演奏を自然な表現にする方法
今回はこんなご質問にお応えしていきます。
もっと演奏を自然に…と注意されるんですが、どうすれば自然な音楽になるのですか?
「自然に」という言葉のニュアンスからどういう音楽を演奏したらいいかというのは、かなり難しいことかなと思います。
そもそも「自然な音楽ってなんなのだ!」ということが分かっていなければ表現できないのですがレッスンでは、よく言われている言葉ですね。
ここではこんなことをサクっと簡単にお話していきます。
- 自然な音楽とはどんなものなのか
- どのように表現すると自然な音楽になるのか
- 実際に演奏する時にはどうするのか
では解説してきます。
【超難問】自然な音楽ってどうやって表現するの?
【超難問】自然な音楽ってどうやって表現するの?
レッスンを受ける身だったころ、何がどうなると自然な音楽になるのかが分からなくて随分悩んだ経験があります。
現役の演奏家の先生から
具体的にどこをどう演奏するとその形になる
というレッスンを初めて受けた時の衝撃たるや。
いざ教える立場になると、具体的な表現方法を伝えることの大切さも然る事ながら、受講される方のイマジネーションの余白も大事なので
そこはもっと自然に…
とい表現は、レッスンでしばしば使ってしまう言葉です。
では簡単に自然な音楽の表現について以下3つを解説していきます。
- 自然な音楽とはどんなものなのか
- どのように表現すると自然な音楽になるのか
- 実際に演奏する時にはどうするのか
自然な音楽とはどんなものなのか
自然な音楽と表現される演奏はこんなところに特徴があります
- バランスが良い
- フレーズが適切
- アゴーギグが心地よい
- 音色が適切
- 和声が適切に変化している
この「適切」という所がポイントであり、また分からないところでもあります。
どのように表現すると自然な音楽になるのか
では上記の自然な音楽を表現するにはどうしたらよいかを簡単に言うと…
- 和声と旋律、強弱の割合や重音の鳴らし方のバランス
- フレーズの始まりと山と終わりの処理
- 呼吸するように、また自分が話す言葉のように揺らぎがある
- 多彩なタッチで音楽の雰囲気に合った音色を操る
- 和声進行や和声の機能を理解して音色変化をつける
実際に演奏する時にはどうするのか
色んな注意は練習する時にはとても大切ですが、実際に演奏する時には考えていられません。
ではどのようにすれば自然な音楽を奏でることができるかはこんな感じ。
- 音楽の全体のイメージの中で自分「今」出す音に集中する
- 考えない
- 呼吸を止めない
こういった感じで演奏します。特に呼吸が止まると聴き手にも自分自身にも、すごくストレスがかかります。
まとめ
自然な音楽表現について以下の3つ
- 自然な音楽とはどんなものなのか
- どのように表現すると自然な音楽になるのか
- 実際に演奏する時にはどうするのか
解説しました。
自然な音楽表現とはどういうものかというのは、練習時は注意をしながら、実際に演奏する時は全体のイメージの中で集中して、考えすぎず呼吸を止めないことが大事です。