【仕上がりに差がでる】譜読みの時にやる大事なこと
動画レッスン
新しい曲を弾き始める時に必ずやらなければならないのが「譜読み」です。
音符をちゃんと正しく読もう、リズムを正しくとろう、運指もちゃんと考えて弾こうということは、気にして練習される方が多いと思います。
この記事では基本的な譜読みに加えて注意しておくとよい以下のこと
- 両手で全ての音が認識できない所は片手で音を入れていく
- 難しいところ、弾けない所は弾けるようになるまでゆっくり
- 譜読みのフェーズが変わるところで音源を聴いて音やリズム間違いをチェック
少し手間がかかりますが、譜読みの時にやっておくと結果的には仕上がりが早くなり、演奏する上でとても重要なことです。
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両手で全ての音が認識できない所は片手で音を入れていく
初めから片手で練習する習慣がある方は問題ないですが、片手で弾いても難しいところは、さらうエリアを狭くして少しずつ少しずつ見る。
これは間違った音をクセづけないためにとても大切。どんなゆっくり片手でも、正しい状態で弾いていることが大事。特に初動はとても重要です。なぜなら間違った音を身体に入れてしまうとなかなか修正するのが大変だからです。
片手の必要性
ピアノは他の楽器と比べて一度に鳴らす音が格段に多い。縦に音が並ぶ和音や、左右で違う音型や音を弾くのが常です。
それを全部認識しておくことが演奏する上でとても大事ですが、両手だと認識するのにものすごく時間がかかってしまったり、または永遠に認識できない…ということも起こり得ます。
なので片手で分解して理解して音を入れておくことがとても大事です。
難しいところ、弾けない所は弾けるようになるまでゆっくり
難しいところや、なかなか弾けない所というのは、テクニックというよりかは「すべての音が認識できていない」ことが問題だってりします。
ゆっくりで認識できないものが、テンポが上がって早くなった時に認識できるわけがないので音が入るまでは徹底的にゆっくりで弾く作業をします。
楽曲中には比較的弾きやすいところと、鬼ムズカシイところがあったりします。
速いテンポで弾きやすいところをサクサク弾いて、難しいところになったらテンポが不安定になったり、弾き直したりするのは大問題です。
不安定なテンポや引き直しのクセが演奏に沁みつかせないためにも、弾けるまでは全体をゆっくりでさらうことが大事になります。
音源を聴いて音やリズム間違いをチェック
譜読みの時に音源を聴く派、聴かない派に分かれますが、筆者は譜読み時には音源を聴くことを推奨しています。なぜなら
耳からの情報の方が圧倒的に処理しやすいから
なのですが、これは能力を要するため個人差があるので音を聴いた時に違和感を感じることができる人にはとても有効な方法です。しかしそれが出来ない人はこの方法はあまり役に立ちません。
音源を聴いて音間違いやリズム間違いのチェックは、なるべく譜読みの早い段階で数回やっておくのがベストです。
片手やゆっくりがなぜ必要なのか
譜読みも能力があがってくると、片手をせずとも弾けたり、いきなり速いテンポで弾く事も出来るようになってきます。
しかしほぼ毎日のように難曲を初見で弾いたりする現場にいなければなかなか能力をUPさせることは難しい。
ゆっくりでも、片手でも「ちゃんと弾けた状態」が1回でも多く持てているのが大事。何故かというと、間違った音を長く回数弾いてしまうと、間違いを直すことがとても大変になってしまうから。
さいごに
片手、ゆっくり、音源チェックは、いい加減な演奏や雑な演奏をしてしまうことをかなり予防できます。
また譜読み時の丁寧な練習は、弾けてきた時の仕上がりも全然変わります。
ご自身で出来てないな…と感じる項目は、積極的に取り入れて練習してみて下さいね。
演奏の仕上がりが実感を持てれば、練習のモチベーションを保つのにも一役買ってくれることでしょう。
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