【図解2022年版】YouTube「著作権侵害の申し立て」が拒否され「再審査請求」する方法《再審査請求例文コピペOK》

2022年4月6日ブログ・コンテンツ作成

YouTubeに演奏動画を投稿した時著作権侵害の申し立てが来ることがあります。クラシック音楽の演奏はパブリックドメイン(著作権フリー)の作品が多いので、申し立ての多くは侵害していないのに言ってくるケース、またはどこかのレーベルが出している演奏家のCDの音源と酷似していると判断されて申し立てがきます。

これは放置しておいても問題はないのですが、心当たりがなくパブリックドメインの自分の演奏なのであればちゃんと異議申し立てを面倒がらずにやった方がよいです。というのもこれは不当に広告料を横取りする悪徳業者が殆どだからです。来たとこの対処方法はこちらで解説しています。

↑↑↑

こちらの方法でほぼ異議申し立てが通り広告料の横取りはなくなりますが、時々異議申し立てを拒否されることがあります。レア案件なのですがこちらもちゃんと「再審査請求」をした方がよいです。

侵害していた場合はアカバンされる的な事が書いてあってビビって放置しまいがちですが、間違った事を指定なのであれば、不正に広告料が横取り業者に流れてしまうのをそのままにしておくのはよろしくないです。

この記事では、クラシックの演奏動画に対する著作権侵害の申し立ての対処方法について以下を解説していきます。

  1. 再審査請求について
  2. 再審査請求ができるもの
  3. 再審査請求の手順
  4. 再審査請求の例文(コピペOK)
  5. 再審査の確認期間
  6. 再審査請求が却下された場合
  7. 著作権者について

スポンサーリンク

【図解2022年版】YouTube「著作権侵害の申し立て」が拒否され「再審査請求」する方法《再審査請求例文コピペOK》

【図解202【図解2022年版】YouTube「著作権侵害の申し立て」が拒否され「再審査請求」する方法《再審査請求例文コピペOK》1年版】YouTube投稿動画の《著作権侵害の申し立て》対処方法

YouTubeに自分の演奏動画を投稿した時に著作権侵害の通知が来たらビックリしますよね。クラシックの作品の多くはパブリックドメインのはずなのにと戸惑って放置してしまっている人もいると思います。

そしてこちらの解説のとおりに異議申し立てをしても

申し立ての拒否

をされる場合があります。レアケースなので頻繁ではありませんが、私のチャンネルでも過去2回ほどあり、先日3回目の拒否を受けました。異議申し立てよりリスクがある旨の通知が来ますが、恐れずにちゃんと再審査請求しましょう。

  1. 再審査請求について
  2. 再審査請求ができるもの
  3. 再審査請求の手順
    • 再審査請求の例文(コピペOK)
  4. 再審査の確認期間
  5. 再審査請求が却下された場合
  6. 著作権者について

再審査請求について

自分が演奏した動画をアップした時に著作権侵害の申し立てに対して異議申し立てをして数日~30日ほどでこのようなメールが来ます。

うーぬ…拒否されましたときました。動画の管理画面に移り作業をしていきます。

再審査請求が出来るもの

著作権侵害の異議申し立てをして拒否されても、自分が演奏したパブリックドメインの作品は差異sんさ請求できます。

再審査請求の手順

再審査請求の手順を画像と合わせて解説していきます

 管理画面を確認

管理画面から該当動画のステータス①の「著作権の申し立て」をクリックして②のポップアップを出します。異議申し立てが拒否されました…云々が書かれています。下の「詳細を表示」をクリックします。

著作権の概要とステータスの詳細画面

「詳細を表示」をクリックしたらこの画面になります。

→の四角で囲った「操作を選択▼」をクリックします。

③再審査請求を選択する

選択メニューが出てきます。

「再審査請求」をクリックします。

再審査請求の内容の確認

再審査請求についての説明が出てきます。警告とか厳しい言葉が書かれていますが自分の演奏でパブリックドメインであれば問題ないので左下のチェックボックスに「✔」を入れて「次へ」をクリックします。

