【音に色を感じる能力】音楽家が持つ特殊能力~共感覚~

2019年9月12日ピアノ弾きのつぶやき,つぶやき,共感覚

音楽をやっている人たちが話をしている時に

  • この調って〇色だよね~
  • ここの和音は○○な色だよね!

なんて会話を聞いて不思議に思ったことはありませんか?

結論からいうと、これは「共感覚」といって本来の五感とは別に違う感覚が連動してしまう脳の働きによっておこる感覚です。

今回はそんな音楽家の特殊能力!?について掘下げていきます。

ミャウジ
ミャウジ
ぼくもあるよ!音楽やってない人には通じないんだけど。
音楽家同士で盛り上がる話でもあるね。
かずねぇ
かずねぇ

共感覚ってすごい能力!?と思われるかもしれませんが、簡単に言うと

ある事をやるときに、本来使う脳ミソの部分だけでは足りなくて他のとこも一緒に連動しちゃう

という事だったりします。

ここでは音楽家のこんな共感覚について解説していきます。

  1. 和声や調性などに色を感じる
  2. メロディーや音型が線や図形に感じる
  3. 音が映像のように見える

全く違う感覚をお持ちの人もいますし、共感覚なんて眉唾もんじゃないの?と思われる方もいると思いますが、あくまでも一音楽家の一意見のエンタメとしてお楽しみください。

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【音が色に感じる】音楽家が持つ特殊能力!?共感覚について

【音が色に感じる】音楽家が持つ特殊能力!?共感覚について

共感覚は、ある五感が別の感覚と連動して感じられることです。

ウィキペディアにはこのように書かれています。

共感覚は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。

Wikipedia

音楽家の持つ共感覚は、自分自身もそうだし演奏家仲間の話からも、視覚と連動することが多いように思います。

では以下の3つについて

  1. 和声や調性などに色を感じる
  2. メロディーや音型が線や図形に感じる
  3. 音が映像のように見える

深掘りしていきましょう。

和音や調性に色を感じる

音楽家の多くは、曲に対して色んなイメージを持っています。

「この曲って何色?」

という話はよくあがります。

楽曲には調性があり、その調のもつイメージと楽曲の雰囲気が合わさって色を感じています。

よく聞く意見としては

  • ハ長調は白
  • ト長調は水色

勿論違うイメージの人もいます。

このようなイメージは比較的同じ色を感じる場合もあれば、まったく違う色を感じている人もいます。

これらは色調共感覚といって音楽家の多くが持っている共感覚です。

メロディーが線で見える

旋律を聴くと書家の「書」のような線に見える共感覚です。

書には一本の線に緩急があり力を入れるところ抜くところもあって、まさに音楽の旋律と同じような動きですね。

あと、和音の鳴り響き方によっても複数の線が絡んだものや放射状に延びるものなどを感じる時もあります。

音が映像のように見える

音楽を聴くと、模様や図形のようなものが

  • 拡張収縮
  • 振動
  • 変形

このようなものが音楽とシンクロして動く映像が見える共感覚です。

音楽から連想して風景などを思い浮かべる事とは全く違い、音そのものが映像としてとらえられている感覚です。

まとめ

音楽家が持つ特殊能力!?共感覚について

  1. 和声や調性などに色を感じる
  2. メロディーや音型が線や図形に感じる
  3. 音が映像のように見える

以上3つを解説しました。

ここで上げたものは、音楽家の特に脳の視覚の部分が音に連動して動いてしまうものの一部です。

どの部分が連動してしまうかによって多彩な現象が起こっています。

人によっては触覚や嗅覚に連動することもあります。

共感覚に対して否定的であったり不信感を抱く人もいますので、あくまでも一音楽家の一意見のエンタメとしてお楽しみいただけますと幸いです。

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