ヤバい迷惑行為する人の特徴と対処法【テイカーとマニピュレーター】
今回は迷惑行為で困る人についてのお話です。
この記事はこんな人に是非読んで欲しいです。
- 迷惑行為をする人の特徴を知りたい
- 手間ばかり取らせる人に困っている
- 一見いい人に見えるヤバい人の正体を知りたい
- 迷惑行為の対処の仕方をしりたい
人間のストレスの殆どが人間関係だと言われています。
良い関係を築ける人との関りは人生を豊かにしますがヤバい人との関りは心身ともに消耗します。
ヤバい人たちがどういう人間なのかを分かり対処方法を知っておくだけでかなり防御になります。
この記事では以下を解説していきます。
- 迷惑行為をする3つのタイプ
- テイカー
- マニピュレーター
- クレーマー
- 迷惑行為をする人はエナジーバンパイアである
- 迷惑行為の実例
- 自分で決めるべき事案を決められず人に決めさせようとする
- 既に決まった事案を自分がいい人になるために変更させようとする
- 調べたり自分で考えたりせず聞いてくる
- 情動的なLINEを深夜早朝に送り付けてくる
- 返事が待てず被害者になって自己完結する
- 無責任な発言が多い
- 謝らない
- 文章の読解力が低く勝手なネガティブ解釈をしてキレる
- 迷惑行為の対処法
- 規約を作る
- 契約を交わす
- 事務的なテンプレ対応に徹する
- 必要最低限以外相手にしない
- 弁護士に相談する
- 記録を残す
事例や対処法はコンサートの運営で実際に起こった事でその対処に必要なことを書いていますが規約や契約以外は日々の人間関係でも使える事ですので参考にしてみてください。
ヤバい迷惑行為をする人の特徴と対処法【テイカーとマニピュレーター】
ヤバい迷惑行為する人の特徴と対処法【テイカーとマニピュレーター】
約束を守らない、返事ができないと言う人は明らかに目に見えた欠陥があるので注意をしやすいです。
しかし一見ちゃんとしているけど関わっていると
あれ?なんかおかしい…。
と違和感がある人っていませんか。
関わっているうちにちょっとずつ面倒なことが積み重なってた…なんて経験をお持ちの人もいるでしょう。
人間は完ぺきではないので間違ったり迷惑をかけてしまったりということはあります。
そういう所も含めてお付き合いしていくものです。
しかし行き過ぎてそれが他者にかなりの不快感を与えてしまっているのは問題がありますよね。
トラブルの多い人は迷惑行為であるという自覚がある場合とない場合があります。
- 感情のコントロールが効かない自覚がある
- 迷惑の自覚がある
- 反省する
- 謝罪する
- 自分は悪くないと思っている
- 他者目線がない
- 迷惑の自覚がない
- 他罰的
- 謝らない
迷惑行為をする3つのタイプ
ここでは迷惑行為の自覚がなく、対応を間違ったらかなり労力やメンタルを奪われてしまう以下の特徴を持った迷惑行為をする人を深掘りしていきます。
迷惑行為を正当化する3タイプを深掘りしていきます。
- テイカー(奪う人)
- マニピュレーター(支配する人)
- クレーマー(言いがかりを言う人)
次に改善する努力があったり迷惑をかけたなと思う人に対して誠実に接していればそれも個性として受け入れてもらえます。
しかし迷惑行為をする人の中でも特に困るのが、他者から時間や情報と労力を搾取していることを正当化したり、他者のせいにする人たちです。
物事を遂行しなければならない時、迷惑行為をする人と関わると進捗に大きな影響が出てしまいます。
迷惑行為をする人達がどういう人間なのかを知り対処をあらかじめ決めておくのが大切です。
場合によっては法的な措置を取らざるを得ないこともあるので手はずは整えておくのがベスト。
迷惑行為をする人 その1【Taker(テイカー)】
迷惑行為をする人
その1
テイカー
まずTakerとはどんな人かというところから。
これはアメリカの アダム・グラントという精神医学者の著書「GIVE & TAKE 」で紹介されています。世の中には
- Giver(ギバー)与える人
- Matcher(マッチャー)均衡を取る人
- Taker(テイカー)奪う人
の3種類がいると提唱しています。
Taker(テイカー)は、他者から奪う人です。
奪うのは物ではありません
- 情報
- 時間
- 能力
- アイディア
- 心