※一応本文下の「Content ID に関する申し立てを再審査請求する方法の詳細」にも目を通しておきましょう

ここでも拒否される可能性が書かれていますが、PD作品の本人演奏の場合で拒否されることは稀だと思います(経験なし)。

申立人の情報詳細を記入する

前回の異議申し立ての時よりも詳しい情報を記入しなければなりません。記載しなければならないのは以下です。

  1. 戸籍上の姓名
  2. メールアドレス
  3. 住所詳細

記入したら右下の「次へ」をクリック

⑥再審査請求の内容を記入する

①のContent ID の申し立てが取り下げられるべき理由を記入していきます。ここで必要なのが

  • パブリックドメインである証明
    • 日本著作権協会のリンク
    • PTNAピアノ曲事典などちゃんとしたサイトの記載リンク
  • 強めの文章(例文は下の「☆」参照)

かなり強めに書かないと却下される可能性があります。しっかりと意思表示します。

②に全て「✔」を入れます。

③に署名を入力(自分の名前)

記入し終わったら「送信」をクリック。

☆Content ID の申し立てが取り下げられるべき理由の例文(コピペOK)

考慮事項に、異議申し立ての理由をパブリックドメインであるとして前回申し立てをしているので、その主張を裏付けるリンクを貼れと指示されていますので以下のように記載。

この音源は私及び〇〇氏が2021年9/27~2022年2/22まで共催する企画で演奏したものです。録音は各自宅で。ラヴェルは1937年に没しており著作権保護期間の70年を過ぎてパブリックドメインです。またこの作品はPTNA、日本著作権協会のページにてパブリックドメインとなっています。パブリックドメインである主張を裏付けるリンクは以下です。

●JASRAC 作品データベース
https://www2.jasrac.or.jp/eJwid/main?trxID=F20101&WORKS_CD=0M017889&subSessionID=001&subSession=start

●ピティナ ピアノ曲事典
https://enc.piano.or.jp/musics/329

著作権侵害の異議申し立てを却下されことに全く納得いたしませんので再審査を請求させて頂きます。却下の理由を詳しくご回答頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。

  • 日本語でOK
  • パブリックドメインである理由の年数や録音した日は書き換えて下さい
  • 著作権は国によって戦時加算があるので微妙な作曲家の作品は入念に調べて下さい
  • 著作権のリンクは↓から調べて書き換えて下さい
異議申し立てや再審査の理由を書くうえで大事なこと
  • いつ・どこで・誰が演奏したのか
  • パブリックドメインである説明
  • 申し立てに不服であり不当であることの主張

再審査請求の送信の確認

このようなポップアップが出ますので「閉じる」をクリック。

著作権の概要とステータスの画面の確認

〇の操作の部分がこのように「再審査請求について審査中です」となっていればOK。右上の「×」で画面を閉じます。

 

動画の管理画面で確認

ポップアップ中の文章が変わりました。「再審査請求中」となっていればOKです。

⑪メールが来る

このように相手が欲しい情報を的確に渡し、すぐにクレームがリリースされたとメールがきました。

再審査請求の確認期間

最長で7日ほどのようです。こちらは異議申し立てよりも早く消えます。今回は2日ほどでクレームのリリース通知が来ました。

再審査請求が却下された場合

この段階で却下される事案は今の所ないので恐らく大丈夫だと思います。

しかしもし再度却下されてしまってる場合は何か説明不足、またはPDではない作品で著作権に引っ掛かることがある可能性があります。そういう場合はもう一度よく調べ間違っていたのであれば素直に従いましょう。

しかしどう見てもどう考えてもPDだし自分の演奏だし…という事であれば再度審査の請求ができるのであれば申請しましょう。

まとめ

Youtubeの著作権侵害の申し立ての異議申し立てが拒否され「再審査請求」する方法について解説しました。

一回一回対応するのは面倒ですが、理由のテンプレートを作って手順のページをブックマークしておくと良いです。

余談ですがパブリックドメインの楽曲をアップしたときに著作権侵害の申し立てをしてくる著作権者はググるとほぼ怪しいところなので、放置しないでちゃんと対策を取って下さいね。

異議申し立ての手順はこちらのページから


サイト内関連記事

おすすめ書籍&グッズ

専門書籍・楽譜・CD

Amazon
楽天市場
Yahoo!Pay Pay モール
ヤマハ「ぷりんと楽譜」