【ピアノ四重奏を聴こう!】ピアニストが萌える室内楽名曲ピアノカルテット20選
個人的に室内楽の形態で一番好きなのがピアノ四重奏です。
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ各弦楽器と絡めて、トリオよりも内声と低音の響きが豊かになる感覚。クインテットのような疎外感もない。
そんな形態で、室内楽をするピアノ弾きの多くがこのピアノ四重奏の形態を好んでいる傾向があります。(自分調べ)
ここではピアノ四重奏の名曲を楽譜のリンクと映像でご紹介していきます。
最後まで楽しんでいってください。
こちらの記事でも紹介しましたが、普段あまり室内楽を演奏する機会がない人も楽譜を買ってみて、アンサンブルするんだ!というワクワクすることを思い浮かべながら練習してみるってのはいかがでしょうか。
では珠玉の20曲をご紹介します。
- 1. 【ピアノ四重奏を聴こう!】ピアニストが萌える室内楽名曲ピアノカルテット20選
- 2. ①モーツァルト ピアノ四重奏曲 第1番 K478 & 第2番 K493
- 3. ②ブラームス ピアノ四重奏曲 第1番 Op.25/第2番Op.26/第3番Op.60
- 4. ③フォーレ ピアノ四重奏曲 第1番 Op.15 & 第2番 Op.45
- 5. ④シューマン ピアノ四重奏曲 Op.47
- 6. ⑤リヒャルト・シュトラウス ピアノ四重奏曲 Op.13
- 7. ⑥ショーソン ピアノ四重奏曲 Op.30
- 8. ⑦ドヴォルザーク ピアノ四重奏曲 第1番 Op.23 & 第2番 Op.87
- 9. ⑧サン=サーンス ピアノ四重奏曲 Op.41 & 遺作
- 10. ⑨メンデルスゾーン ピアノ四重奏曲 第1番 Op.1 / 第2番 Op.2 / 第3番 Op.3
- 11. ⑩レーガー ピアノ四重奏曲 第1番 Op.113 & 第2番 Op.133
- 12. ⑪Herbert Howells – Piano Quartet
- 13. まとめ
【ピアノ四重奏を聴こう!】ピアニストが萌える室内楽名曲ピアノカルテット20選
【ピアノ四重奏を聴こう!】ピアニストが萌える室内楽名曲ピアノカルテット20選
ピアノ四重奏はピアノ三重奏にヴィオラが入ります。
ヴィオラ奏者が希少なため忙しい人が多く、なかなか機会に恵まれないピアノ弾きの方もいると思います。
ですが名曲揃いなので、是非この機会に曲を知りアンサンブルの機会が来た時に挙手できるように備えておくってのもよいでしょう。
ではご紹介していきます。
①モーツァルト ピアノ四重奏曲 第1番 K478 & 第2番 K493
モーツァルトピアノ四重奏のこの2曲はどちらも名曲。
ピアノコンチェルトのような作品ですが、他のカルテット曲が重量級なものが多いので、聴いててライトなモーツァルトはコンサートプログラムで頻出です。
Mozart絶頂期の作品なだけあってか、個人的には弾いていて心地がよく作品の楽章のバランスも絶妙だと思います。
両曲ともロンドは弾いていて幸せを感じます。
②ブラームス ピアノ四重奏曲 第1番 Op.25/第2番Op.26/第3番Op.60
ピアノ四重奏と言えばこの3曲。
どの曲もトリオ同様ヘビー級ですが、ヴィオラが入ることによって生まれる弦の絡みがめちゃめちゃ美しい。
各楽器のスポットの当て方がトリオとはまた違って
「もぅヨハネス!なんなのガシガシ掴んでくる感じ!!」
と思うくらい各楽器のバランスがすごくたまらんです。
第1番の4楽章「Zingarese」はオーケストラ版もあり有名です。
個人的には2番がたまらん推しですが、…やっぱり悩んだ結果全部推しなので全部紹介しちゃいます。
第1番 Op.25
第2番 Op.26
第3番 Op.60
③フォーレ ピアノ四重奏曲 第1番 Op.15 & 第2番 Op.45
ピアノカルテットの中で憧れ度No.1なのがフォーレの1番でしょう。
とにかくカッコイイ!
私も学生の時に初めてこの曲を知った時に
弾きたい―!
とすごく思った曲です。
1番2番とも弦楽器のユニゾンが多く、それがまた何とも言えないカッコよさがあって人の心を鷲掴みにします。
ただ…ものすごくムズカシイです。
弾いていて「休むところがない!」という印象です。
共演のチェリストが
「チェロやのに譜面が真っ黒やねん」
とぼやいていたのが印象的(笑)
第1番 Op.15
第2番 Op.45
こちらの演奏がとても素晴らしく、でも全楽章ない…のが残念!