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伴奏に上手い下手があるのか

伴奏, 演奏

ピアノ演奏の中に「伴奏」というカテゴリーがあります。コンクールや発表会、オーディションなどで他の独奏楽器との共演をする形態で、ここでは室内楽の共演とは区別します。ピアノ独奏と違って人と合わせて演奏し、独奏楽器を引き立てる役割を担う演奏形態です。

ミャウジ
ミャウジ
学校の授業でも伴奏法ってあるね。楽しい伴奏もあるし、難しいなぁって思う時もあるよ。
独奏や独唱の人から、指名されて演奏することが多いよね。伴奏がピアノ奏者の仕事の大半を占めているんじゃないかな。
かずねぇ
かずねぇ

伴奏についての色々を、以下みていきましょう。


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ソロとの違い

伴奏とソロの違いは以下

  • 楽譜を見て演奏する
  • 独奏者に合わせる

一緒に音を出して演奏するため、アクシデント対応が必要だったり、拍感やリズム感、節回しなどを独奏者の演奏に合わせることが大きな違いでしょう。

室内楽との違い

室内楽はピアノが他の楽器と共に同等の独奏性も保ちながら演奏し、またピアノで演奏することを想定して書かれています。伴奏の場合はオーケストラパートをピアノ用に編曲したもの、あるいはオリジナルでもピアノで演奏することを想定しているが独奏者の力量によって伴奏に徹しなければならない。

伴奏の役割

独奏楽器を引き立てながら、音楽の大きな流れと支えを作ること。聴衆に対して、独奏者が上手に聴こえるように演奏すること。

伴奏の能力

伴奏は誰でもがうまくできるわけではありません。歌手でもソロで歌うのは上手だけどコーラスが出来ない人、バックコーラスが上手い人、両方とも上手な人がいるように、ピアノもソロは上手だけど伴奏になるとあまりうまくない人もいれば、伴奏はうまいけれどソロになると今一つパッとしない、どちらもこなせる人、どちらもこなせない人と4パターンの奏者がいます。

上手い伴奏・下手な伴奏

以下の点で上手い下手があります。そもそもが技術面の問題がなくある程度弾けることが前提。

【上手い伴奏】

  • 音楽の全体像が分かっている
  • バランスが良い
  • 相手が演奏しやすいと感じるように演奏できる
  • 音楽の流れや音楽が大きく演奏できる

【下手な伴奏】

  • ピアノの都合をゴリ押しする
  • 独奏楽器の音や奏法を理解していない
  • 自分の音楽を表現しすぎる
  • 合わせすぎる

など。そもそもの演奏技術や経験値が低いと、相手の事を考え相手の音が引き立つことが求められる伴奏においてはその余裕がないため、おのずと伴奏も下手であると言えます。

上手いなと感じる伴奏は「弾きやすい」というシンプルな感想が出てきます。そういったピアニストの多くがスコアのリーディングに長けて拍感が安定していて耳が良いという共通点があります。

まとめ

伴奏は楽譜を見て弾けるからソロより良いと言って伴奏をされるピアノ奏者も少なくありませんが、本来はソリストレベルの演奏技術、ソリスト以上のスコアリーディング能力、人間力など様々な能力を必要とする演奏分野です。

残念ながら楽譜が見れるからと安易にその技術も能力も足りない人が伴奏を引き受けているケースは多く見受けます。そのため上手い伴奏者に巡り合える確率は低く、また上手い伴奏者はギャランティもそれなりに高いため、ギャラが安価で評判の良い伴奏者に仕事は一点集中する傾向があります。

しかし上手い伴奏者との演奏は、独奏楽器は普段の2割から5割増しに良い演奏になることも確かで、やはり伴奏をするピアニストの力量は音楽全体に大きく影響していることは間違いありません。


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