【閲覧注意】気持ちをこめた演奏って何?3つの勘違い演奏について

2019年9月4日演奏

今回は、気持ちを込めた演奏って何なのか?ということについてのお話です。

レッスンなどで

気持ちを込めて演奏しなさい

というアドバイスを受けることがあると思いますが、気持ちを込めるのが音楽がどういう状態なのかの基準が今一つはっきりしていないという難しさがあります。

ミャウジ
ミャウジ
気持ちをこめる…って?どうやるの?僕はよくわからないなぁ。
言葉に対するイメージに共通性を持ってたらわかるのだろうけど、具体性に欠けた表現だから難しいよね。
かずねぇ
かずねぇ

こういった抽象的な表現は、多くの勘違いを招いてしまうこともしばしばです。

ここでは、勘違いした気持ちを込めた演奏がどんなものかを3つのポイントでお話します。

  1. 感情の赴くままに演奏する
  2. 顔芸や身体の動き芸
  3. 自己陶酔

では、解説していきます。

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【閲覧注意】気持ちをこめた演奏って何?3つの勘違い演奏について

【閲覧注意】気持ちをこめた演奏って何?3つの勘違い演奏について

気持ちを込めた演奏というアドバイスがどうして勘違いを引き起こすのか、まずは「気持ちを込める」という言葉の意味から見ていきましょう。

各辞書の意味は「心を込める」と同じのようです。

愛情や配慮、願い、祈りなどの気持ちを十分に含ませることを表す言い回し。また、そうした気持ちのもとに物事を行うことを意味する。

weblio 辞書

では「込める」の意味をみてみましょう。

 ある物の中に、しっかり収め入れる。詰める。「弾を―・める」

 その中に十分に含める。特に、ある感情や気持ちを注ぎ入れる。「力を―・める」「願いを―・める」「真心を―・めた贈り物」

 ある範囲に別の物を含める。「税金を―・めた価額」

 霧・煙などが辺り一面に広がる。たちこめる。「霧が―・める」

 閉じこめる。こもらせる。

 包み隠して表に出さないようにする。

 力でおさえつける。また、やりこめる。

goo 辞書

込める…というワードにどうやら勘違いを生む要素がありそうですね。

ぎゅっと押し込むというような、詰め込むようなイメージが少なからずあります。

では、気持ちを込めた演奏の勘違いポイントについて

  1. 感情の赴くままに演奏する
  2. 顔芸や身体の動き芸
  3. 自己陶酔

深掘りしていきます。


勘違いその1:感情の赴くままに演奏する

感情というのは、出し方によって大変「稚拙」と捉えられることがあります。

情動的な表現は大人がやってしまうと「子供っぽい」と表現されてしまうように、子供の表現方法としてリンクされています。

例えば

ミュージカルのアニーの子役は如何に「感情の赴くまま」に演じる事が出来るかがポイントだそう。

感情の赴くままであることがとても子供らしい表現で素晴らしいと言われています。

これは子供という役だから成り立つことです。

発表会などで子供による子供らしい演奏は「感情の赴くまま」が良いのかもしれません。

しかしクラシック音楽というのは殆どが大人が楽しむために書かれているため、子供らしい演奏よりむしろ大人っぽいとされる演奏に評価があったりします。

いわゆる「大人な表現」には、音楽や芸術に共感しつつ冷静にある事が必要です。

とても自由奔放にルバートたっぷりの演奏というのは、実のところ演奏者側は冷静で論理的な構築をしたうえで表現をしているのです。

しかし

「感情の赴くまま=自由な表現」

と勘違いしている人も多くいます。

演奏というのは音で演じる事で確立された理論もあります。

音楽がそう聴こえるようテクニックを駆使してより効果的に聴衆に届ける手段が演奏なので、決して感情の赴くままではありません。

勘違いその2:顔芸や身体の動き芸

聴衆の立場だと、聴こえてくる音楽に感情や気持ちを赴くままに動かすことが音楽を聴く楽しみの1つだったりします。

しかし表現する立場は、聴き手に伝わるように演奏することがまず第1に大切なこと。

音楽にシンクロして何某かを表現したいと思うけれど、それを表現するテクニックが足りず、顔や体の動きで何かを表現しようとするのは大変滑稽になってしまいます。

動きの方ばかりに目が行ってしまうし、また思ったよりあまり音にはなってないという事もしばしばあります。

勘違いその3:自己陶酔

自分は気持ちを込めて演奏をしているという人の音は、実際にはそのようには聴こえていないことが多かったりします。

「気持ちを込めて演奏した」という事に陶酔して自己満足に終わってしまいます。

込めた・込めていない、ではなく、音楽が伝わっているか、が大事だったりします。

自己陶酔のナルシスト演奏は奏者のファンにはたまらないかもしれませんが、一般的にはあまり受け入れられる演奏ではなかったりします。

まとめ

心をこめるという事は、音楽に共感し、作曲者が伝えたかった事を音にして音楽がそのように聞こえるように表現すること。

箱に何かを積めるような感覚で、気持ちという目に見えないものを演奏に込めていくこととは違うと思います。

共感した音楽を確かなテクニックで表現すると、結果的に聴衆がさみしい気持ちやうれしい気持ちになるだけであって、さみしい気持ちになったらさみしい音が出るわけではありません。

心を込めた演奏というのは、音楽に共感して論理的に理解し、それを表現することが可能なテクニックに支えられ、十分な練習を積んで表現した演奏のことかなと思います。

気持ちを込めた演奏の勘違いポイント

  1. 感情の赴くままに演奏する
  2. 顔芸や身体の動き芸
  3. 自己陶酔

以上3つを解説しました。

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