【保存版】オーケストラで使われる各楽器の大きさと重さと素材と音域
オーケストラで使用される主要な楽器ってなんとなく分かっているけど実際どれくらいの重さ何だろう…大きさはどれくらいなんだろう…?そんな疑問から大きさと重さを一覧にしました。
ピアノは楽器を持ち歩く事をしませんが、オーケストラ楽器の人はいつも自分の楽器を持ち歩いています。(打楽器・コントラバスを除く)
持たせてもらった時に意外と重かったり軽かったり…という経験はありませんか?自分が演奏することがない楽器は意外と分からない事が多いですね。
わたしはファゴットを持たせてもらった時にかなりの重さに驚いたことがあります。ケースに入れるとさらにすごい重さになってビックリしました。またヴァイオリンは軽すぎて、ちょっと持ってて!なんて言われると壊してしまうのではないか…と緊張しまくってヒヤヒヤします。
楽器は製作者やメーカーによって大きさや重さに違いがあるので、ここでは平均的な大きさを記載しています。
また素材も様々なので平均的なものを記載しています。
- 木管楽器
- フルート
- オーボエ
- クラリネット
- ファゴット
- サクソフォン
- 金管楽器
- トランペット
- ホルン
- トロンボーン
- チューバ
- 打楽器
- ティンパニ
- バスドラム
- スネアドラム
- 弦楽器
- ヴァイオリン
- ヴィオラ
- チェロ
- コントラバス
- ハープ
- 鍵盤楽器
- ピアノ
- チェンバロ
- パイプオルガン
各楽器の画像と音域はWikipedia よりURL転載しています。
画像はWikipedia より引用させて頂いています。Wikipediaに記載されている二次利用のルールに従って引用元のリンクは貼ってありますが問題がございましたらお問合せフォームよりご連絡頂けますと幸いです。
いくつかのサイトや書籍をリサーチして記載していますが訂正や加筆の必要性がある場合もご連絡頂けますと幸いです。
管楽器の音域についてWikipediaからの引用画像にご指摘がありましたので順次訂正して掲載しています。間違い等お気づきの点がございましたらご指摘頂けますと幸いです(2021.10.9)
【図解】オーケストラで使われる各楽器の大きさと重さと音域

【図解】オーケストラで使われる各楽器の大きさと重さと音域
オーケストラで使われている楽器は大きく5つに分けることが出来ます
- 木管楽器
- 金管楽器
- 弦楽器
- 打楽器
- 鍵盤楽器
素材や時代によって重さや大きさは均一ではないので平均的なものを掲載しています。
鍵盤楽器はオーケストラに交じることは多くはないですがコンチェルトなどでの共演も最も多い楽器なので入れています。
木管楽器
木管楽器の各楽器の大きさと重さと音域一覧
楽器名 | 大きさ | 重さ | 素材 |
---|---|---|---|
フルート | 約65cm | 400~500g | 銀・14金・18金・プラチナ |
オーボエ | 約70cm | 約700g | グラナディラ |
クラリネット | 約70~80cm | 約800g~1kg | グラナディラ |
ファゴット | 約1.3~4m(約2.5m) | 約4kg | ハードメープル |
サクソフォン(アルト) | 約70cm(約1m) | 約2.5kg | 真ちゅう |
※前述のファゴット6kgはコントラファゴットの重さでした。訂正してお詫び申し上げます(2021.10.5)
フルート

音域(実音)

オーボエ

音域 (実音)

クラリネット

音域 (実音)


ファゴット

音域 (実音)

サクソフォン

音域 (実音)

金管楽器
金管楽器の各楽器の大きさと重さと音域一覧
器名 | 大きさ | 重さ | 素材 |
---|---|---|---|
トランペット | 約50cm 管長 1.4m | 1~1.2kg | 真ちゅう |
ホルン | 管長 180~360cm ベル 直径約30cm | 2.0~2.8kg | 真ちゅう |
トロンボーン | 管長 約270cm ベル 直径約16.5~22.8cm | 約2kg | 真ちゅう |
チューバ | 高さ 約1m 管長 約10m ベル 約42cm | 約10kg | 真ちゅう |
トランペット

音域 (実音)

ホルン

音域 (実音)

トロンボーン

音域 (実音)

チューバ

音域 (実音)

