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ピアノの蓋をどうするか問題の3つのポイント

2019年9月2日ピアノ弾きのつぶやき, 伴奏, 室内楽, 演奏

アンサンブル演奏において本番でピアノの蓋をどうするのか問題になることがあります。開けるべきか半開か閉めるのか…どうするのがよいのでしょうか。

ミャウジ
ミャウジ
全開で弾けないのはピアノの力量がないとか言われたことがあるんだ…。
力量の問題だけではないよ。共演者や会場の状況によっても変わるから。開けるのが正解ってのは暴論だと思うよ。
かずねぇ
かずねぇ

ピアノの蓋の状態にこれが正解というのはなさそうですね。ではどのようにしてピアノの蓋の状態を決めていくとよいのでしょうか。以下3つを見ていきましょう。


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会場と設置楽器の響き

まずは演奏会場の響きがどうか、設置楽器の鳴りがどうかというのが大きなポイントでしょう。

広くて天井が高く、他の共演者の楽器も十分に響く環境で全開でもピアニストがPPの音が出せるのであれば、ピアノの蓋が反響版となり弦が他楽器の倍音を拾って、お互いにより豊かな響きをつくれます。

しかしピアノが会場には大きすぎる場合や、鳴りすぎる場合は蓋の開閉でコントロールする必要があります。

共演者との音量や音楽的バランス

会場のバランスは素晴らしくても、共演者との音楽のバランスが取れない場合、特にピアニストの音楽と音量が大きく共演楽器がそれより控えめな場合は、蓋の開閉でコントロールする必要がある場合があります。

共演者の弾きやすさ

ピアニストの弾きやすさを優先したり、聞きかじった正論のゴリ押しは、アンサンブルにおいてはあまり好ましくありません。楽器の大きさや音量が全然違うので、ピアノが大きすぎると他の楽器が無理をして音を出してしまいます。

会場や立ち位置、また共演楽器、奏者によって、心地よく演奏できる感覚が違うので、共演者との話し合いが重要です。

まとめ

たまに自身の演奏自慢で蓋を全開でPPをコントロールできるからなんでもかんでも全開で弾くという人もいますが、アンサンブルは相手があっての演奏形態なので、ピアニストがPPが弾ける自慢よりもバランスがどうかの方が大事です。

蓋全開での演奏は確かに響は豊かになりますが、全開にこだわってしまいピアノの響きが勝てしまう演奏を聴くこともしばしば。奏者のこだわりや聴く側の好みもあるかもしれませんが、全開が正解であるとは言えません。

伴奏やアンサンブル演奏は音楽ホールで音楽表現豊かなプロフェッショナルとの共演ばかりでありません。特に伴奏の仕事現場では相手がいかに気分よく演奏できるかも配慮しなければならないので、ピアノ側の正論だけでは決めれないことなのです。


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