上達に欠かせない能力を爆上げするワーキングメモリの強化方法

2019年12月18日心理学・脳科学,モチベーション・やる気,練習方法,練習,上達,ピアノ上達,マインドフルネス,ワーキングメモリ

今回はワーキングメモリについて。

ピアノを習っている人は上手く弾きたい!…でも練習が…効率の良い練習方法やコツはないか!?

と方法を探した経験はありませんか?

ある程度の期間弾いていればそれなりに進歩はします。

しかし人によって上達の速い人やあまり上達が見られない人がいます。

それは脳のワーキングメモリが関係しているのかもしれません。

ミャウジ
ミャウジ
ぼくは子供の頃から習慣化しているから上手くならないのは練習不足かなって思うんだけど、違うの?
一言でいえば「練習不足」だね。でも同じ時間同じ内容を練習していても差があるから「練習不足」だけでは片づけられない可能性があるんだよ。
かずねぇ
かずねぇ

練習不足だけでは言い切れない理由やワーキングメモリが関わっている!?

その理由を探っていきましょう。

この記事でわかること
  1. ピアノが上達するとはどういうことか
  2. ワーキングメモリとは
  3. ワーキングメモリを鍛えることで得られること
  4. ワーキングメモリの鍛え方
  5. ワーキングメモリトレーニングを実践した結果

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【能力爆上がり】上達に必須!ワーキングメモリの強化

【能力爆上がり】上達に必須!ワーキングメモリの強化

ワーキングメモリを鍛えることで、色んなことが能力アップにつながります。

練習に時間を費やすなら、効率よくまた質の良い時間の使い方をしたいですよね。

ではこの5つをさらに深掘り解説していきます。

  1. ピアノが上達するとはどういうことか
  2. ワーキングメモリとは
  3. ワーキングメモリを鍛えることで得られること
  4. ワーキングメモリの鍛え方
  5. ワーキングメモリトレーニングを実践した結果

ピアノが上達するとは

まずは、ピアノが上達するとはどういうことなのかを定義しておきましょう。

そして上達に必要なことは何か、そしてそれに関わるワーキングメモリについて説明していきます。

上達に必要な事

上達に必要なことはざっくりと以下の3つです。( )内は分野

  1. 譜読みのスピードアップ(ソルフェージュ)
  2. 技術力の向上(基礎)
  3. 音楽の理解(楽曲分析等)

同じ練習時間でも演奏に差があるのは何故?

同じように練習していても差があるのは、

上達に必要なことが足りていないから

上達に必要なことの一つに

ワーキングメモリの性能が高いか低いか

があります。

ワーキングメモリの性能によって同じ練習でも差があります。

ワーキングメモリとは

ワーキングメモリは頭の中の作業机に例えられます。

ある事を作業するため必要な情報を記憶からひっぱりだしてきて処理するための場所

机が大きいほど大変な作業がしやすくなるというイメージです。

【ワーキングメモリについて分かりやすく書いてある本】

ワーキングメモリを鍛えるとよくなること

ワーキングメモリを鍛えることで、頭の中の大変な作業の効率が上がるほかにこんなメリットがあります。

  1. 報酬が我慢できるようになるので集中できてモチベーションがあがる
  2. 優先順位を決めることができるようになる
  3. 雑音や雑念を排除することができるようになる

ワーキングメモリの鍛え方

ワーキングメモリはこんなことで鍛えることが出来ます。

  • 筋肉トレーニング
  • マインドフルネス(瞑想)
  • ピアノ演奏
  • すこし難解な文章の本を読書
  • 他言語の学習
  • 働く
  • 数字記憶のトレーニング

※「メモリ」という名がついていますが、記憶とは違います。

パソコンのメモリのようなもので、記憶から引き出してきた情報を処理する能力 のことです。

上達のために

ピアノ上達のスピードアップには、ワーキングメモリの強化が有効です。

しかしワーキングメモリを鍛える項目に「ピアノ演奏」があり、これでは卵が先か鶏が先か…のような問答になってしまいます。

ではピアノをどのように練習するようにすればワーキングメモリの強化につながり、そしてピアノも上達するのか。

相乗効果が得られる練習はこの5つです。

  1. 基礎・エチュード練習
  2. 対位法読解
  3. 譜読み
  4. 暗譜
  5. 本番

ワーキングメモリを強化した実践結果

ワーキングメモリの強化を実践して得られること。

演奏する上でものすごく有効なのが分かると思います。

  1. 緊張しなくなる
  2. 譜読みが速くなる
  3. 暗譜が怖くなくなる
  4. 熟せる楽曲の量が増える
  5. 短期間で本番に乗せられる
  6. コンサートが数倍こなせる

まとめ

世の中に「〇〇上達法」て溢れていますよね。

眉唾もので核心を突かないふんわりした正論じみた事を述べて高い教材を売りつけるものも多かったりします。

しかしこの「ワーキングメモリの強化」はピアノ演奏に限らず他のすべての事の能力アップにも当てはまる事です。

ワーキングメモリの強化と文字にすると簡単に見えますが実践はかなり大変です。

残念ながら簡単にすぐ上達するものはありません…

本気で上達したいならある程度の時間と労力を費やし大変を乗り越えなければならない前提で取り組む必要はあります。

おすすめ書籍

【上達やコツを考える人へ考えさせられる一冊】

【勉強法】 勉強に対する考え方や方法が書かれていますが、ピアノ練習にも役立ちます。

【筋トレは脳トレである】 筋トレや歩行によって脳は強化される。


【サイト内 ピアノ上達関連記事】

【参考サイト】


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