音楽家は本番前は出来ない事だらけ
今回は、ピアノ弾きや楽器弾きが本番前や楽器に没頭すると出来なくなることについてのお話です。
演奏する時は、マルチタスクをしてしまうと演奏の集中時に脳ミソがうるさくなってしまって弾けなくなってしまうことが多々あります。
特に本番や期日までの演奏がある時などは
今日やらなくていい事は今日しない
という生活スタイルになってしまう事もしばしば。
出来なくなることはこんなこと
- 人とのコミュニケーション
- 片付け
- 食事
- 気遣い
- 日頃から苦手なこと全般
こうやって並べると、かなり社会非適合者である感じがしますね。
ではこれらを解説していきます。
世の中には器用にこなせて、ちゃんとしている人も沢山いるので、一音楽家の一意見のエンタメとしてお楽しみください。
【音楽家は社会非適合者か?】本番前は出来ない事だらけ
【音楽家は社会非適合者か?】
本番前は出来ない事だらけ
音楽家の多くは、子供の頃から集中して本番をこなすことをしてきています。
練習や本番を多く経験していくことで過集中の脳ミソが作られていくので、色んなことに気を回せなくなってしまう人も少なくありません。
大人になると社会性を保つために過集中や自己中な部分を改善していく必要があって、演奏もそれに適応した感じに変わっていきます。
が、この適応のバランスが難しく、適応しすぎると楽器が弾けなくなっていったり下手くそになっていく…という弊害もあったりします。
なので本番前など演奏しなければならない時とそうでない時を使い分けるような感じになります。
では本番前に出来なくなること
- 人とのコミュニケーション
- 片付け
- 食事
- 気遣い
- 日頃から苦手なこと全般
これらについて深掘りしていきます。
人とのコミュニケーション
感覚を言語化してしまう事で脳ミソがうるさくなるので、言語全般がダメですね。
ブログを初めて、論文読んだりしてかなり言語に偏った状態で迎えた本番で、脳ミソのうるささに耳をふさぎたくなりました。
特にこんなことが出来ないです。
- 曖昧な認知負荷のかかる問いかけに対する返事
- Yes No で答えられないこと
- 自分にとって全く興味のない他人の話を聞くこと
片付け
メモや楽譜がだんだん地層のように積みあがっていきます。
下手に片づけると所在がかえって分からなくなることもあるので、自分の中ではだいたいこのあたり。で、見つからなかったらまたコピーするので増える一方だったりもします。
終わったら処理しよう…と思っている色んな書類も山積みになっていきます。
食事
料理が好きな人は作ったりすることで気分転換になってよいらしいです。
苦手な人間は料理はかなりアタマを使うので、本番前はアタマを使わないでいいものをサクッと作るか、作る時間が取れなくてお惣菜とか外食になっちゃいます。
気遣い
空気がよめなかったり、こういうこと言って欲しいんだろなて事を推測して会話する能力が激落ちます。
なので、あまり人とは合わない方が良いな。と感じることが多いです。
日頃から苦手なこと全般
その他の苦手がより一層増幅されます。
頭から「イヤ」を排除しないと、集中力が保てないというのもありますが大抵が過集中のため。
アタマの中は、そのこと以外に光が当たらない。という感じになっています。
身近にいる音楽家がよく分からない…と悩んでいる人へ
アンサンブルの本番では比較的人間性を保てるときもありますが、ソロのときはかなりのダメ人間になります。
本番経験がない人が家族な場合は、たとえ親であっても分からないので家の中は軋轢だらけです。
なので、もし音楽やってる人と上手くやっていけない…と悩んでいる人がいれば、こんなことになっているという事を知って頂けると幸いです。
まとめ
人間の脳は本来は危険察知するためにざわざわしてて、色んなことに対応できるようになっているそうなんですが、本番前はそのざわざわスイッチが切れちゃっている状態です。
本番が続く音楽家は、常にスイッチが切れているので
「あぁ、あの人は音楽家だから」
的な人間が出来上がるわけだったりします。
ピアノ弾きや楽器弾きが本番前にできなくなること
- 人とのコミュニケーション
- 片付け
- 食事
- 気遣い
- 日頃から苦手なこと全般
これらについて解説しました。
ちゃんとしておられる音楽家も沢山います。
一意見としてお楽しみいただけましたら幸いです。