです。

テンポアップに加えて基本的な音型を片っ端からトレーニングしていくので左手のミスが減り本番中の安心度もかなり上がります。

自分の演奏をさらに向上させたい!チャレンジしてみたい!そういう方は是非取り組んでみて下さい。

演奏が向上するには定期的な発表が一番!

演奏の技術を向上させるのには基礎練習の他に、エチュードやバッハを定期的に練習することも有効です。

練習をサボると目に見えて衰えるピアノ…また練習をしなければならない状況を作らないと気づきが減って、やがてやらなくなってしまいます。

分かっていても継続って難しいですよね…すぐサボるし…という事に気づきオンラインサロンを開講しています。

こちらのサロンでは毎月エチュードとバッハを交互に提出するお題を頑張ろう!と思って練習している仲間と共に1年間頑張るサロンです。

基礎練習の継続を意識するためにも、エチュードやバッハを弾き続けることって大事ですね。

頑張ってみよう!と思われる方はお問合せ下さいね!

レッスンコンテンツ

和声感を出して演奏するための方法

バッハ平均律のレシピ

本編のnote も是非ご覧下さい。こちらは更に詳しく動画付きで練習の仕方や勉強方法を解説しています(解説文付き)

専門書籍・楽譜・CD

Amazon
楽天市場
Yahoo!Pay Pay モール
ヤマハ「ぷりんと楽譜」

動画レッスン

Posted by kazuoney