【レッスン】生徒毒親モンスターの5つの例と対処法
今回の記事は毒親モンスターペアレントについてです。
殆どの生徒さんや親御さんはとても礼儀正しく真摯にレッスンを受けに来られますが、中に時々、どうやって対応したらよいか困る、いわゆるモンスターペアレントの対応をしないといけない事があります。
色んな人がいて色んな価値観があり、折り合いを付けながらやっていくのが社会生活ですが、しかしそれでも価値観の違いの範疇を超えているよね、それ!ということがありませんか?
- レッスン時間の頻繁な変更と遅刻常習
- 明らかな親のミスを子供のせいにする
- 夜中や早朝にメールをしてくる
- 子供のため、親としてという言葉を連発する
- 子供がウソをつくようになる
こんなことが起こっていたら要注意です。
1つ加えておくと、今まではちゃんとしていたのに急に色んな問題が出てきた場合、ご家庭内にやんごとなき事情がおきていることもあります。例えば
- 親御さんのご病気
- ご両親の離婚などの事情
- 経済的な事情の急変
しかし気づくのはかなり難しいですし、また立ち入ることもできないデリケートな問題なので、対応はさらに難しくなります。
寄り添うという聖人のような対応が出来る方はそれでよいですが、仕事としてレッスンをするわけですから、教える以外の面での負担が大きくなるのであれば、対策を考えなくてはならないです。
では解説していきます。
レッスンにくる生徒さんの毒親モンスターの5つの例と対処法
ピアノを楽しみで習う場合も専門に進む場合でも、ある程度のレベルまで弾けるように、また専門へ進ませようとする親御さんはかなり個性的な方が多いです。
その個性はぶっ飛んでいて芸術家を生むのはこういう教育なのかと思わさせられたり、とても頼もしい事もあります。
しかしたまに個性と毒を履き違えてしまっているのではないかという親御さんもいることも確かです。
ピアノを教えるに限ってではありませんが、習い事の先生と生徒という関係性において、毒を吐かれたとしてもこのSNSご時世なかなか毒を吐き返したり直接的な言葉を発するのは躊躇してしまいます。
ただ一度許容してしまうと、この先生には子供のことなら何をぶつけてもいい、いつ何を相談してもいいと勘違いしエスカレートしていきます。
対処法を確立できていなければ、先生はストレスで適応障害、またうつ病など精神のバランスを崩してしまします。
そんな毒親モンスターの5つの例
- レッスン時間の頻繁な変更と遅刻常習
- 明らかな親のミスを子供のせいにする
- 夜中や早朝にメールをしてくる
- 子供のため、親としてという言葉を連発する
- 子供がウソをつくようになる
これらを深掘りして対処法をお話していきます。
レッスン時間の変更や遅刻常習
子供の都合だと仕方がありませんが、モンスターの場合ほとんどが親の都合での変更や遅刻です。
ひどい時には、お友達としゃべっててお話が終わららず「予定があってうかがえません」などと言ってきます。
〇回目までは許容し、〇回目からは変更を受け付けない、キャンセル料を頂くというルールを作って書面化しておくのが良いです。
書面化は抑止になるし、また揉め事になった時に弁護士に相談しやすくなります。
明らか親のミスを子供のせいにする
毒親は先生の前で子供を叱ります。自分はちゃんと教育しているのに子供がいう事を聞かないのが悪いと言います。子供のことより自己保身が目立つので切なくなります。弁が立たない子供は黙っているか泣いています。
論理的に何が問題なのかを一言でいうようにします。具体的に親御さんのするべきことを言えればベスト。本来は自分に非があるのはどこかで分かっているのですが、毒親が欲しいのは自分への共感。
逆キレする親もいますが、同調や曖昧な言葉はさらに子供への責任転嫁を助長してしまいます。
夜中や早朝にメッセージやLINEをしてくる
時間構わず相談という名目でレッスン以外のことを話したり、欲しい情報を聞き出そうとしたり、家庭問題を愚痴ってきます。また自慢話や日記のようなものの場合もあります。
用件に対してのみ事務的に対応しそれ以外の内容には一切触れません。あるいは敢えて見当違いの返事をしておきます。
回数が多い場合は既読スルーあるいは返信に時差をもうけます。この人には話しても無駄だと思って頂くようにします。
子供のため、親として、というワードを連発する
体罰や暴言の痕跡が子供に見受けられます。そして過干渉です。それらを親として子供のためにやっていると言います。
こういった部分は家庭問題なのであまり踏み込めない領域です。あまりにも暴力的なことが目につく場合は今のご時世では通報せざるを得ません。子供が相談してきた時のみ、話を聞く程度にしか関わることができません。
子供がウソをつくようになる
親がいない時、用件の返事がないことを尋ねるとスマホのバッテリー切れてた、メールがきてないなどの小さいウソをつきます。課題が熟せていない理由も小さいウソ交じりの言い訳をします。
些細なことで毒親に怒られて続けているので、怒られそうな状況に対しての自己防衛としてウソをつきます。
相手は子供ですが、どういう状況でそうなっていたのかを追求します。そして話の矛盾点を論破します。
そういうウソはバレる。出来なかったことや悪かったと思う事に対して、こちらは怒りはしないし、真摯に謝らなければならないという事を伝えるようにします。
まとめ
毒親はかなりの確率で以下に当てはまります。
- パーソナリティ障害
- AC
- 発達障害
気の毒ではありますが、こういった人格部分はピアノの先生の専門外で範疇外ですが、知識として分かっておくと対処方法も見えてきます。
モンスターに共通するのはテイカー・マニピュレーターで他者目線が非常に少ないということです。
子供のためという大義名分を振りかざしながら、行動の主体は自身の感情によるところが大きく、自分のために子供があり、自己顕示の道具として子供を利用してしまっています。
他者へ配慮あるようにも見せかけようとしますが自分の保身のためである場合が殆ど。
親自身と家庭内で処理しきれない不満や愚痴を吐かれると全くレッスンになりませんし、子供への負の影響も半端なくレッスンが破綻していきます。
毒親の対応はピアノのレッスンでお引き受けできる範疇を超えており、心理カウンセリング、または心療内科などの専門機関に行っていたくのが最良です。