【PDCAサイクル】効率を高めるフレームワークで確実に上達する方法
練習って毎日の積み重ね。
練習してはいるけれどなんだか上手くいかない、なかなか上手くならない、今一つ進歩が感じられない。
そんな時ってこんなことが起こっていませんか?
- 練習がすぐ行き詰る
- ダラダラしてしまう
- 言われたことしか練習しかできない
このような悩みを持っている人はもしかしたらセルフマネジメントがうまく出来てないのかもしれません。
セルフマネジメントの方法で大きな企業でも用いられているPDCAサイクルというものがあります。
かなり成果の上がる方法なのでなかなか進歩が感じられない人もきっと練習の成果に変化がみられるでしょう。
この記事ではピアノの練習にきっと役立つPDCAサイクルについてお話していきます。
- セルフマネジメントとは
- 練習のセルフマネジメントが出来ている人
- 練習のセルフマネジメントが出来ていない人
- PDCAサイクルについて
- PDCAサイクルを取り入れた練習のメリット
- PDCAサイクルの効果を高めるために
【PDCAサイクル】効率を高めるフレームワークで確実に上達する方法
【PDCAサイクル】効率を高めるフレームワークで確実に上達する方法
PDCAサイクルというのは大企業でも取り入れられているセルフマネジメントのメソッドです。
効率を高めるフレームワークで業務の改善を目的として行われていて効果もかなり高いようです。
効果の高い手法なら練習にも応用していきたい所ですよね。
ではさらに掘り下げていきましょう。
セルフマネジメントとは
セルフマネジメントとは「自己管理能力」の事です。
練習において必要なセルフマネジメントスキルは、以下です。
- 曲に対してかかる練習時間を把握する
- 弾けない所が分かりピックアップ練習する
- 効率的な練習方法を探して実行する
練習のセルフマネジメントができている人
- 自分の練習と弾け方の状況把握ができている
- 弾けてない所への適切な部分練習
- 練習スケジュールが立てられてちゃんと仕上げられる
練習のセルフマネジメントが出来ていない人
- 場当たり的な練習
- どうやったらよくなるかが自分で考えられない
- ただ弾くだけの練習をする
PDCAサイクルとは
Plan(計画)→Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)→ Plan→Do→…
のサイクルを継続的に行って業務改善をする方法として用いられています。
では各段階のプロセスを見ていきましょう。
Plan(計画)
達成したい目標を5W2Hに沿って具体的に立てていきます。
数値として表せるものは数字の目標にすると達成しやすくなります。
●Who 誰が
●When いつ
●Where どこで
●What 何を
●Why なぜ
●How どうやって
●How much いくらで
演奏しないといけない日程からさかのぼって練習量、レッスンや試演会の回数とかをざっくり決めるってことかな。
そしてさらに深く練習の内容を掘り下げていきます。
練習の具体的な方法はまたnoteで書きます。
出来たらリンク貼るのでまたそちらも読んでくださいね。
Do(実行)
計画に沿って実行していきます。
プランの内容をさらに詳しく数値化したりかかる時間を算出して実行していきます。
ここで大切なのはプランを成功させることではありません。
次のサイクルに活かすために実行した内容のはかどり具合やかかった時間などを記録しておくことです。
計画立てた練習をしながら、練習の記録をつけておくことが大事だよ
Check(評価)
DoがPlanに沿って行われたか目標を達成できているかを評価します。
また良かった点、悪かった点を客観的に分析してどうしてそうなったかもチェックします。
ここで大切なのは、出来たか出来てないかを仕分けすることではなくて、状況を分析することだよ。
Action(改善)
評価で分析したことを検証していい感じのプランは継続的に行いイマイチな部分は改善すべき点を具体的に考えていきます。
●そのまま続けること
●修正すること
●中止すること
を判断し、また次のフェーズへとつなげていきます。
方向違いの練習とか、効率の悪すぎる練習とかを精査するってことだよ。
PDCAサイクルを取り入れた練習のメリット
以下のようなメリットがあります。
●練習の内容が明確になる
●効率が上がる
●出来ていない事が明確になる
練習の目的や目標をはっきりさせることで効率を下げてしまうような同じミスを繰り返さないように意識できます。
良かった部分はさらに練習の質を上げていくことができます。
PDCAサイクルの効果を高めるために
PDCAサイクルは継続的に何度も回していくことで効果が上がっていく手法です。
基本的な概念はスパイラルアップなので一定の期間で区切りP→D→C→A→P…サイクルさせることによって徐々に改善されていきます。
分析とフィードバックを繰り返し行っていくことで各段階の精度をあげていき、サイクルの効果をさらに実感できるでしょう。
まとめ
PDCAサイクルを取り入れた練習方法の効果は一朝一夕では得られません。
サイクルを重ねる事によって練習ってどうやったら良いのかが分かるようになって確実に練習内容が洗練されて行きます。
練習でのやる事が分かる…ということはかなり曲の仕上がりに大きな影響があります。
この手法は、目標や時間をはっきりさせることが習慣化されるため練習も集中しやすくなります。
課題を明確にすることができるようになっていくため練習のムダが徐々に減っていきます。
さらにサイクルが身についてくると多くの楽曲を並行して仕上げていく能力も高くなります。
是非取り入れてみてくださいね♪
【参考サイト】
関連書籍
セルフマネジメントの本です。練習とは少し離れていますが、行動に移すことのマインドや考え方などが、よみやすく書かれています。
PDCAのノート術が書かれています。記録することって大事ですね。