【要注意】指導や教育する側の承認欲求はヤバい

2020年5月31日心理学・脳科学,人間関係,マズロー,自己実現論

今回のお話は、指導や教育でしばしば聞く5つの言動についてのお話です。

こんなことを聞いたり思ったり、また言ってしまったりしたことはありませんか?

  1. べき論を展開する
  2. 小さな事が目について不満を感じる
  3. なんで出来ないの!と思ったり言ったりする
  4. 自分が「してあげてる」と思う・言う
  5. 他人の失敗に対して「私ならこうするのに」と思う・言う

結論からいうと、この5つはすべて「承認欲求」であるという事です。

では解説していきます。

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【要注意】指導や教育する側の隠れた承認欲求

【要注意】

指導や教育する側の

隠れた承認欲求

まず、承認欲求についてお話します。

人の欲求は5つの段階がある…という心理学者マズローの「自己実現論」の中で述べられている承認欲求は以下。

承認欲求とは…
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求である。尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。(中略)高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。  

 引用元:Wikipedia

簡単に言うと承認欲求には2つあって

  1. 他人からの地位・名声・注目による評価
  2. 自分が納得する自分の価値観の中の評価

この記事では1の他人からの評価の承認欲求についてのお話です。

では以下5つ

  1. べき論を展開する
  2. 小さな事が目について不満を感じる
  3. なんで出来ないの!と思ったり言ったりする
  4. 自分が「してあげてる」と思う・言う
  5. 他人の失敗に対して「私ならこうするのに」と思う・言う

深掘りしていきます。

べき論を展開する

べき論の正体はコレ

  • 自分と同じでない事への怒り
  • 自分の価値観を認めて欲しい

同調圧力をかけたり、自分以外の価値観を認めない傾向もあります。

小さなことが目について不満を感じる

不満の正体はコレ

  • 認められていない
  • 満たされていない

まさに承認されたいという欲求です

なんで出来ないの!と思ったり言ったりする

これは「詰める」と表現されるやつです。パワハラですね。

  • 自責の強要

これを言う人は、他罰的な傾向が強いです。

自分が「してあげてる」と思う・言う

これの正体はこれ

  • 見返りの期待
  • 依存

自分の存在を他者の存在で認識しています。

他人の失敗に対して「私ならこうするのに」と思う・言う

アドバイスを求めてないのに言ってきた場合の正体はコレ

  • 行動しないのにマウント

実際に行動を起こしていない人が言うやつです。

まとめ

指導や教育する側の隠れた承認欲求

  1. べき論を展開する
  2. 小さな事が目について不満を感じる
  3. なんで出来ないの!と思ったり言ったりする
  4. 自分が「してあげてる」と思う・言う
  5. 他人の失敗に対して「私ならこうするのに」と思う・言う

この5つを解説しました。

指導や教育の側でなくてもある言動です。

思い当たることがあれば、これらは承認欲求であると認識してみてくださいね。

参考サイト

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