プロの演奏家と愛好家とでは音楽の聴き方がどう違うのか
演奏家と音楽愛好家と、聴こえている音は同じなのか?という疑問を持ったことはありませんか?
自分が両方の立場ではないので断定はできませんが、演奏に対する反応や感想などを聞くと演奏家と愛好家では明らかに聴いているところが違うと感じます。
音楽家にもそれぞれ好みがありますが、自分の演奏や自分が求める演奏に近いものを好む傾向があります。
好みの部分はさておいておき、今回は音楽家が演奏の何を聴いているのかのお話です。
聴いているポイントを5つ
- 音の質感
- 音の行間
- 呼吸
- バランスのとり方
- 肌感覚
これらを解説していきます。
感じ方や言語での表現は個人差がありますので、一音楽家の一意見のエンタメとしてお楽しみください。
【プロ音楽家は演奏をこう聴いている】愛好家と音楽の聴き方が違う!?
【プロ音楽家は演奏をこう聴いている】
愛好家と音楽の聴き方が違う!?
音楽家が演奏を聴くとき、自分が演奏する楽器に対する聴き方と違う楽器も聴き方が違います。
自分が演奏する楽器は奏でる動作も脳に刻まれているので沢山の情報を感じ取ります。
しかし違う楽器はアンサンブルなどの共演の経験と量によります。
他の楽器やオケとの共演が殆どない人は、愛好家とあまり変わらない聴き方になります。
ここでは自分が奏でる楽器の事をお話していきます。
では以下5つ深掘りしていきましょう。
- 音の質感
- 音の行間
- 呼吸
- バランスのとり方
- 肌感覚
音の質感
音の質感はこんなことから聴きとっています。
- 発音のタイミングやタッチ
- 音色や音質
これは主に打鍵のスピードや圧力によるところですね。
音の行間
音の行間はこんなところを聴いています
- フレーズの各音のつながり
- フレーズとフレーズの間
- 和声の響きのところ
音の行間は、その人のメンタルや人柄がものすごく伝わります。
呼吸
呼吸はこんなところを聴いています
- フレーズ各所
- フレーズとフレーズの間
こちらもメンタル伝わります焦っちゃうと呼吸浅くなったりします。
人が息をしたいところで音楽も息をしてるかってのって人柄でます。
バランスのとり方
バランスはこんなとこを聴いています
- 和音
- 立体感
これは人間力みたいなのかな。
どこを聞かせてどこをどんなバランスで弾くのかで音楽の全体的な印象がすごく違ってくるので。
肌感覚
これは愛好家の方と同じですね。
上記4つを論理的に言語できない部分で、いいな!と思うかどうか。です。
人との相性と似た部分ですね。なんか好き。なんかダメ…ってやつです。
やろうと思えばある程度は論理だてて言語化できますけど、敢えてしない部分ですね。
まとめ
音楽家が演奏を聴くとき、自分が演奏する時に気にしている事や気を付けていることが良く聴こえてきます。
なので演奏をしない、またはそんなにしない愛好家とは音に対する情報の蓄積量が違うので、まったく違う聴こえ方をしています。
聴いているポイント5つ
- 音の質感
- 音の行間
- 呼吸
- バランスのとり方
- 肌感覚
これらを解説しました。