打楽器
打楽器の各楽器の大きさと重さと音域一覧
楽器名 | 大きさ | 重さ | 素材 |
---|---|---|---|
ティンパニ | 直径 20in, 23in, 26in, 29in, 32in 高さ 74~87cm | 胴 25~50kg アルミ 10~25kg | ケトル 銅またはアルミニウム 鼓面 皮(牛または羊) 樹脂 |
バスドラム(コンサート用) | 直径 32in,36in 胴深 18(20,22)in | 約12~24kg | シェル メイプル 鼓面 皮、ニュースキン |
スネアドラム(コンサート用) | 直径 13~14in 胴深 5~6.5in | 約4kg~7kg | シェル ローズウッド、メイプル、スチール、カッパー |
マレット | ティンパニ 36~38cm バスドラム 38~43cm | ティンパニ 約30g(1本) バスドラム 約100~400g | メイプル、竹、オーク フェルト |
ドラムスティック | 38~41cm | 40~60g(1本) | ヒッコリー、ローズウッド |
※1inch=約 2.54cm
※材質はYamaha カタログ参照
ティンパニ


音域

バスドラム

スネアドラム

弦楽器
弦楽器の各楽器の大きさと重さと音域一覧
楽器名 | 大きさ | 重さ | 素材 |
---|---|---|---|
ヴァイオリン | 全長 約60cm 胴部 約35cm 弓 73cm | 本体 500~600g 弓 55~65g | 本体 スプルース、メイプル 弓 ペルナンブコ、繊維強化プラ、馬の尾 |
ヴィオラ | 全長 約70cm 胴部 39~43cm 弓 72cm | 本体 600~700g 弓 65~70g | 本体 スプルース、メイプル 弓 ペルナンブコ、繊維強化プラ、馬の尾 |
チェロ | 全長 約120cm 胴部 75~76cm 弓 69.5cm | 本体 3~3.5kg 弓 70~80g | 本体 スプルース、メイプル 弓 ペルナンブコ、繊維強化プラ、馬の尾 |
コントラバス | 全長 約170~200cm 胴部 1110~1130cm 弓 68cm | 本体 10~12kg 弓 90g | 本体 スプルース、メイプル 弓 ペルナンブコ、繊維強化プラ、馬の尾 |
ハープ(グランドハープ) | 高さ 約165~200cm | 26.5~45kg | 本体 ラミネート合板、天然木 弦 ガット、ナイロン、スチール |
※コントラバスは日本のフルサイズはヨーロッパの3/4
※コントラバスの弓はフランス式とドイツ式で異なる
ヴァイオリン

音域

ヴィオラ

調弦

チェロ

調弦

コントラバス

調弦

※実音は1オクターブ低い
ハープ

音域(ダブルアクション)

鍵盤楽器
鍵盤楽器の各楽器の大きさと重さと音域一覧
楽器名 | 大きさ | 重さ | 素材 |
---|---|---|---|
ピアノ(グランドピアノ) | 幅 約146~160cm 奥行 約150~280cm | 250~500kg | 木材・スチール・羊毛・樹脂など1万個以上のパーツ |
チェンバロ | 幅 約80~130cm 奥行 約150~250cm | 本体 30~70kg 脚 10~15kg | 本体 ポプラ・柊・クルミ・楢など 鍵盤 ツゲ・黒檀・牛骨・菩提樹など |
パイプオルガン | 高さ 10~15m 幅 5~15m 奥行 2~5.5m | 10~30トン(推定) | パイプ オルガンメタル(錫と鉛を配合した金属) 木製 |
※チェンバロの素材 チェンバロ制作 / 三創楽器
※チェンバロの重さに関する情報少
※パイプオルガンは個々に大きさがかなり違うため日本各ホールのものをピックアップしたおおよその数値
ピアノ

音域

チェンバロ

音域
- 16世紀イタリア
- 一段鍵盤 C/E-c3
- 二段鍵盤 下鍵盤 C/E-f3、上鍵盤 C/E-c3
- 音域の広いもの 下鍵盤 GG-c3、上鍵盤 F-f3
- フランス
- 17世紀 GG/BB-c3
- 18世紀前半GG-e3やFF-e3
- 1760年頃~18世紀末 FF-f3が標準
- 18世紀イギリス
- カークマンとシュディのチェンバロ FF,GG-f3
- 1780年頃以降は通常通りFF#
パイプオルガン

音域

まとめ
オーケストラで使用される楽器の大きさと重さと音域をまとめました。
持ち運ぶ場合は本体の重さ+ケースの重さが加わります。
最近は軽量で丈夫なケースも多く出ていますが、それでもウェイトがあります。
自分が演奏する楽器以外の重さや大きさはなかなか体感しないので想像しにくいですね。
余談ですが随分以前はまだカーボンなどの軽量のものがなく、軽さを求めるがゆえに発泡スチロールのケースというのがありました。
軽いですが耐久性は抜群に悪く、満員電車でケースごと楽器がクラッシュしたという話を聞いたことがあります。
それを思えば最近のケースはかなり進化してオシャレなものも沢山あります。
こんな重さなんだ。。と分かると電車などで楽器を持ち運んでいる人の気持ちがちょっと分かるかも?しれませんね。
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