それは弾けてない認定!骨折級ミスの直し方
動画レッスン
演奏のミスは少ないいにこしたことありませんが、それでもミスはどうしてもしてしまうものです。
実はミスはミスでも、そんなに気にならないミスと、骨折級の致命傷的ミスがあります。
今回は致命傷的ミスとその直し方についてお話していきます。
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ミスの種類
ミスには以下の3つがあります。
① ミスタッチ
② 音の抜け
③ 左右ズレ
ミスタッチ
ミスタッチには2種類あります。
❶ ちょっとかすって違う音を弾いてしまう
❷ 派手に大外し
音の抜け
音の抜けには2種類があります
❶ ちょっと抜けてしまった
❷ あちこち抜けて歯抜け状態
左右のズレ
ズレは技術的なズレと表現のズレがあります。ミスになるのは技術的な問題によるズレです。
❶ 合わないといけないのにズレてしまう
❷ 合わせようとすればするほどズレてしまう
気にならないミス
上記の中のミスタッチ、ちょっとの音抜けは上級者やプロにもよくあることです。
ちょっとしたミスタッチやヌケは奏者にとってはものすごいダメージがありますが、実際のところ聴いている側にはそこまでのミスには聴こえてなかったり、むしろ気づかれていなかったりすることが殆どです。
大外しは、アクシデント的に起こることもあって、本番で起こるアクシデントエンタメとしておくことの方が多いです。
改善方法
ミスタッチ、ヌケは
1⃣ 基礎練習・エチュードで技術を安定させる
2⃣ 弾き込んで演奏を安定させる
ことによって改善します。
大外しは
1⃣ 基礎練習・エチュードで跳躍ものをやり込む
2⃣ フォームや奏法の見直し
をして改善していきます。
骨折級のミス
骨折級のミスは
① 歯抜けぬけぬけ
② ズレズレ
です。
これはミスというより弾けていない認定される致命傷的な症状です。
最大の問題は、本人が気づいていないことが多かったり、改善方法が分からずなかなか治らないところにあります。
それでは骨折級ミスの原因と改善方法について解説していきます。
歯抜け
原因
❶ 技術が足りていない
❷ 自分の音を聴けていない
音が聴けていないことが最大の原因です。
改善方法
1⃣ 片手ずつゆっくり弾く
2⃣ すべての音を自分の指で捉え弾けてる感覚になるまで速く弾かない
ゆっくり、片手のすべての音を認識する作業をやらない人がこの症状になっています。まずは気づく事からです。
左右のズレ
こちらも技術的な問題と聴けてないは同じです。さらに具体的な症状は以下です。
症状
❶ 片方が速いパッセージでもう片方が拍の刻みのところ
❷ 重音
改善方法
1⃣ ❶は細かい速いパッセージに合わせようとすることで起こります。なので刻みの方に細かい音符を合わせるようにすると改善します。
2⃣ ❷の重音のズレはバランスを整えることによって改善します。基本的にどちらかの手の大きさを少し強めに弾いてあげることでズレなくなります。バランスは重音の度数によって微妙に変化します。(動画参照 ↓ )
さいごに
骨折級のミスは、適切に丁寧に練習を積むことで改善します。このポイントがよくなれば演奏はかなり向上しますので直すようにしましょう。
動画
具体的なやり方はこちらの動画で解説しています。
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