ハッとさせられる演奏はこんなところがヤバい
今回は、ピアニスト目線で演奏を聴いた時にハッとさせられるポイントについてです。
イイな!と思うと同時に
自分の演奏にもフィードバックしたい!
と感じさせる、そんなポイントだったりします。
では以下のヤバいポイント3つ
- 意外なフレーズのラインの取り方
- decrecendoや弱音の扱い
- 新感覚な和声の色付け方
解説していきましょう。
【ピアニスト目線】演奏にハッとさせられる3つのヤバいポイント
【ピアニスト目線】
演奏にハッとさせられる
3つの
ヤバいポイント
ある程度の演奏経験があれば、解釈の違いや演奏の個性はあっても、だいたいこんな感じで音楽が来るな。というのが予測して聴いている部分があります。
そんな中で、ちょっと自分の想定外の演奏を聴いた時、しかもそれがかなりいい感じだった時には、ハッとさせられるヤバい感覚になります。
では以下3つ
- 意外なフレーズのラインの取り方
- decrecendoや弱音の扱い
- 新感覚な和声の色付け方
深掘りしていきましょう。
意外なフレーズのラインの取り方
ある程度の譜面の模様から、このフレーズはこんな感じと言うのがあります。
それを少し自分の感覚とは違ったところにトップポイントがあったり、アゴーギグの緩急の位置が違ったりして、イイ感じに聴こえてくるとハッとします。
フレーズのトップポイントを少し変えるだけで、フレーズの長さや流れ方がガラっと変わるので、聴いていてかなり刺激的だったりします。
decrecendoや弱音の扱い
弱音の扱いや、減衰、引き算の表現は、演奏の大きなポイントだと思います。
トップに持っていくというのはある程度の力量があれば形になりますが、この decrescendo や diminuendo の表現は実はかなりの技量が必要だったりします。
演奏している側も、相当神経を使っていなければ雑になってしまうポイントでもあるので、職人技、また神業レベルの人の演奏を聴くと、かなり心を鷲掴みされてしまいます。
新感覚な和声の色付け方
和声の色付け方は、ある程度の作曲や和声の知識があれば、和声進行によってだいたいこんな感じと言うのがあります。
ですが、オケや室内楽での経験などで多彩な音色を知ることによって、ピアノしか知らない場合の表現とは全く違う音色のイメージの感覚が増えます。
また音楽の進行のさせ方もオケや室内楽ではピアノの独奏とはかなり違うものがあり、経験値によって和声の色付けの感覚が変わっていきます。
そういった新感覚の和声の色を、ピアノで、また独奏楽器の単旋律なのに和声感がすごいと言うような演奏を聴くと、かなりヤバかったりします。
まとめ
ピアニスト目線で、演奏を聴いた時にハッとさせられるヤバいポイント3つ
- 意外なフレーズのラインの取り方
- decrecendoや弱音の扱い
- 新感覚な和声の色付け方
解説しました。