このように、目に見えないけれど価値のあるものを奪っていきます。
TAKERの行動や思考の主体は自分の都合がよくなることです。
- 自分が良く思われたい
- 自分が損をするのがイヤ
- 自分が困っているのを何とかしたい
- 自分の気持ちが落ち着かないのを何とかして欲しい
このように自分の都合と自分の気持ちが最優先されている人のことです。
関わる人の都合を考えることはありません。
与えてくれた人へ何かをバックすることはなくただただ奪い取っていきます。
また自ら生み出すこともなく他者から奪うことでしか生きていけない可哀そうな人でもあります。
一見他者への配慮のような発言もしますが、よくよく聞けば自分の立場を守るための発言しかしていません。
また多くのTAKERは一見弱そうで控えめな印象を人に与えるので良い印象に見られがち。
暴力的な要素が表立っていない所も厄介なところです。
迷惑行為をする人 その2【マニピュレーター】
迷惑行為をしてくる人
その2
マニピュレーター
マニピュレーターとは人の心を操作しながら攻撃してくる人です。
アメリカのジョージ・サイモンという臨床心理学者が書いた「あなたの心を操る隣人たち」と言う本があります。
その中でマニピュレーターの特徴的な行動が書かれています。
かなり興味深い内容です。
- はぐらかす
- 問題をすり替える
- 事の真相を秘密にしとく
- 相手の羞恥心を刺激
- 被害者を演じる
- 人をそそのかす
- 人のせいにする
- 無視する
- 無知・混乱を装う
- 相手に怒りをぶつけてコントロールする
- 脅す
イラっとくる態度のオンパレードですね。
マニピュレーターはカバートアグレッション(covert aggression)という方法で人を攻撃してきます。直訳すると「隠れた攻撃性」という意味です。
カバートアグレッションは例えばこんな感じ。
「私は遅刻してでも行くつもりだったのですが、●●さんには遅刻はダメだっていわれました。残念ですが今回は欠席させて頂きます。」
これは
自分はやる気あるのに●●さんがダメと言ったから出席できなくなった。
と言っていますよね。
このように他者を悪者にすることによって自分を正当化し、対象の他者を公然で攻撃します。
カバート…と言う名のとおりダイレクトな攻撃ではありません。
しかし直接的な論理的な指摘ではなく、相手を持ち上げてるのかと思わせておいて落とす悪質で神経を逆なでする攻撃です。
迷惑行為をする人 その3【クレーマー】
迷惑行為をしてくる人
その3
クレーマー
言いがかりや文句を言ってくる人です。
マニピュレーターのカバートアグレッションでクレームを言ってくるパターンもあります。
クレーマーは論理的な提案をする、合理的に解決するというコマンドが一切ありません。
クレームを言ってくる理由は以下です。
- 自分の考えがすべて
- 自分が優位に立ちたい
- 自分を分かって欲しい
自分が気に入らない、自分の気持ちが収まらない、という事が行動主体なので、論理的な対応は全く通じません。
クレーマーは論破しても論点のズレた情動的な泥爆弾で反撃をしてきます。
根底にはものすごい劣等感があるために逆切れしてくるので注意が必要です。
迷惑行為する人はエナジーバンパイアである
- テイカーの相手
- マニピュレーターとの対峙
- クレーム処理
迷惑行為の対処は疲弊します。
稚拙な内容の言い訳、ちょっとした注意や協力を求めたことに対して情動的に自己都合を言い返してくるため、やり取りの手数が増え物事の遂行に大きな支障を来すことも多くあります。
自己都合をゴリ押しするにもかかわらず、都合よく弱者になるため(カバートアグレッション)かなり質が悪い。
また社会的な事に対して無知未熟である場合が多いので、迷惑行為者の多くは稚拙で子供っぽい印象を受けます。
社会人としての信頼度は低いです。
また
なんかこの人には勝てないかも…
と直感的に悟った時には、自分を落として相手に擦り寄ってきておだてたり、状況によってコロコロ態度が変わります。
まっとうに相手をするとメンタルの浪費が半端ない。
またこういう人ほど自分の権利や価値観を主張してきます。
このように他者のエネルギーを吸い取る人をエナジーバンパイアと言います。
関連書籍「良心を持たない人たち」是非読んでみてください。
次のページでは実際にあった迷惑行為の例とその具体的な対処法をご紹介していきます。