【相手を動かすテクニック】説得力のあるメッセージの伝え方
レッスンで先生から生徒さんへ、また生徒さんから先生へ伝えたいことがあるのに、なかなか伝わらないのは伝え方に問題があるのかもしれません。
今回の記事では、相手を動かすための論理的なメッセージの伝え方についてお話していきます。
- メッセージが伝わらない理由
- 論理的に伝えるためのポイント
これらについて解説していきます。
【相手を動かすテクニック】説得力のあるメッセージの伝え方
【相手を動かすテクニック】
説得力のある
メッセージの伝え方
説得力のある伝え方は、レッスンするにおいて重要なテクニックです。
論理的な方法で伝えることを学ぶと、コミュニケーションも潤滑になります。
では以下を深掘りしていきます。
- メッセージが伝わらない理由
- 論理的に伝えるためのポイント
メッセージが伝わらない理由
メッセージが伝わらないのはこんな理由から
- 話の内容が重複している
- 肝心な事を言い忘れている
- 論点がズレる
- 感情論
- 話が飛ぶ
どれも聴き手に「どういう事?」と考えさせてしまう要素が多いのが特徴です。
答えが出せない、あるいは答えを導き出すまでにすごくアタマを使わないといけないという共通点があります。
論理的に伝えるためのポイント
メッセージは、自分が言いたいことではなく相手が答えを出せる課題を伝えなければなりません。
論理的に伝えるためのポイントは3つ
- 課題が明確であること
- 答えが出せるメッセージであること
- 反応を予測して伝えること
ではこれらをさらに深掘りしていきます。
課題が明確であること
課題を取り違えて伝わらない理由は以下
- 相手のご機嫌をうかがった忖度をしてしまう
- 抽象的なことを伝えてしまう
- 感情論であることに気づけていない
- 本来は弾けるようになることが課題なのに先生のいう事を聞く事にすり替わる
- 希望するレッスンを伝えたいのに先生の顔色を窺ってしまう
- バシッと決めないといけない事をぼやかして言ってしまう
など。
音楽のレッスンでは音や雰囲気で伝える事もありますが、論理的な説明はさらに説得力をもちます。
答えが出せるメッセージであること
相手に理解する力がないのに、いっぱい考えないと答えられないようなメッセージだと困惑させてしまいます。
また答えられたとしても、ものすごく考えないといけないので、伝わるまでに時間が掛かります。
- 数字で答えを出せるか
- YESかNoでこたえられるか
このあたりを気にしたメッセージだと伝わりやすくなります。
反応を予測して伝えること
相手にYESと言わせたいメッセージとNOと言わせたいメッセージは同じじゃないですよね。
以下の質問を見てください
- あなたはピアノを練習しますか?
- あなたはピアノを練習したことにしてサボりますか?
どちらもYESかNOでこたえられる質問ですが少しニュアンスが違います。
- 1はただ練習するかしないかに対しての答え
- 2はサボるのかサボらないのか
サボるというワードに込められた罪悪感のようなものを引き出して、サボって欲しくない、サボるなよ!といメッセージを伝えています。
このように反応を予測することで、その反応を導き出すように伝えるようになるので、より伝わりやすくなります。
まとめ
メッセージを伝えるには、ただ思いのままに発信したらよいというわけではなく、相手を考えないといけません。
論理的な伝え方に偏りすぎるのも伝わりませんが、メッセージに説得力を持たせるためには必須です。
説得力のある論理的なメッセージのポイント
- 課題が明確であること
- 答えが出せるメッセージであること
- 反応を予測して伝えること
これらを解説しました。
参考書籍のロジカル・シンキングではさらに具体的な仕分けの方法なども書かれています。
伝えるスキルを磨きたい人には必読の一冊です。